花守のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
最高に面白い
ほのぼの系、異世界飲食店繁盛記
世間の荒波に疲れたヒロインが、帰郷し、旅行に行った祖母の家の管理を任されたが、なんと裏口が異世界につながっていて・・
てな感じで始められた本作品、構成的には、普通の異世界間食文化チート披露型作品で特別目新しい訳でも無いが、類似作品によく有る利益追求・・特許、レシピ販売、独占契約などの欲望溢れる商魂たくましい展開が無いので、安心して読める良作だと思う。
ただ、気になるのは、異世界で喫茶店を開いて、収入を得るのは良いが、その収入で、バイト雇用の少年達の賃金を支払うのも解るが、その収入を現実世界に還元出来て無いですよね。つまり、ヒロインは、自腹を切って食事を提供してい -
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出版社の事務員をしている大庭小依(おおばこより)は、編集者の代理で、作家の皆月豊(みなづきゆたか)に、打合せの日程変更のお願いをしに行ったところ、着物を着こなすはんなり男子の皆月は、小依が編集者からの預かり持参した資料を見ながら、はんなりするすると打合せを進め、いつの間にかお抹茶を使ったスイーツとお茶にまつわる小話をまとめた特集本を企画し、編集者として担当することに。皆月と京都の名店や人気店を取材していくうち、二人は抹茶にまつわる逸話に絡む事件にまきこまれていく…
抹茶を使ったパフェやお団子など、食レポがとても上手くて、スイーツの美味しさがありありと伝わり、とても食べたくなりました。抹茶にまつ -
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アルファポリス…
ヒーロー目線で話は進んで行きます。ヒーロー目線での話は久しぶりに読んだので新鮮でした。お互いを見ているようで見ていなくて、相手を理解していたつもりでも理解できていなくて…。年月だけは虚しく過ぎていき、ヒーローは別の女性に恋をする。そして、記憶と視力を無くして生きている元婚約者と出会います。そして、静かな場所で冷静に昔の事を考えて自分は愚かだった。みたくないから、わざと言い訳をつけて見ないふり気づかないふりをしていたと深く後悔しながらも、成長していく話です。
凄く考えさせられました。見たくないから見て見ぬふりをして、自分より相手が評価されるのが嫌だから嫌いになって遠ざけて…。アルファポリスやって -
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Posted by ブクログ
おもしろかったです!
出版社勤務だけど、編集の仕事に初めて携わることになった小依と作家の皆月。
2人は取材のため、お抹茶に関する逸話を探しながらお抹茶スイーツを求め、京都の人気名所やお店を巡ります。
行く先々で出会うお抹茶スイーツも美味しそうでしたが、今まで知らなかった抹茶の知識も小噺もかなりおもしろかった。
二人で巡る京都は、クスリとなる軽快な会話と柔らかな雰囲気が心地よく、食欲も好奇心も満たしてくれる。
ちょっとした謎もあって、本の中から楽しみが次から次へと湧いてくるようでした。
もっともっとお抹茶について知りたくなったし、物語に触発されて、京都の町でお抹茶スイーツ巡りをしてみたくなり -
ネタバレ 購入済み
手紙から始まります
婚約破棄されたヒロインから元婚約者の王子に向けての手紙からはじまります。某ラノベと同じ展開なのですが、なかなか読みが応えありました。
好意が同じ様に返されないことで悪意に変わっていった王子。その王子に惚れて後先考えず婚約者の立場におさまった男爵令嬢。婚約破棄されたことにショックを受け、失明と髪を対価に記憶を失う魔法を受け入れたヒロイン。訳ありだとわかりながらもヒロインを受け入れたヒーロー。それぞれ色々考えがあってのことですがもたらした結果が全てでした。最後の方で元婚約者がヒロインに言った「道は交差することはない」という言葉が重かったです。ただラストにヒロインとヒーローの結婚式があり、ヒロインと -
購入済み
深いお話だと思います。
王太子という、思い定めを、生まれた時から背負って、生きていかなくてはならない。
ヒロインは、寄り添おうと、一生懸命努めた。
でも、王太子の心は、まだ成熟していなかった。
時は戻せない。
何年かして気付いても、もう、元には戻らない。
生きる事って、難しいですね。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ抹茶を使用したスイーツを巡る紀行エッセイを書くのが目的だから、無論抹茶スイーツがたくさん出てくるのだが、他のスイーツや料理も美味しそうだった。
小依ちゃんの食レポがいい感じなんだよなあ。
プラス日常ミステリも楽しめるという贅沢な話。
ミステリは単発ネタを何件とかと想像していたら、結局あるお店のお抹茶に関わるミステリなので、実質は一本かなあ。
喧嘩腰なキャラが関わってくるので、ミステリ部分はちょっとフラストレーションがたまった。
謎自体は楽しかったのだが。
それにお抹茶に関わるトリビア的話も色々出てきたのも興味深かった。
意外だったのは、主役二人が安易に恋仲にならなかったこと。
表紙からは想 -
ネタバレ
中古
自己中最低男を延々と見せられて終わりました。
疲れた〜、そして眠かったw
果たして、彼はあれで人として成長したと言えるのか?
結構ショックだったのは、男爵令嬢の処分。
自業自得とは言え、元凶の王子よりも悲惨な最後...
王子、ヒロインに対しては、色々と彼なりに⁈反省したようですが、男爵令嬢のことはどうなの⁈
スッキリサッパリ、忘れたようでしたね。
酷い男。
とにかく、自分大好き自己中男に、ムカムカするお話でした。 -
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胸糞悪い
主人公の第一王子は気持ちはなかった?とはいえ自分勝手で2人もの女性を傷つけた、最低男。
男爵令嬢も身勝手だったとはいえ、今までの脇役令嬢にしては可哀想だったと思う。ヒロインは最後幸せになったのはよかった。とにかく最後まで第一王子には胸糞悪かった。