イ・ドウのレビュー一覧

  • 天気が良ければ訪ねて行きます

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    もう一度観たいと思っていたドラマの邦訳本があると知って。

    「グッドナイト書店」を舞台に、登場人物たちのあたたかい言葉や思いやり、そして静かな愛が描かれる。
    書きとめたい素敵な文章がたくさんあり、ゆっくりと時間をかけて読んだ。ゆっくり読みたいと思える本は、いい本だなって思う。

    『よく目が覚めて、よく食べて、よく働いて、
    休んで、そしたよく眠れたら、それが素敵な人生』

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    2025年11月22日
  • 天気が良ければ訪ねて行きます

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    読み始めから心が暖かくなる、お気に入りの本になりました。たくさんの短い章で構成されていますが、特にその終わりにあるフレーズや文が印象的で、たくさん書き留めておきました。また冬から春にかけて読み返したくなる一冊です。

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    2025年11月01日
  • 私書箱110号の郵便物

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    ネタバレ

    前に読んだ #天気が良ければ訪ねていきます。が良すぎてまたイドウさんの作品を読んでみました。

    ちょっと不器用な、大人なのに、青春のような甘酸っぱのある愛の物語

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    2025年10月17日
  • 天気が良ければ訪ねて行きます

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    ネタバレ

    ソウルでの生活に疲れ切ったヘウォンは、ひと冬を故郷で過ごそうと、山と湖に囲まれた片田舎のバス停に降り立った。隣の空き家は、いつの間にか「グットナイト書店」という名の小さな本屋になっていた。店主は幼なじみのウンソプ。彼にとってヘウォンは、初恋の人だった。彼女が戻ってきたことで、静かな冬の生活が変わっていく・
    傷つくことに疲れた人と傷つくことを恐れる人…
    ふたりが背負ってきた過去を、温かい言葉と静かな愛で分かち合いそれぞれが再び人生を歩み始めるまでの、ひと冬のラブストーリー

    とってももすきな作品でした。

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    2025年10月17日
  • 私書箱110号の郵便物

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    韓国イ・ドウ作家のベストセラー。
    初版は2004年だそう。

    世間のルールを守り、脱線しないよう真面目に生きている内向的な性格のジンソル(30歳女)はラジオ局の構成作家。
    誰に媚びることもなく堂々としていて、仕事もできてユーモアも持っている、だけど実は心に小さなしこり(友人の恋人に10年以上片思い)がある有能ディレクターで詩人のイ・ゴン(33歳男)
    二人が出会い、お互い惹かれつつも
    ちょっとした誤解や嫉妬ですれ違い、お別れするもやっぱり忘れられずすったもんだの末また結ばれるというドラマみたいな恋愛小説。
    30代って、特に女性は自分の将来に漠然とした不安や焦りを抱える時期だと思う。好きな人ができ

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    2025年01月31日
  • 天気が良ければ訪ねて行きます

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    都会に疲れてひと冬を過ごす為に田舎に戻ってきたへウォンとその町でグッドナイト書店を営むウンソプとのラブストーリー。

    寝る前に布団でのんびり読んだ冬にピッタリの物語。
    グッドナイト書店でのブッククラブの様子も、ブログでの本紹介も、悪い人は出てこない登場人物たちも良くて、ゆったり読めて癒される物語で凄く好き。

    先にドラマを観てていいなと思っていたが余計な脚色がない原作の方が自分好みだった。

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    2025年01月28日
  • 私書箱110号の郵便物

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    すごく好きな本に出会ってしまった。
    古家さんは韓国らしくも韓ドラ的でないと評していたけど、私にとっては韓ドラ的で、視覚でこのお話を確認したくて、どうかドラマ化が実現してほしいと思った。
    言葉ひとつひとつが身に沁みて、自分でもわからないうちに、どういうわけなのかわからない涙が何度も滲み出て、読んでいて本当に気分がよかった。
    私が韓ドラに求めているそれだった。

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    2024年06月24日
  • 私書箱110号の郵便物

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    ドラマ化にもなった田舎の小さな書店の店主と初恋相手との再会を綴った2018年「天気が良ければ訪ねて行きます」は原作もドラマもとても良かったので、その著者が2004年デビューした作品が翻訳されたというので、忙しい合間に読むため電子書籍を購入しました。

    「韓国らしい、でも韓国ドラマ的ではない、主人公たち」と帯に古家正亨氏が推薦しておられるのですが、まさにこの作品を的確に表現されています。

    「冬のソナタ」によってもたらされた韓国ドラマブームから私もずっと韓国ドラマを追っかけているおばあさんです。

    日本の戦前を思わせるような韓国の家族体系への反骨精神、そして性開放に戸惑う私たち世代に、まだまだ恥

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    2023年11月26日
  • 天気が良ければ訪ねて行きます

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    ドラマを既に観ていたので、パクミニョンでありソガンジュンの世界ではあるのだけど、ゆったりと時間が流れるグッドナイト書房の世界観はドラマも原作本も同じ。
    この世界観がかなり好きで、これからの冬の季節にまさにぴったり。

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    2023年11月24日
  • 私書箱110号の郵便物

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    「天気が良ければ訪ねて行きます」に引き続き、文章がとても綺麗。気付いたらすっかり感情移入していて、読書で久しぶりに胸がズキュンとした。後半読む手止まらず。ヘビーリスナーのお爺さんがチャーミング!

