小原晩のレビュー一覧

  • 風を飼う方法

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    ごく短い小作品が4編。

    こんなに脱力していても、強烈なメッセージを発することができるのか、とガツンときました。

    何気ない生活音とか生活臭みたいなものを、丁寧かつおっくうそうに描き、人間の独特のリアリティが醸されています。

    この作者をフォローしていく必要がありそうです。本当に。
    いつか、泣かされてしまいそう。

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    2026年03月15日
  • ここで唐揚げ弁当を食べないでください

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    小原さんを読むのは2回目。
    初めて読んだ『これが生活なのかしらん』と重なる部分も多く、「あぁ、あの時期ね」と友達の話を聞くように読んだ。

    短い文なのに引き込まれる。絶対大変な人生を生きてきただろうに、こんなふうに生きてみたいと思わせられるのが不思議。

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    2026年03月11日
  • 風を飼う方法

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    作者の書くエッセイがすごく好き。するする読めて心地よく、おもしろいのが好きだった。
    この作品も同じく読み心地が心地よい、するする読めるのだが、その延長線でずしんとくる話もあった。むしろそれが日常の延長線上にある苦しみを表している気がする。
    するする読み終わった後にぼーっとした。次は味わいながらじっくり読もうと思う。

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    2026年03月10日
  • 風を飼う方法

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    短編小説集
    ことばの紡ぎ方がとても好きで、さらりと読める一冊でした。

    「けだるいわあ」に登場するえつこさんや、
    「風を飼う方法」の山彦さんなど、
    それぞれの物語に出てくる人物も魅力的でした。

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    2026年03月05日
  • これが生活なのかしらん

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    2026年11冊目『これが生活なのかしらん』
    小原晩さんの文章って、なんだかおしゃれで読みやすくて、すっと入ってくる。
    ティーを用意して、窓から差し込む光をあびながら読んでるようなほっこりした気分になる。
    ほのおかしいって初めて聞いたけど、このことかと納得。
    「ここで唐揚げ弁当を食べないでください」も読みたい!

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    2026年03月03日
  • ここで唐揚げ弁当を食べないでください

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    小原晩さんのエッセイ。下調べせず、タイトルだけで手に取って読んでみたのですが、「人生」の煮凝りみたいな味わいがしました。

    常に前を向いて歩き続けれことなんてできないけれど、それでも長い目で見たら前に進んでいる、、、その経過を目を凝らしてみると人生はこんなに濃密なものなのか、としみじみしました。
    頭の中に浮かんだものをそのままぶつけられているような文体なのに、いやむしろだからこそ、頭にスラスラ入ってくる、というか自分の頭の中の声で再生されているような感覚になります。

    自分は自分の人生を、明日からも一生懸命生きようと思いました。

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    2026年02月08日
  • ここで唐揚げ弁当を食べないでください

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    表題にインパクトがあり気になって手に取ってみました。なにかから逃げたり前後不覚になったりうれしかったり悲しかったりつらかったりする気持ちがそのまま閉じ込められているようにみずみずしい。ポンっポンって軽やかに読み進められます。おもしろいのに切ない。短歌もすごく好きです。

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    2026年02月07日
  • ここで唐揚げ弁当を食べないでください

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    東京、大阪の片隅で特別じゃない、ただひっそりとでも確実にあったワンシーンをショートムービーのように切り取ったエッセイ

    初めての人の文章が綺麗で好みだとやったー!ってなる
    下北沢のトロワシャンブルでシナモントースト食べながら本を読みたい

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    2026年02月04日
  • ここで唐揚げ弁当を食べないでください

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    余裕がないときほど、こういう本を読むのが良い。

    小原晩さんの言葉の選び方も、価値観も、心があたたかくなった。

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    2026年02月02日
  • ここで唐揚げ弁当を食べないでください

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    名前のない感情がたくさん書いてある

    私の大事なものも、寂しさも、恥も、自由も、全部受け止めてくれそうで読んでいて心地が良かった

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    2026年01月12日
  • これが生活なのかしらん

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    優しい。優しくて人一倍感情に敏感なのだ。
    殆どの「うまくやれる側」の人間はずっと矢印が外へ向かっているでしょう。何かあっても深く理由は考えず、自分の方へ矢印を向けることはないと思う。他へ向けて、その向けられた相手もまた他へ向けて。
    それでも他人の感情に敏感で、変なところで真面目なタイプの人間は、その矢印連鎖を自分のところで止めてしまいたいと思ってしまう。むしろ自分がその矢印の最終地点なのかなとも。なんとなくそんな印象をこの本を読んで感じました。

    心のホウプと対話したい。自分の心に耳を傾けたい。
    本当に何もかもが自分のこれまでの生活の中で実際にあったことと重なって、まるで自分の日記を読んでいる

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    2025年12月21日
  • これが生活なのかしらん

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    やっぱりこの人の文章が好きだ。前作と内容や登場人物が被る部分も多いのに、読みたくなってしまうのは、ひとつの出来事や同じ人物に対して、小原さんが特定の感情にこだわることなく、色々な感度から覗きこんで、色々な可能性を含んだ解釈をしているからだと思う。特に「ほんとうはやさしい子」「兄のサービス」なんかは、前作の兄への印象とは大きく異なっていてすごく印象に残った。生き様は真逆でも、同じ人間から生まれ、同じ家で、同じルールのもと育ったから共有できる感覚みたいなものをここまで表現できるのはすごいと思う。

