澤上篤人のレビュー一覧
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ネタバレ2014年に書かれた本なので、情報は古いが長期投資家とは?の部分は今でも活かせる。
・イギリスがナチスドイツの動きを探った方法
ドイツ国内の地方紙を分析、高官がどこの集会に参加したかを突き止めた。
・銀行が債権を持つと、決算のあるたび評価損を出さないといけない。値下がり前に売却してしまう。長期金利急上昇する
・香港チャンさん 本物の事業家 香港を脱出する人のために不動産を買い取り 自分の役割を果たした。自分の富を香港人の為に使った。失敗しても元の一文無しに戻るだけ。。。
・ポーランド富豪100人が一人2家族ずつ手厚く支援
そこから新生ポーランドを担う人材が生まれた
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Posted by ブクログ
社会人になって10年ほど経過した、今から20年程前から株式や投資信託を購入してきましたが、日本円で計算すると計算すると収支トントンで、良い勉強にはなりましたが資産は増えることはありませんでした。
5年ほど前に、もう投資はやめて地道に積み立て貯金しかないのかなと諦めかけていたところ、この本の著者である澤上氏の本に出会いました。証券会社に勤務されていて、これからのファンドを社内で作ろうとしたらそれが叶わず、だったらということで自分で会社を起こして、自分の理想にあったファンドを作られたという内容でした。お陰さまで、私が体験した投資信託で唯一と言っていいほど、プラスの実績をあげています。
この本は澤上氏の書かれた最新本(2022.4.29現在)です、彼の主張は一貫性があります、来るべきインフレ時代に備えて準備を進めていきたいと改めて感じました。
以下は気になったポイントです。
・石油ショック時にはOPEC諸国との交渉という道もあった、その交渉で世界中の富が産油国へ流れ込んでいたものを、国家間あるいは民間企業への融資という形で、資金韓流を促すこともできた、ところが今回のコストプッシュ・インフレは多方面から押し寄せてくる一方的なインフレ圧力である(p27)
・バフェット指標(株式市場の時価総額が、その国のGDPの何倍か)によれば、米国株は超のつくほど割高になっている、その背景にはGAFAMやテスラといった新興の急成長企業の株価上昇が貢献している(兆円3)
・債券投資の恐ろしさは株式市場の暴落どころではない、その恐ろしさが40数年ぶりに襲ってこようとしている(p71)
・現在は中央銀行が金融の量的緩和政策の一環として、市中から国債をどんどん買っている、つまり吸い上げてしまう、そうすればいくら国債を増発しようとも金利の上昇は抑えられる(p140)
・米国では2000年2月からのITバブル崩壊、01年9月の同時多発テロ、07年8月のサブプライムローン問題、08年9月のリーマンショック、2020年2月のコロナ問題と、数々の株価暴落を経験しているが、それでも不死鳥のように復活して最高値を続けている。その大きな要因として、年金マネーの存在があった(p178)
・現在までインデックス運用が良かったのは、株価全般が長期のトレンドを追ってきたから、それも世界的な過剰流動性と年金マネーを中心としたコンスタントな買いが、株式市場をガッチリと下支えしてきたから(p183)しかしこれからは年金マネーは純減のトレンドを追い始めている(p202)
2022年4月29日作成 -
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東京五輪が終了しました、そして雨のため順延が続いていますが、夏の高校野球も始まりました、その後にパラリンピックがあって、プロ野球の日本シリーズでしょうか。
コロナ禍で自粛ムードとはいえ、お祭りムードとは正面切って言えないにしても、見たくないものを「コロナ・ワクチン・大雨情報等」で覆い隠しているような気がしているのは私だけでしょうか。
東京五輪を開催するのに多くの追加費用が必要となりました、誘致の時に言われた「スリムなオリンピック」はコロナ対策という名目で誰も文句を言える状態でなく、その上、無観客にしたので当てにした収入も大幅に減少して、この決算が明らかになるのは今年の年末頃でしょうか。
この本は「さわかみファンド」を創設した澤上氏により書かれた本です。彼の本には5年程前に出会って、それまで何度となく失敗してきたファンドとは違うだろう、と思いそれを検証するために購入を始めました。それ以来、彼の書かれた本には目を通すようにしています。この本も今ままで描かれてきた内容と重なる部分もありますが、いつきてもおかしくない大暴落の日に備えての対策が示されています。
以下は気になったポイントです。
・ゼロ金利の状態が、まだこれから2年も続き資金も続き(2021年6月出版)資金も大量に供給されるとなれば、金融マーケットはもう怖いもの知らず、債券市場はずっと高値圏にありながらも値崩れの気配すらない。(p27)この金融バブル、どんなに長く続いたとしても、せいぜいあと2年だろう。この金融バブルが崩壊すれば、株価全般が40-60%暴落するのは容易に想像できる(p37)
