テッドチャンのレビュー一覧

  • 息吹

    Posted by ブクログ

    「偽りのない事実、偽りのない気持ち」がよかった。事実の正確性はどのくらい必要でどのくらい不要か?
    SFを通して人間を考えるの、好きだ。

    0
    2025年01月22日
  • あなたの人生の物語

    Posted by ブクログ

    濃密な8篇の短編集。
    著者自身はアイデアが次々と湧いてくるタイプではないとしているそうだが、各作品で描かれる世界の構成力が半端ない。
    SF的なものの見方・考え方が図抜けているといってもいいかも。標題作もいいけど「地獄とは神の不在なり」の無常感は凄すぎる。

    0
    2024年11月30日
  • あなたの人生の物語

    Posted by ブクログ

    表題作が美しく切ない。ガイ・ドイッチャーの「言語が違えば、世界も違って見えるわけ」をSFにもってきた感じだけど、物語の構成がおしゃれ。

    0
    2024年11月20日
  • あなたの人生の物語

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『ゼロで割る』
    本質的な理解などできない、意味がないということを、魂と同じように信じていたものから突きつけられてしまった孤独と、それが理解できず苦しむ孤独、分かり合えないものを数学的な視点と重ね合わせて描かれている。絶望と、伸ばした手の行き場がない苦しみがこの数学的問題に直面した数学者たちの痛みをわずかでも伝えてくれるような錯覚をいだいた。

    『あなたの人生の物語』
    どうやったらこんなお話が生まれるんだろう。ヘプタポッドたちの文字に関する化学的な部分の理解は私には難しくて理解しきれなかったけれど、結果としてそこにありながら過去、未来、現在が同時に同じように存在し、その全てを同じように知覚するこ

    0
    2024年11月07日
  • あなたの人生の物語

    Posted by ブクログ

    表題作、僕の読んだ中でいちばん美しい話だった
    自由意志が彼の中の大きなテーマなのだろうな
    僕はなくてもいいと、初めて思えた

    0
    2024年08月19日
  • 息吹

    Posted by ブクログ

    当代随一のSF作家、テッドチャンの2冊目。前作は心に残るけれど難しい、と思ったんだけど、今作は泣けた。
    もう1作目の「商人と錬金術師の門」から文字通り泣いたもんね。事実は変えられないタイムマシンで亡くなった妻に会いに行く夫。泣くしかない。悲しいんじゃなくてよかったよねって。
    「ソフトウェア・オブジェクトのライフサイクル」は心に残った。アナとデレク、どっちの決断を自分なら支持するだろうか…デレクがかわいそうじゃん、みんな結局自分が可愛いんじゃん、と思っちゃったけど。
    「不安は自由のめまい」はタイトルが美しすぎて。自由意志ってないかもだけど、だけどその時自分がした決断に意味がないってことはないよ!

    0
    2024年08月11日
  • 息吹

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    テッド・チャン作品がハードSFでありながら広く受け入れられている理由は、映画化のタイトルに象徴されるように「メッセージ」が明快で、美しいことにあると思う。ハードSFらしい現実離れした世界観やアイデアがありながら、詩的で流麗な筆致が読者を引き込み、力強いメッセージを胸に刻んでいく。本当に稀代の作家だと思う。

    様々な価値観、背景を持った人間たちが「運命」(世界の運命かもしれないし、自分の運命かもしれない)に直面した時、何を考え、どう振る舞うのかを徹底的に突き詰めていく作品が多い。ここまで多様な価値観を一人で想像できるのか、と驚かされる。

    著者は死ぬほど頭が良く、人間の知性を強く信じてもいるので

    0
    2024年07月04日
  • 息吹

    Posted by ブクログ

    『三体』繋がりでサジェストされたので読み始めた。短編集のタイトルと同じ2つめの『息吹』はほんの2〜30ページだけど、長いあいだ私が考えてきたことそのものだし、きっと誰もが考えてきたことそのものなんだと思う。

    0
    2025年03月15日
  • 息吹

    Posted by ブクログ

    『あなたの人生の物語』から18年ぶり2冊目の短篇集。


    相変わらずどれも完成度が高く、世界設定や近未来的なガジェットは明らかになるたびワクワクさせてくれるだけでなく、私たちの現在を鋭く照射して思考を促してくる。
    だが、前作に比べて幻想的なモチーフがグッと減り、倫理的な問題を扱う傾向が強くなった。そのためなのか、前作では割り切ってばっさりとバッドエンドを書く作品もあったが今作はどれも道義的な決着がつくところが教訓じみていて、個人的な好みと少しズレたなぁと思った。
    読んでるあいだは夢中で楽しめたけど、良くも悪くもたとえ話が上手な科学ノンフィクションの読後感。
    以下各篇感想。

    ◆商人と錬金術師の

    0
    2024年04月26日
  • あなたの人生の物語

    匿名

    購入済み

     

    面白かった。
    難解な話がいっぱいあったけど、全体的に楽しめた。
    映画のメッセージからしったけど、どの話も深みがあってとてもよかった。

    #タメになる

    0
    2023年12月10日
  • 息吹

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「予期される未来」
    が短編やけどすごく好きだった。

    ◉追記
    映画「メッセージ」の原作が、あなたの人生の物語/テッド・チャンだったことを知って改めて見返した。
    10年前に観た時は全然理解できなかったけど、「予期される未来」とは対になるようなメッセージ性を感じた。改めて観た映画もすごくよかった。

    ◉文章
    ・自分の記憶を信用できないとしたら、わたしかいくら個人的な内省に時間を費やしているといっても、とれどけ説得力があるだろう。
    ・思っている以上に多くの記憶が捏造されていて、セルフイメージを築く礎石となっている前提条件のいくつかが実際に嘘だということだ。
    ・ある特定の傾向の行動を何年もとりつづける

