天気が良ければ訪ねて行きます

天気が良ければ訪ねて行きます

1,650円 (税込)

8pt

ソウルでの生活に疲れ切ったヘウォンは、ひと冬を故郷で過ごそうと、山と湖に囲まれた片田舎のバス停に降り立った。隣の空き家は、いつの間にか小さな本屋になっていた。「グッドナイト書店」。店主のウンソプにとってヘウォンは、初恋の人だった。彼女が戻ってきたことで、静かな冬の生活が変わっていく……。

外は冷たい銀世界が広がり、グッドナイト書店の中は温かく穏やかな時間が流れる。ふたりの間には、雪の結晶のように、ひとつふたつと少しの重たさも感じさせずに、愛情が舞い落ちていく。ゆっくりと溶けていく痛みと孤独。やがて明らかになる過去の秘密とは――。

傷つくことを恐れる人、傷つくことに疲れた人。それぞれが再び人生を歩み始めるまでの、心温まる愛の物語。

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天気が良ければ訪ねて行きます のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    もう一度観たいと思っていたドラマの邦訳本があると知って。

    「グッドナイト書店」を舞台に、登場人物たちのあたたかい言葉や思いやり、そして静かな愛が描かれる。
    書きとめたい素敵な文章がたくさんあり、ゆっくりと時間をかけて読んだ。ゆっくり読みたいと思える本は、いい本だなって思う。

    『よく目が覚めて、よ

    0
    2025年11月22日

    Posted by ブクログ

    読み始めから心が暖かくなる、お気に入りの本になりました。たくさんの短い章で構成されていますが、特にその終わりにあるフレーズや文が印象的で、たくさん書き留めておきました。また冬から春にかけて読み返したくなる一冊です。

    0
    2025年11月01日

    Posted by ブクログ

    都会に疲れてひと冬を過ごす為に田舎に戻ってきたへウォンとその町でグッドナイト書店を営むウンソプとのラブストーリー。

    寝る前に布団でのんびり読んだ冬にピッタリの物語。
    グッドナイト書店でのブッククラブの様子も、ブログでの本紹介も、悪い人は出てこない登場人物たちも良くて、ゆったり読めて癒される物語で凄

    0
    2025年01月28日

    Posted by ブクログ

    ドラマを既に観ていたので、パクミニョンでありソガンジュンの世界ではあるのだけど、ゆったりと時間が流れるグッドナイト書房の世界観はドラマも原作本も同じ。
    この世界観がかなり好きで、これからの冬の季節にまさにぴったり。

    0
    2023年11月24日

    Posted by ブクログ

    余韻がいつまでも残る!心の書棚の本が増えた。
    翻訳が、丁寧な表現の原文のひとつひとつを大切に伝えてくれている、至高な作品だ。
    物語も、ドラマティックでは無いのに、登場人物ひとりひとりのエピソードが深く染みる。メッセージ性もあり、忘れられない。
    作家の人柄が出ているのかも知れない。ひとつひとつ、ひとり

    0
    2022年05月23日

    Posted by ブクログ

    すごく暖かい小説。メタファーが少ない本でこんなに虜になれるのは久しぶり。著者の感性豊かさから、情景描写がリアルに伝わってくる。韓国行きたくなった。韓国の田舎に行きたい。

    0
    2022年02月19日

    Posted by ブクログ

    なんというか、すごく、すごく良い読後感。
    グッドナイト書店の心地良い空間。
    そんな場所に立ち寄って、居座ってみたいものだ。

    0
    2021年05月04日

    Posted by ブクログ

    架空の慧川という村を舞台に,グッドナイト書店の店主ウンソプとクルミハウスにやってきたへウォンの二人と周りの人に起こった様々な出来事がユーモラスにそして温もりを持って描かれる.慧川に降る雪,わーと鳴くキロジカ,居座る寒波に凍りつくクルミハウス溢れ出てくる文章の瑞々しさ,目の前に浮かんでくるようだ.

    0
    2021年04月05日

    Posted by ブクログ

    なんだろう、文字を追っているうちに気づいたらその街の景色や情景が浮かんでくる。
    そして、登場人物の表情や心境が胸に突き刺さってくる。

    読んでいて心が温まる小説だ。文章が優しい。

    こんな本屋があったらなあ。
    そしてこんな隣人が現れたらなあ。

    人はその言葉と表情が一致せず、だからこそ、言葉を聞かず

    0
    2021年03月16日

    Posted by ブクログ

    ゆっくり丁寧に物語が進んでいって、とてもゆったりとした読後感。
    時間かけて読み終えたので、へウォンや、ウソンプの日常を作中にもある、「グッドナイト書店の会員」になって垣間見ているような気分。
    恋愛ものとは知らずに読んだが、話はロマンチックになりすぎず、恋愛小説の甘々表現が苦手な私も難なく読めた。

    0
    2024年09月23日

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