小原晩のレビュー一覧

  • 風を飼う方法

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    小原晩さんの初の小説集。
    去年私が読んだ作品のなかで、特に印象的だったのが小原晩さんの「そこで唐揚げ弁当を食べないでください」で、心に残る言葉が多く描かれいて、
    この作家さんに注目してみようと感じました。
    本作を読んでみて感じたのが、エッセイのような
    小説だなと実感しました。
    小原さんが経験してきた思いが、小説に反映されているような気がします。



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    2026年03月23日
  • これが生活なのかしらん

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    「なんてことのない日常だな」と油断してページをめくっていると、いつの間にか他人の人生の『劇的なターニングポイント』のど真ん中に立たされている。

    小原晩さんのエッセイ『これが生活なのかしらん』を読み進めながら、私はずっと「どうしてこんなにも、ただの生活の記録に引き込まれてしまうのだろう?」と不思議でたまらなかった。だって、描かれているのは、本当にどこにでもありそうな、個人的でリアルな日々の風景ばかりだからだ。

    けれど、途中ではっと気がついた。
    彼女がなんてことのないような軽やかさで書き留めているのは、実は人生におけるすごく大事な分岐点ばかりなのだと。普通の人なら、もっと大げさに、ドラマチック

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    2026年03月22日
  • 風を飼う方法

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    小原晩の初小説。
    掴みどころのない登場人物たちと、抽象的な設定。それが魅力なんだと思います。
    ふわっとした夢の中のような短編集です。
    そのふわっとしたよくわからなさの中に、生きづらさや簡単には癒えない傷が含まれている。
    次作にも期待しています!

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    2026年03月20日
  • ここで唐揚げ弁当を食べないでください

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    若者のエッセイ。軽やかで、ポップで面白い。
    文書って自由で良いんだと感じる。文法がおかしいとか、この言い方で合ってる?とか、そういう文章じゃないと、表現できない気持ちがあるということを、気づかせてくれる。
    表題作の唐揚げ弁当の話が、すっごい狭い話で、貼り紙を見た時の気持ちが想像できて、めっちゃ良かった。

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    2026年03月14日
  • ここで唐揚げ弁当を食べないでください

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     最近読んだからそう思うんだというのはわかっているけど、『放浪記』っぽかった。それから、若さも感じた。たぶんそれは私が比較的若くなくなったからだと思うが。でも、ラジオで聴いた「わたしはわたしの文章が好き」という小原さんの言葉は忘れられない。

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    2026年03月12日
  • これが生活なのかしらん

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    ままならない日々の、とるに足らない出来事をつづったエッセイ集。著者の小原晩さんは、自費出版した『ここで唐揚げ弁当を食べないでください』でブレイクした方。
    エッセイなので小原さんの実体験がベースになっているのだろうが、創作にも思えるようなふわふわとした読み心地が不思議だった。3人で暮らしたシェアハウスでの日々のことが、明るく温かくて好きで、もっと読んでいたかった。

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    2026年03月10日
  • ここで唐揚げ弁当を食べないでください

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    日常の中のやり切れない影の時間についての描写がゴッソリと抜き落とされていて、或いはそこに少し触れる様な描写においても、深い言及や湿度が外に追いやられている為、日常の中の、煌めく「何でもない」のハイライトだけをプレゼントしてもらえた様な気持ちになる読書体験でした。そういうものを、みんなどこかで欲しているのか。
    モラトリアムというものがそもそも多くの場所で憧れとして扱われるのかも知れませんが、脳みそが「何でもない事」としてすれ違わせてしまう時間の中の豊かさを、それを捕らえる方法を、少しだけ教われるかも知れません。

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    2026年03月15日
  • これが生活なのかしらん

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    スーパーマーケットをふらふらしていると、ペヤングの超大盛りが目についた。私はそれを三つ買って帰り、黒のマジックペンで『すべてかどうでもよくなったときのためのペヤング』と書いてみる。P65

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    2026年01月29日
  • これが生活なのかしらん

