島沢優子のレビュー一覧
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少年野球のパパコーチをやっていることと、チームの監督、コーチ陣、一部の保護者の中に、怒鳴る、大声を出す、試合に出さないぞ!と脅迫する、やる気を出せ声を出せと圧をかけ、やる気と声がでないのはお前たちが悪いんだと罪悪感を植え付けるのを横で見ていて、なんとか改善しようと試みるも、指導方針やコーチングに関して、指導者と直接話さないと、まったくもって変わらない、というのを痛感していた。
話したところで変わるのか、自分と自分の子どもの居心地が悪くなるのは避けられないだろうな、地元のボランティアで運営されてるチームに期待し過ぎるのも彼らにとって酷だろうな、という感じで、諦めかけている。
本書を読んで勇気 -
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ネタバレ以前、ジェフ・ユナイテッド市原(・千葉)の非常勤取締役でした。その間、「ナビスコ・カップ2連覇~J2陥落~蘇我ユナイテッド・パーク(ユナパ)建設・竣工」と、天国から地獄を体験しました。オシム監督には直接お目にかかることはなく、次のアマル・オシム監督(息子)からでしたが、その偉業はいまだに仲間内でも語り継がれています。
既に多数の書籍が出版され、「いま何故オシムさん?」はありましたが、読んでみました。ゴールを決めたり、派手なディフェンスをした選手ではなく、チームのために献身的に走り切った「水を運ぶ人」を評価していたとか、選手の家族まで思いを馳せて発表時期を決めていたなど、「オシムの言葉」の -
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スポーツをする子どもの環境の中で、「指導者」と「その親」は大きな影響を与える。その「大人たち」が正しい知識もないまま、自身の承認欲求を認められただけに、子どもにきつくあたる、ときには暴力、暴言、性の捌け口とするような、「人としてあるまじき」行動を、この本では紹介されている。
スポーツをやってきた上で、「自分が暴力を振るわれるなど厳しい指導を乗り越えたからこそ、今の自分がある」と生存者バイアスを感じる日本人の大人たちは非常に多い。その経験を子どもたちにもしてほしいと思うこと自体が、もう時代遅れであると言える。
主体的に、自発的に、自ら考えられる子どもを育てる前に、大人がそれを体現しなくては、子ど -
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ネタバレ部活があぶない (講談社現代新書) 新書 – 2017/6/14
結果主義とわが子主義からの脱却が必要
2019年3月23日記述
島沢優子氏による著作。
2017年6月20日第1刷発行。
フリーライター。
筑波大学体育専門学群4年時に女子バスケットボール全日本大学選手権優勝。
卒業後は、広告制作会社勤務や豪州、英国留学を経て、日刊スポーツ新聞社東京本社へ。
スポーツ記者として、サッカー、ラグビー、水泳、バレー、バスケットボール等を取材。
1998年よりフリー。
『AERA』等で子育てや教育関係、
ノンフィクションを中心に執筆し精力的に活動している。
著書は、15歳で脳出血で倒れながら奇跡の