    0
    2026年02月02日
  • あなたの人生の物語

    Posted by ブクログ

    「息吹」の方を読んで面白かったので、こちらも読んでみようと思って手に取りました。
    今回も「もしもこんなものがあったら、どんな社会でどんな人々が何を思って暮らしているか」が鮮明に描かれてて考えながら読んだので時間がかかりました。
    個人的には「地獄とは神の不在なり」が好きでした。この、善行をしていれば報われるとも限らない理不尽さはいつも感じるので、結末まで理不尽でいっぱいなところ噛み締めちゃいます。
    他の作品も色々後から色々思いを馳せるところが多くて余韻に浸れる作品でした。

    0
    2025年10月27日
  • 息吹

    Posted by ブクログ

    骨太SFだった。。。
    かなり読書筋が必要だけど、唯一無二の読後感があり、何食べたらこんな設定を思いつくのかと感じるほど斬新なテーマが多かった。全体を通して透明でキレイなSFでした!

    0
    2025年10月18日
  • あなたの人生の物語

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    表題作
    映画メッセージは、随分前に観て、感動して泣いた。

    原作はそれから何年も経って読んだ。
    積読チャンネルの飯田さんが、最も美しい物語と言っていたので。

    正直、言語学とかよく分からない用語など次々出てきて、いつも寝落ち。
    何日もかかって、ついにカフェで読み終えた。

    後半、どんどん主人公の思考と現在の描写が近づき、混ざっていく。
    私はラストを知っていたけれど、それでもゾクゾクして、最後は心がギュッとなった。
    妻として、親として、どんな人生か分かっていても、きっと私も同じことをする。
    大切な人を大切にしたい。
    ちゃんと言葉や行動で伝えて。

    ○バビロンの塔
    書かれていることの意味が分からず

    0
    2025年10月12日
  • 息吹

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ようやく文庫を発見した。
    待ちに待ったテッド・チャン二冊目。

    『商人と錬金術師の門』はハヤカワ文庫のSF傑作選『ここがウィトカなら、きみはジュディ』で、『息吹』は『SFマガジン700』でそれぞれ読んでいたが、テッド・チャンの文庫として入手できてとても嬉しい。

    私がテッド・チャンの文章を表現する時よく「緻密」という言葉を使用するのだけど、今回も改めて。もっとも緻密なのは表題作の『息吹』。静かで、息を殺して主人公の一挙手一投足を見守るような、そんな読書体験。

    そして『息吹』もそうなのだが、構築された世界観にも言及したい。
    『息吹』は人間ならざるもの(ロボット?)が生きる世界。
    そして神が世界

    0
    2025年09月15日
  • あなたの人生の物語

    Posted by ブクログ

    理解出来ないところもあったが、面白かった。
    人間愛を感じられる小説だった。
    バビロンの塔
    理解
    あなたの人生の物語
    地獄とは神の不在なり
    が印象深かった。
    「バビロンの塔」の広大なイメージができるところが良かった。
    「理解」はレオンがよかった。
    「あなたの人生の物語」は親子愛を感じられるところに心動かされた。
    地獄とは神の不在なりはニールのセイラへの思いに切なさを感じた。

    0
    2025年09月13日
  • あなたの人生の物語

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    SFを読むのが得意でないので、想像より読むのに時間がかかった。表題作の「あなたの人生の物語」が気になって読み始めたが、1番面白かったのは「顔の美醜について : ドキュメンタリー」だった。自分ならどうするか、どうなった世界を目指すべきなのかを考えながら読むのが楽しかった。

    0
    2025年07月13日
  • 息吹

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    第一作品集は全作面白かったが、本作9編もまた、全作面白い。
    ひとつひとつ感想は書かないが、第二作品集は親子のテーマが多いせいか、人の善性を歌い上げるような話が印象的。
    もちろん、徹底した思弁と、辛い状況をふまえて、なお人には自由意志があるのだ、と。
    絵面としては「息吹」が可愛くてお気に入り。

    ■「商人と錬金術師の門」
    ■「息吹」
    ■「予期される未来」
    ■「ソフトウェア・オブジェクトのライフサイクル」
    ■「デイシー式全自動ナニー」
    ■「偽りのない事実、偽りのない気持ち」
    ■「大いなる沈黙」
    ■「オムファロス」
    ■「不安は自由のめまい」
    ◇作品ノート
    ◇大森望 訳・解説

    0
    2025年03月07日
  • あなたの人生の物語

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    テッド・チャンほど感想を書くのが難しい作家はいないと思う。

    個人的にやっぱり1番好きなのは元言語学徒なのもあるけれど、「あなたの人生の物語」。
    異星人とのファースコンタクトという舞台設定で言語によるやり取りを細やかに描いて、最終的な物語の核を「異星人との言語を習得することによって認識に影響を及ぼす」というのところにもってくる発想は驚きしかない。
    そんな奇想天外な設定で、家族の愛を切実に感じられる作品であり、読後の衝撃、感動は他の作品とは一線を画していて、まさにテッド・チャンという感想しか出てこない。

    最近宗教について勉強している自分にとって「地獄とは神の不在なり」もかなり興味深かった。

    0
    2024年12月15日
  • 息吹

    Posted by ブクログ

    やたら推されているようなので読んだが、自分にはあまりピンとこなかった。表題の「息吹」はこんなものを読者に想像させて大丈夫か?と思うほど読んでると頭がおかしくなってくる。あとは「オムファロス」のキリスト教的な世界観が本当に科学的だとしたら?という逆転の発想は面白かった

    0
    2024年10月28日