小原晩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
エッセイで一躍有名になられ、お名前だけ知っていた小原さん。
読もう読もうと思っていながら、いつか絶対読むからまだ他の本をと思い手を出せていなかった。
ある本屋さんで、こちらのサイン本を見つけたので、これはもう小原作品を読む時が来たってことと信じて購入。
ダウ90000の蓮見さんが、日常の切り取りかたが素晴らしいと言っていたが、本当にその通りだった。
ひとつ目の弁当屋さんのお母さんも、4つ目の主人公の母とのやりとりも、涙が流れてしまった。
「いくら死にたくとも、健康がいちばんである」
を何回もなぞっていた。
2時間もかからず一気に読めた
何度も読みたいと強く思った作品
心地よい文が目の前に情景 -
Posted by ブクログ
ネタバレこのエッセイの言葉はやわらかい。触れたら崩れ落ちそうな儚さを備えている。しかしながら、やわらかいのは表面だけで、内部には確固たる意志を持った思いがある。筆者の人となりは分からないが、それを映し出した文体だと感じた。
自分も最近日記を書いていると、生活の全てに、エッセイにできるような輝きがあるとは思わないが、ときどきどうでもいいことだけど、心に残ったことだとか、誰かに伝えたいことが現れる。そんなときに、そのことを誰かに伝えられる手段としてのエッセイもいいんじゃないかと感じられた。
自分に起こった楽しいこと、つらいことを言葉で捉え直すことは、その時の感情を捉え直すことであり、感情を捉え直すこと -
Posted by ブクログ
いちばん好きになったのは『けだるいわあ』のあけぼのアイデンティティ。
あけぼのっていう弁当屋のえつこさんがいちばん、しっくりした。年齢的なものもあるかも。
ひとの感想を聞いたんやけど、まったくワタシの思っていたことと違うこと言っててそれが面白いと思った。
この弁当屋で働くことになるのはたまたまだし、お弁当美味しかったのは確かだけどここで働きたい〜ってワタシは読まなかったから。たまたま、アルバイト募集の紙が貼ってあったから電話しただけだし、離婚してひとりになって貯金が減るから仕事することにしただけだし、そういう流れに乗ってしまった田中さんのはなしって読んだから、全然違う風に読み取ったひとのはなし -
Posted by ブクログ
第一作のここからが凄く好みの文章だったので
小原さんのエッセイはエッセイなのだけど小説みたいでほっこりする
全てがどうでもよくなった時の大盛りペヤング私も常備して親友にも渡そう
りんごちゃんとめろんちゃんとの時間はすごく羨ましいし、かと思えば職場の話は本当に心がぎゅーっとなるくらい辛くて第三者なのだけど逃げていいよ。
っと魚さんと同じ事を思ってた
同じ職場の彼氏さんや痩せて欲しい彼氏の話は無理だなー……と思いつつ、それでも好きでいる若さの危うさがあって胸が締め付けられた
最後のラーメン屋のはしごの彼氏と幸せになってほしいラーメン屋を2件目誘える彼氏なら、きっと幸せになれるよと……いつの間に -
Posted by ブクログ
ネタバレ文体がユニークな気がして好き。登場人物もどこか浮世離れしていて不思議。あけぼのアイディンティティ、とかどこか少し引っかかる言葉を使う。水浴びをするおじさんの背中を眺めたり、雨宿りをしていたらみんなでお酒を飲むことになったり。緩やかと流れる時間。喪服が似合いますね、と褒められると言うのはいかがなものか、と思ったがそのような女性がいたら素敵だろう。
表題作、風を飼う方法は序盤からどこか不穏。ゆるく自分自身の時間を楽しんでいるようだけれど、彼女はやはりトラウマを軸として生きてしまっている気がしてかなしい。1人でコアラを見たい気分、と言って恋人の元から去るし山彦さんにも会わないことにする。彼女は自分を