キム・ホヨンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
コンビニは便利な店の意味なのに、不便なコンビニ(불편한 편의점)とは…。ソウルの青坡洞にあるコンビニのオーナーのカン・ミンシクは母親がやっていたこのコンビニを引き継いだが、コンビニの作業は店長のオ・ソンスクに任せて自堕落な生活を続けている。そのため新しい商品も発注されず、店の売り上げも低迷している。店長の自宅から店まで500メーターほどだが、それでも息が上がる。このコロナ対策のマスクのせいだ。そんなおり、深夜バイトのクァクが辞めるといってきた。郷里の光州に帰るという。友達がビルのオーナーをしていて、ビル管理人を探していたのだそうだ。今度は深夜バイトの募集をしなくては…。雇われ店長も辛いもんだ。
不便なコンビニの続編です。前のオーナーのヨム・ヨンスクも登場します。以前のスタッフのその後も分かります。 -
Posted by ブクログ
前作で主人公の正体がわかってしまったのに、
どうやって続編を作ったの?と興味を持って読み始めた。
前作主人公独孤氏は、本作の主人公ではなくなっていた。
でも、舞台は同じ『不便なコンビニ』。
そして、本作では前作からの細やかな伏線回収なされ、
さらに『不便なコンビニ』を別のストーリーとして
書き換えてしまっていた。なるほど、すごい。
興味を持っている人は、できれば、2冊で1作と思って読んでみてほしい。
前作と同じくKヒーリングの土台のまま、
登場人物たちの優しさや思いやりに触れてホッとすることは変わらない。
『不便なコンビニ』を読もうと思ったきっかけは、
本作の著者のトークイベントに参加するためだった。
どちらかと言えば、同じイベントで登壇する『ようこそ、ヒュナム洞書店へ』の
ファン・ボルムさん目当てだったのだが、どうせならと思って読んでみた。
そして、読んだ本の印象と実際の著者の雰囲気や話し方を目の当たりにすると、
この『不便なコンビニ』は確かに彼から生まれたものなんだと思った。
トークイベント前、
私はこの本を読んで、読みやすい分かりやすい構成と、
必要な要素を組み合わせて無駄なく使い切る文体が、
韓国の多くの人に受け入れられるきっかけになったのだろうと感じた。
ただ、私にとってはもう少し人の感情を深掘りしていくようなものがいいとも思っていた。
トークイベンを聞きながら思ったことは、
元編集者というだけあって、やはり人気になるものをよく熟知していらっしゃったんだ、ということだった。
用意周到というよりは、自分の編集者として活動していた経験をしっかりとこの本に活かしたんだろうと。
悪くない、でも私にはこっちよりそっちの方が好きなんだ、
と改めて思ってしまった。 -
Posted by ブクログ
ジャンルの一つとして、Kヒーリングという言葉ができたのは、
この作品もきっかけの一つになっているらしい。
韓国では大ベストセラーなのだとか。
どうりで、ゆっくりと胸に暖かさが積み重なっていくような感覚があったのか。と読後に思った。
ただ、私は個人的には読み比べた『ようこそ、ヒュナム洞書店へ』の方が好みではあった。
『不便なコンビニ』は、記憶を失った主人公と、
その周りの人たちの触れ合いが描かれる。
主人公はホームレスだったが、ある日女性のポーチを拾ったことがきっかけで彼女の営むコンビニで働くことになった。
なんだこいつ、と主人公のことをはじめは思うものの、
慣れてくると各章に分かれた1つ1つの小さなエピソードが
小気味よく感じられてくる。
そして物語自体はあっさりと進んでいき、その中で主人公も
周囲の人たちも、
誰もが人に対して思いやりを持って接することを考え始める。
ヒーリングというだけあって、読んでいて気持ちが緩んでいくのだが、後半の2章は重い。
大切な人を大切に思い続けることは、とても大変なことで
簡単じゃないんだと、改めて思った。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ1を読む機会がなく、2から読み始めてしまいましたがとても面白かったです!
たかがコンビニ、されどコンビニ。
コンビニはどこにでもあるけれど、そこで働く人はそれぞれ違う人で、いろんな過去を持っている。当たり前のことだけど、あらためて気付かされました。
クンボさんの少しおせっかいだけど朗らかな性格によって、コンビニに関わった人たちがたくさん救われた。クンボさんはコロナ禍で希薄になった、人と人を結びつけるような存在だなと思いました。みんな何かしら心に抱えているけど、コンビニを訪れてクンボさんとはなして少し心がほぐれていく。
でもそのクンボさんがコンビニに来てくれたのは、オーナーのヨムさんの日々の努力によるものであり…。頑張りが報われて、さらにその輪が広がっていく、心暖まる物語だと思いました。
前作に出ていたであろう独孤が気になり、1巻目も読みたくなりました!