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    2023年11月07日
  • 天気が良ければ訪ねて行きます

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    余韻がいつまでも残る!心の書棚の本が増えた。
    翻訳が、丁寧な表現の原文のひとつひとつを大切に伝えてくれている、至高な作品だ。
    物語も、ドラマティックでは無いのに、登場人物ひとりひとりのエピソードが深く染みる。メッセージ性もあり、忘れられない。
    作家の人柄が出ているのかも知れない。ひとつひとつ、ひとりひとり、それぞれ、あれこれ…どれも丁寧な、一方的な目線でない表現、荒削りな表現は無く、作家が読み手の側で作品に連れて行ってくれる…そんな読書時間だった。
    凄い作家だ!もっと読みたい。

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    2022年05月23日
  • 天気が良ければ訪ねて行きます

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    すごく暖かい小説。メタファーが少ない本でこんなに虜になれるのは久しぶり。著者の感性豊かさから、情景描写がリアルに伝わってくる。韓国行きたくなった。韓国の田舎に行きたい。

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    2022年02月19日
  • 天気が良ければ訪ねて行きます

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    なんというか、すごく、すごく良い読後感。
    グッドナイト書店の心地良い空間。
    そんな場所に立ち寄って、居座ってみたいものだ。

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    2021年05月04日
  • 天気が良ければ訪ねて行きます

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    架空の慧川という村を舞台に,グッドナイト書店の店主ウンソプとクルミハウスにやってきたへウォンの二人と周りの人に起こった様々な出来事がユーモラスにそして温もりを持って描かれる.慧川に降る雪,わーと鳴くキロジカ,居座る寒波に凍りつくクルミハウス溢れ出てくる文章の瑞々しさ,目の前に浮かんでくるようだ.
    ウンソプのブログ書店日誌がまた面白く,こんな本があれば読んでみたいものばかり.本屋さんの努力も応援したくなる.
    とにかく,何もかも素晴らしい本だ.翻訳も表紙も言わずもがなです.そしてウンソプさん,大好きです.

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    2021年04月05日
  • 天気が良ければ訪ねて行きます

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    なんだろう、文字を追っているうちに気づいたらその街の景色や情景が浮かんでくる。
    そして、登場人物の表情や心境が胸に突き刺さってくる。

    読んでいて心が温まる小説だ。文章が優しい。

    こんな本屋があったらなあ。
    そしてこんな隣人が現れたらなあ。

    人はその言葉と表情が一致せず、だからこそ、言葉を聞かず表情を読まなければならない。

    ひとりでいるときのほうがよく見えるものがあり、寂しさから学ぶことは思うより悪くない。期待するものが少ないほど、生活は穏やかに流れていくから、心から望むものが生まれるのはつらいことだ。


    人生はそんなに長くない。今から苦労しなくても、いずれ僕たちもこの世を去ることにな

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    2021年03月16日
  • 私書箱110号の郵便物

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    本の帯に書いてあった通り…
    韓国ドラマよりもリアルで、胸が苦しくなって、暖かくなって、最高にキュンキュンした。
    恋愛したくなるお話。

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    2025年10月01日
  • 私書箱110号の郵便物

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    中盤まではよくある関係性のラブストーリーで、恋愛の現役を過ぎた私には懐かしくも少し退屈に感じられましたが、起承転結の転のあたりでググっと面白くなり、最後まで駆け抜けることができました。読後感が温かく、いつかまた丁寧に読み返したくなるような心に残るフレーズがいくつもありました。およそ20年前の作品ですがあまり違和感もないので、孤独感だっり平穏を求めるあまりなかなか恋愛に踏み出せない感覚は変わっていないか、益々強くなっているのかなと思いました。

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    2025年05月25日
  • 私書箱110号の郵便物

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    ラジオ局で働く30代男女の不器用な恋愛模様。
    著者の本は「ゆっくり大切に読みたい本」と言われていて本作は韓国で20年以上前に出版されたが今も愛されているというのに納得。
    夜眠る前にゆったりと読んだ。
    文章が美しく登場人物それぞれの感情が心にそっと静かに響く。

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    2025年02月22日
  • 天気が良ければ訪ねて行きます

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    ゆっくり丁寧に物語が進んでいって、とてもゆったりとした読後感。
    時間かけて読み終えたので、へウォンや、ウソンプの日常を作中にもある、「グッドナイト書店の会員」になって垣間見ているような気分。
    恋愛ものとは知らずに読んだが、話はロマンチックになりすぎず、恋愛小説の甘々表現が苦手な私も難なく読めた。
    現代の韓国の文化も所々描写されて、分かりやすく注釈のもあるので、すんなり受け入れ読み進めることができ、翻訳も丁寧で読みやすい。

    作中に、
    「人生はそんなに長くない。今から苦労しなくても、いずれ僕たちもこの世を去ることになる。だからそれまでは、どうか幸せでありますように。」
    とあるが、とても優しく印象

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    2024年09月23日
  • 天気が良ければ訪ねて行きます

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    ネタバレ

    敬遠している翻訳物だが、比較的自然に読めた。

    日本語はいつも二人称がむずかしい。文中の「君」のニュアンスに違和感があるが、韓国の世界観ではどうなんだろうと、今でも考えている。多くは「あなた」でいくところだが、「あなた」が日常的かと言われればそうでもないし

    全体の人と人との関わりが優しい
    実はドラマを先に見て、なぜ好きなのに別れを決めたのか理解できなかったので原作を読んでみた。

    結局はっきりはわからなかった。

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    2024年09月19日