緒方剛志のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
これまでブギーポップシリーズを読んだことはなかったけれども、これを機にシリーズを読みたくなりました!それは『ブギーポップは呪われる』を読んで学生の頃の暗澹とした部分を思い出し、当時の自分なら共感しまくりだなと思ったからなのです。
今作はとある県立高校で流行する「この学校は呪われている」という噂が生徒たちの持つ不安や苛立ちを表立たせ学内は混沌の渦に向かってしまうのが核となっていました。
私の学生のときは将来に対する漠然とした不安や、周囲とうまくやるためのプレッシャーなど負のエネルギーが多かったです。そういう負のエネルギーが自分はこういう人間だとかこうあるべきだと決めつけていたんだなと感じるところが本作で登場する人物から感じられました。そして、そうなったことを責任転換して心を楽にしようとする逃避も見られました。
こういう学生の頃の心の機微を改めて想起できたのは良かったです。他の作品もこんな風にあの頃の心の混乱を読み解けるのかもしれないと感じ、より他の作品も読みたくなりました! -
Posted by ブクログ
急速に世界のバランスが変化していくなかで、統和機構の中枢の座に就こうと画策するマキシム・G(ゴーリキー)は、事件のカギとなる綺にねらいを定め、彼女の身柄を捕らえようとします。しかしビートと朝子の反撃を受けて、マキシム・Gはいったん手を引くことを余儀なくされます。
ビートたちは、凪の身体に打ち込まれた杭をとりのぞくため、統和機構に所属する研究者の少女フェイ・リスキィのもとを訪れます。そこへ、綺を追ってきたアルケスティスが登場し、奇蹟の能力にめざめたフェイとの戦いがはじまります。
どんどんストーリーが壮大になっていって、スピン・オフ作品ながらむしろ本編よりもこちらのほうが「ブギーポップ」シリーズの世界観の中軸にかかわる物語になってしまっている印象がありますが、著者がどのようなしかたでこの物語の結末をつけるのか、興味があります。