私書箱110号の郵便物

私書箱110号の郵便物

2,420円 (税込)

12pt

4.4

コン・ジンソルはFMラジオ局で働く構成作家。改編にともない、番組の新ディレクターとなったイ・ゴンと仕事をすることに。局内での評判は悪くないが、初顔合わせの段階からペースを狂わされ、人付き合いの苦手な彼女は当惑する……。丁寧な情景描写、人物の内面を繊細に描く文体で「ゆっくり大切に読みたい本」と韓国で評されるイ・ドウの処女作、ついに刊行。ソウルの地名が多数登場し、読むと街を散歩したくなる小説でもある。

★古家正亨氏、推薦
(ふるや・まさゆき MC/DJ/韓国大衆文化ジャーナリスト)
「懐かしいソウルの風景。自然と思い浮かぶ、慌ただしいスタジオでのやりとり。“30代の大人”が繰り返される日常に求めたもの。ラジオ局を舞台に“言葉”の担い手が不器用に、静かに紡ぐ、セピア色にときめくラブストーリーに胸打たれた」

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私書箱110号の郵便物 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    韓国イ・ドウ作家のベストセラー。
    初版は2004年だそう。

    世間のルールを守り、脱線しないよう真面目に生きている内向的な性格のジンソル(30歳女)はラジオ局の構成作家。
    誰に媚びることもなく堂々としていて、仕事もできてユーモアも持っている、だけど実は心に小さなしこり(友人の恋人に10年以上片思い)

    0
    2025年01月31日

    Posted by ブクログ

    すごく好きな本に出会ってしまった。
    古家さんは韓国らしくも韓ドラ的でないと評していたけど、私にとっては韓ドラ的で、視覚でこのお話を確認したくて、どうかドラマ化が実現してほしいと思った。
    言葉ひとつひとつが身に沁みて、自分でもわからないうちに、どういうわけなのかわからない涙が何度も滲み出て、読んでいて

    0
    2024年06月24日

    Posted by ブクログ

    ドラマ化にもなった田舎の小さな書店の店主と初恋相手との再会を綴った2018年「天気が良ければ訪ねて行きます」は原作もドラマもとても良かったので、その著者が2004年デビューした作品が翻訳されたというので、忙しい合間に読むため電子書籍を購入しました。

    「韓国らしい、でも韓国ドラマ的ではない、主人公た

    0
    2023年11月26日

    Posted by ブクログ

    「天気が良ければ訪ねて行きます」に引き続き、文章がとても綺麗。気付いたらすっかり感情移入していて、読書で久しぶりに胸がズキュンとした。後半読む手止まらず。ヘビーリスナーのお爺さんがチャーミング!

    0
    2023年11月07日

    Posted by ブクログ

    本の帯に書いてあった通り…
    韓国ドラマよりもリアルで、胸が苦しくなって、暖かくなって、最高にキュンキュンした。
    恋愛したくなるお話。

    0
    2025年10月01日

    Posted by ブクログ

    中盤まではよくある関係性のラブストーリーで、恋愛の現役を過ぎた私には懐かしくも少し退屈に感じられましたが、起承転結の転のあたりでググっと面白くなり、最後まで駆け抜けることができました。読後感が温かく、いつかまた丁寧に読み返したくなるような心に残るフレーズがいくつもありました。およそ20年前の作品です

    0
    2025年05月25日

    Posted by ブクログ

    ラジオ局で働く30代男女の不器用な恋愛模様。
    著者の本は「ゆっくり大切に読みたい本」と言われていて本作は韓国で20年以上前に出版されたが今も愛されているというのに納得。
    夜眠る前にゆったりと読んだ。
    文章が美しく登場人物それぞれの感情が心にそっと静かに響く。

    0
    2025年02月22日

    Posted by ブクログ

    「天気が良ければ訪ねて行きます」から。
    トレンディドラマのようなオシャレな恋愛小説。
    ラジオ局・構成作家など馴染みのないもので入り込みにくかったけれど、少しずつ愛を育む感じは良かった。

    0
    2024年10月31日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前に読んだ #天気が良ければ訪ねていきます。が良すぎてまたイドウさんの作品を読んでみました。

    ちょっと不器用な、大人なのに、青春のような甘酸っぱのある愛の物語

    0
    2025年10月17日

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