    それから、わさびとテストの話を読んでどこに江國香織を感じるのかまた少しわかった。恋人の善意を無碍にで

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    2025年12月13日
  • これが生活なのかしらん

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    前作につづき、小原晩さんの人柄が文章や選ぶ言葉に溢れており、この唯一無二の世界観が心地よくて、好き。

    小原晩さんの豊かな感受性は、やり過ごしてしまうような何気ない日常、きっと相手にとってはほんのささやかな関わりの中からも、何かを感じ取る。その時の感情に向き合うことで、社会を知り、自分の心を育てていく。自身の等身大の言葉で綴られるエッセーにはリアリティや重みを感じて、感情移入させられた。

    自分自身も日記を残したいと思った。日常で経験するどんな退屈、平凡に思うことさえも、何かを得ているんじゃないかと思わされる。自分の感性とも向き合って日々の棚卸をしていきたい。

    p.s.
    心が「無」である時

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    2025年12月07日
  • これが生活なのかしらん

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    友人の杉野さんが姉につけられたあだ名が「斎藤」というエピソードは、
    田中芳樹氏『創竜伝』の子犬に「松永良彦」と名付けた以来の衝撃だった。

    それと兄のレモンティーたまらん。

    美容室の先輩の客引きのコツが自分に全く応用できなかった話はふつうに経済のTipsとして感心した。
    対象(客)と自分(販売)がお互い人間だとマニュアル化できなさすぎる好例。
    「自らのストロングポイントを生かして対応しよう!」
    とか具体性に乏しい自己啓発本みたいなのが流通するのはこういうケースがあるからだろう。

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    2025年09月20日
  • これが生活なのかしらん

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    気取ったとこもなくて、何か美しいもので埋め尽くされているわけでもない。凡庸なのに非凡な不思議な筆致。これが生活なのかしらん。

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    2025年06月09日
  • これが生活なのかしらん

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    すごく詩的な文章を書かれる人ですね…!
    恋愛感情に振り回されるようなところもあって親近感。内容も文章も読みやすい。
    ずっと文章を書いていた人なのかと思っていましたが美容師さんだったとは。波瀾万丈な生活をシンプルにまとめていて面白い!

    個人的に三人暮らしがとても微笑ましくて愛おしく感じました。
    他の作品も読みたくなりました。

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    2025年05月15日
  • ここで唐揚げ弁当を食べないでください

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    【エッセイと言うよりも詩集】

    自費出版から異例の売上げで版数を伸ばし、ついに出版会社からの再発行を果たしたシンデレラみたいな本...という経緯を知って手にした一冊。

    若者の自由と孤独が書き綴られていて、なるほど同世代には共感、この季節を既に通り抜けた者には郷愁するだろう魅力的なエッセイでした。

    可能性は無限で、でも何も手に入れられてなくて。
    軽い体で風に乗って浮遊しながら、寂しくなったら羽を休めて。誰かと寄り添いまた風に乗る。

    自由さ、心もとない儚さ

    こんな言葉を何一つ使わずに、映像のような文章が色鮮やかに思いを表現していて、読み終わっても本を読んだと言うよりはショート

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    2026年01月22日
  • これが生活なのかしらん

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    ネタバレ

    仲良くなりたいと言ってくれた人が貸してくれた。僕も仲良くなりたかった。友だちになるかもしれず、それよりももっと淡くて名前をつけるにはもったいないような関係になるのかもしれない人。一瞬の気まぐれだと後から思い、知り合いでなかった頃の距離に戻るかもしれない人。僕は近づきたいから、彼女に借りた本を読む。

    とっても良かった。人生を書いているから。

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    2025年06月06日
  • 風を飼う方法

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    「ここで唐揚げ弁当を食べないでください」の著者による小説集。
    表題作以外は20ページ弱と、短くて読みやすい。
    ひらがなが多いとやわらかく感じる。(ただ一つの言葉を除いては)
    「かなしい」が「悲しい」より、ある程度緩和されるような。
    表題作の風を飼う方法は、ややドロっとしたような印象。ひらがなで可愛くすごいこと書いてる。

    しんどいとか辛いとかじゃなくて、けだるいを使って見たくなる。

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    2026年03月14日
  • これが生活なのかしらん

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    やっぱりわたしに似ていると思う。だからすっと入ってくるしすぐに(一日で)読み終わっちゃう。
    自転車を取られないようにうまくやれとだけ言われて何回も自転車没収されるとか、わたしも自転車を駆使して働いてて没収されて確か桜木町?まで行っておじさんにいろいろ書いて渡してお金も渡して取り返したなとか、大阪出張でやめるのやめないの?とか聞かれた話でも、Mさんのとこ1週間ついてヘトヘトで、Kさんに確かカフェ連れてってもらってどうするの?的な話になってこれ以上は厳しいと思うと答えたなとか。Mに言っとくし明日の9時までに鍵ポストに入れといてとか、あっ、これで終わりなんだ、えっとこっからどうしよってなった。
    いろ

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    2026年03月12日