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    こう言っちゃ本当申し訳ないが、著者の趣味嗜好には1ミリも興味が持てず、なにもかも別の星の生き物の観察日記を読んでいる気分だった。が、ストレスで味覚を失い、上からも下からも食べ物が出るような繊細さ、五感のセンサーの鋭さだけは、おそろしく伝わってくる。
    著者の経験した劣悪な環境下での搾取すら、「よわよわしい」「ふあん」「ばか」のような、ひらがなに崩された単語の感性によって、どこか「かるみ」のあるエッセイに変えてしまうのはすごいと思った。

    『生きたくなるセット』の、太陽の塔を眺めていたときの一節が特によかった。

    「その間、心のなかは無である。からっぽ、というのとは違くて、心には無が満ちていて、そ

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    2026年01月18日
  • これが生活なのかしらん

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    難しい言葉が使われておらず、かなり読みやすいエッセイだと思う。

    小原晩さんの作品は初めて読み、文体のリズム感が特徴的で面白かった。

    美容師時代の精神的・肉体的な疲労感が伝わって来た。
    美容師時代のスティックパンしか食べてなかった食を意識する余裕のない時代から、ずいぶん食を楽しめるように回復されていて良かった。

    生活の一つ一つを、愛おしむ様な優しい表現も良かった。

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    2025年09月28日
  • これが生活なのかしらん

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    さり気ない日々の中の たのしさ、ときめき、きらめき、どんより、もやもや。そんな一瞬が散りばめられて、それぞれの日々に優劣はなく戻ることもできないけど、どれも自分の欠片なんだと気づかせてくれるような一冊。

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    2025年08月23日
  • これが生活なのかしらん

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    なんてことない普通の生活をちょっとのぞき見したようなエッセイ。
    ひとり暮らし、友人たちとの3人暮らし、恋人との2人暮らし、それぞれに普通の生活があってどれも味わい深い。

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    2025年08月18日
  • これが生活なのかしらん

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    自費出版作品としては異例の売れ行きを記録した『ここで唐揚げ弁当を食べないでください』の小原晩、書き下ろし最新作!
    気になっていた唐揚げ弁当の著者。わくわくしながら読みました。新しい作家さんでまだ有名になりきっていないときの新鮮さというか、独特の光がある感じ、いいよね。文章は読みやすくて、あーいいねと気軽に頷ける感じ。その分ぎゅっと刺さるかと言われると正直私には微妙だったけど、好きな人は多いんじゃないだろうか。3人暮らしの話が一番面白くて、やっぱり気が合う女同士のシェアハウスってまじで楽しそう。一回やってみたいなあと思った。彼氏との同居生活は、彼氏の思考回路がいまいち理解できなかったのもありそこ

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    2025年08月14日
  • これが生活なのかしらん

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    とても好きな本屋さんで装丁に惹かれて
    衝動買いした本。初読の作家さん

    で、いきなりエッセイはなかったかなと。

    冒頭は軽めの文章でさらっと入れたのだけど
    後半は何やらイマドキの遠回しな言葉で
    恋の話。なんだけど使い慣れない言葉を
    わざわざ選んで使ってみた?的な印象。

    好き嫌いがはっきり出そうな作家さん?では
    あると思う。単に自分には合わなかった
    だけだと思うけれど1冊読んで批評するつもりは
    全くない。

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    2025年07月27日
  • これが生活なのかしらん

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    「こんな生活あるのかしらん」なんて思ったりして

    なぜか悲しくて可笑しい文章が
    ストレートに心にささる。

    読むのを止めることが出来ない
    この魅力はどこからくるのか?
    これからもそっと小原晩という人を見続けていたい。

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    2025年07月06日
  • これが生活なのかしらん

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    休日にゆっくりコーヒー飲みながら読むエッセイとしてはいい温度。
    兄との関係が描かれてるところが一番好きかな。

    最初の洗濯物の話は、ザワザワして「ここで唐揚げ弁当を食べないでください」に通ずるものがあるね。

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    2025年06月21日
  • これが生活なのかしらん

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    人間とはなんと自分勝手なものかと思い知らされる数々のエピソードを、鳥のような高い視点から冷静にエッセイに落とし込んでいて、読んでいて落ち着く。

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    2025年06月17日