小原晩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
名前から男の人だと思っていたら女の人で、しかも最初の唐揚げ弁当の話から想像がつかないほど繊細な感覚を持っていて、一気に読んだ。江國香織が一般人として生まれ、育ち、生活していたらこんな文章を書くんじゃないかと思った。特に「急につめたくなるもの」とか。
20歳の誕生日の夜、めちゃくちゃ頑張って仕事を早く切り上げたのに職場に家の鍵を忘れたとき「私の人生ずっとこんな感じなんだろうな」と思った話に、あーわかる、とうなずきながら、似たような感覚の人がいて安心した。小原さんの生き急がない感じは心地いいけど、もちろんダメダメな失敗をして盛大に落ち込む日もあるわけで、そういうのをまるっと受け止めて前に進めるよ -
Posted by ブクログ
ひとり暮らし、友人たちとの三人暮らし、実家暮らしなど、著者が実際に体験した日々の小さな(たまに大きな?)出来事を綴ったエッセイ。
自分を飾らずにありのままを書いていて、脱力感があって、するすると読み切ってしまいました。
平和な日々や楽しいとはいえない日々が混ざりつつ、けどなんだかんだ人生を楽しんで自由に生きている著者の言葉に、私自身も元気づけられました。
「それより私とサボりませんか」の話が特に好きで、誰もが考えてしまうような人間の弱いところを表現していて、面白かったです。
著者の別のエッセイである「からおげ弁当をここで食べないでください」にも登場した方たちも垣間見れて、よかったです。 -
Posted by ブクログ
ユーモアのある素敵な先輩に教えてもらった本。
春の日に、窓を開けて読むのにとてもよかった。
全体的にひらがなが多く、ふわふわした印象。また、私の語彙が少ないのかもしれないけど、あまり聞いたことのない独特な表現を多用していた。ひとつひとつの話が長くなく、かつリズムのいい引き込まれるような文章なので読みやすかった。
読んでいて、結構ハードモードな人生なんだなと思った。でも、それをそこまで苦に思っていないし、なんなら、楽しそうで、どこか客観的に捉えている気がした。なんとなくずっと恋人のような存在がいるのに(知らんけど)、めっちゃハッピーとはなってなくて、つかみどころがないなと感じた。
この本