小原晩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
第一作のここからが凄く好みの文章だったので
小原さんのエッセイはエッセイなのだけど小説みたいでほっこりする
全てがどうでもよくなった時の大盛りペヤング私も常備して親友にも渡そう
りんごちゃんとめろんちゃんとの時間はすごく羨ましいし、かと思えば職場の話は本当に心がぎゅーっとなるくらい辛くて第三者なのだけど逃げていいよ。
っと魚さんと同じ事を思ってた
同じ職場の彼氏さんや痩せて欲しい彼氏の話は無理だなー……と思いつつ、それでも好きでいる若さの危うさがあって胸が締め付けられた
最後のラーメン屋のはしごの彼氏と幸せになってほしいラーメン屋を2件目誘える彼氏なら、きっと幸せになれるよと……いつの間にか母目線に(笑)
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Posted by ブクログ
ネタバレ文体がユニークな気がして好き。登場人物もどこか浮世離れしていて不思議。あけぼのアイディンティティ、とかどこか少し引っかかる言葉を使う。水浴びをするおじさんの背中を眺めたり、雨宿りをしていたらみんなでお酒を飲むことになったり。緩やかと流れる時間。喪服が似合いますね、と褒められると言うのはいかがなものか、と思ったがそのような女性がいたら素敵だろう。
表題作、風を飼う方法は序盤からどこか不穏。ゆるく自分自身の時間を楽しんでいるようだけれど、彼女はやはりトラウマを軸として生きてしまっている気がしてかなしい。1人でコアラを見たい気分、と言って恋人の元から去るし山彦さんにも会わないことにする。彼女は自分を取り戻せるのかな、取り戻してほしい -
Posted by ブクログ
やっぱりわたしに似ていると思う。だからすっと入ってくるしすぐに(一日で)読み終わっちゃう。
自転車を取られないようにうまくやれとだけ言われて何回も自転車没収されるとか、わたしも自転車を駆使して働いてて没収されて確か桜木町?まで行っておじさんにいろいろ書いて渡してお金も渡して取り返したなとか、大阪出張でやめるのやめないの?とか聞かれた話でも、Mさんのとこ1週間ついてヘトヘトで、Kさんに確かカフェ連れてってもらってどうするの?的な話になってこれ以上は厳しいと思うと答えたなとか。Mに言っとくし明日の9時までに鍵ポストに入れといてとか、あっ、これで終わりなんだ、えっとこっからどうしよってなった。
いろいろ返しそびれてたものあってそれを返しにやり取りしてる度に、今この瞬間もKさんは都内駆けずり回っててわたしはこうして家にぽつんといるの、これでよかったんだって言い聞かせて。親に周りになんて言おう、、とか昼間から家でなみだなみだで。でも優しかったママもパパも友達も。上京後2週間とかで帰ってくるやついる??笑
おもろいな今振り返ると。
そんな似たような事例が多すぎて、共感しつつ笑える。文章の擬音がかわいくって。あと句点の使い方が他の人にはない、喋ってる感じがして好きだなぁ -
Posted by ブクログ
風を飼う方法もよかったけど、個人的にはカリフラワーがとても好きだった
以下、長文
「けだるいわあ」に出てくるチャーミングでメロウな女性の語録がすてきで、それをメモる主人公の描写も良くて、ホクホクしながら読んでいたら、最後に「風を飼う方法」で思ってなかった方向からぶすっと刺されてしまった。風って自分の気分のことなのかな、もっと言えば希死念慮かなあ。物語の筋的に入れなくても通じる情報番組のくだりは、だからこそ書きたかったことだと思った。あのワイドショーの話を挟むことで、作品そのものがエッセイではなく小説になった感じがした。
「風を飼う方法」は江國香織が書きそうで書かないテーマだと思っていて(少なくとも私が読んだ限りは知らない)、これまで彼女のことを令和の江國香織だと思っていたけど、別の存在として確立された感じがある
一番好きだったのは「カリフラワー」で、これは映像が完全に見えたというか、店の名前も、出てくる人の描写も、もう会わないだろう人にもらった入浴剤をお湯の途中で入れて「雑な森の匂いがする」と表現する感じとか、生活の丁寧じゃない部分、力が抜けた時間をちゃんと描いてくれるから温度があった。 -
Posted by ブクログ
「人間は皆、それぞれの山を登っているからである。似たような山に見えても、細部まできちんと見れば、それは誰ともまったく違う自分だけの山を、それぞれが好きに登っているのだということがわかる。」
小原さんのエッセイを読んで、小原さんの山を100mくらい一緒に登れた気がする。
周りの人たちが眩しくて、自分のことは誰よりもわからなくて、時々押しつぶされそうになる。
エッセイはこんな時寄り添ってくれるんだなと
なぜだか思った。
ぎゅうぎゅう心が苦しかったり、
ぐるぐる消化できなかったり。
はたまたほんのりあったかい気持ちになったりしながら。
エッセイは、生活の細部に宿る幸せを抱えこめるところが本当に素敵で、私は、私自身も周りの人達も蔑ろにしてきたんだなと心がチクリとする。
昔は取り戻せないから、今からでも私はエッセイストになりたい。
ちょっと意識して書いてみました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ短いエッセイの集まりなので読みやすいです。
高校を卒業してすぐに美容室で働き始めたようなので不思議だったのですが、高校に通いながら美容師の通信課程に入学しているのでそういう選択肢もあるのか~と思いました。しかし高校を卒業して働いている時も美容師のほうには通っているようで、美容室で働くのって資格なしでも出来るのか、採用するのか?と不思議な気分です。知らない業界の知らない雇用。
八王子って田舎なんですか?東京というだけで都会のイメージがあるのでどの程度なのか想像がつきません。近年なら熊が出る事もあるくらいの場所とのことなので、こっちの県庁所在地くらいで想像していいのか。都会かと言われると県内の他の市町村と比べると発展はしているけど都会では……のラインでしょうか。
18歳になった時に逃げるように就職する先が東京23区なのが東京出身といった感じで羨ましいような、近い分眩しく感じるものがあったのだろうかなと思います。
合間に差し込まれる挿し絵が素朴で好きです。佐知みづきさんという方のようです。イラストレーターさんも作者欄に掲載されれば読書の選択肢が増えるのではないかと思うのですが、作者ではないので難しいんですかね……。
奥付の所にある水色の紙、こんな装丁が出来るのですね。紙の本って楽しい。