・発行金利が上昇し出したのを見るや、債券投資家の間で今保有している債券を売って、新発の債券に乗り換えようとする動きが即座に出てくる。高利回りで魅力的なので(p61)
・1983年からおよそ37年間というもの、債券投資家にとっては天国のような状態が続いた、長期金利がずっと下げ基調にあったということは、債権価格は上昇に注ぐ上昇を続けたことを同義である。つまり世界の債券市場は、ずっと天井圏に張り付いたまま推移してきた。ところが40数年前、1970年代半ばから1982年にかけて、世界の債権市場は地獄をのたうち回っていた、米国金利は10%台にあり瞬間では16、18%をつけていた、つまりボロボロの安値で売り叩かれていた。あの悲惨な状況を経験している債券運用者は、もうほとんど現役を退いて、その恐ろしさを知らない運用者達ばかりである(p67)
・機関投資家は運用のプロだといったところで投資家顧客があってのビジネスである、独自の判断で売ったのちになおも上昇相場が続くと運用成績で競争相手との差が広がってしまうので、それで悪い評価を受けるのは、なんとしても避けたいので(p91)10年とかの時間軸で成績評価していてはマーケティングにならないので、あっという間に毎年の成績で評価しようということになった、この流れが、世界の運用業界を狂わせた(p98)
・日本の場合、今年度の当初予算では新規国際発行額は、43兆円、借換債の発行は、147兆円、合計で190兆円にもなる。発行金利が1%上がると年間で1.9兆円の金利コスト増になる、43兆円の財政赤字となっている今年度の予算からすると、金利コスト増は大きい(p146)
・今日本国内で流通している日銀券(つまり通貨の量)は、118兆円、それに対して日本経済の現場では遥かに上回る巨額の資金が動き回っていて、それは信用で動いている。個人の預貯金額は、1947兆円(2020年12月末)その中で預貯金の通帳残高は、954緒円、それに対して現金流通額は、118兆円ということ(p149)
・日米欧(日銀、ECB,FRB)の中央銀行の資産は急膨張している、特に日銀はすごい、お金の価値が下がっているのは間違いない、ただ、コロナ禍の経済混乱もあって価値の下がっているお金を何にシフトして良いのか見えない、それで価値は下がっているものの、人々はお金を抱え込んだままでいる。従って、何かお金に代わる価値が見え出すや、たちまちインフレの火が燃え広がるだろう(p157)
・日本の借金は2021年3月末で、1216兆円(GDP比較2.3倍)、コロナ禍で財政出動が拡大したこともあり、この1年間だけでも国の借金は101兆円増加した。それでも日本は巨額の経常黒字をベースに今の所は、世界最大の債権国の座を保っている、米国は最大の債務国だが(新しく刷るドル紙幣の60%は国外へ流出)基軸通貨なので強い。バイデン政権は財政出動(中低所得者の保育費負担軽減、介護などの有給休暇の整備、子育て世帯の税額控除拡充、EC設備の整備など)に対して、増税(富裕者への税率アップ、税務調査の徹底、多国籍企業の海外収益に増税など)を行なっている(p183)
2021年8月15日作成 -
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ここで書かれてある投資手法は
1.5年10年スパンで見て応援したい企業を探す
2.その企業の株を、暴落相場の時に買いを入れる
3.あとは5年、10年とのんびり待つ
4.景気が上昇段階に入ったら保有株の一部を待つ
日頃の値動きなんか気にしない。世の中の景気見通しなんて気にしない。そんな投資スタイル。
著者曰く、その理由は不況は永劫続くものではない。人々はどこかで「このままではマズい」と思って努力をし、どこかで好転に持っていくものだからと説く。(かなりかいつまんでスミマセン)配当狙いの自分のスタイルはここでいう1〜3なのだが、今のところは細々とプラスになってくれている。むしろ細かな値動きに応じて売り買いをしていたら、今よりプラス幅が低かった検証結果が出た。
2008年刊行の本だから、「このあとデフレになります!」と最後締めくくったのはご愛嬌だが、この人の投資哲学を吸収できる本。
面倒くさがりの投資家には良書です。 -
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この本は「さわかみ投信」を立ち上げた澤上氏が前半を担当し、大部分を占める後半は、長期投資を活用して、ついには「ファイナンシャル・インデペンデンス=通常の生活を送るためのお金に困らない状態」を達成した、または達成しつつある、普通の人達を紹介しています。
ファイナンシャル・インデペンデンスは、私が以前にシリーズをほぼ読み終えた、ロバートキヨサキ氏が別の表現(経済的自由人)で紹介していましたが、そうなるには、ビジネスを持つ、という私にとっては大きなハードルを伴うものでした。
それに対して、この本で説かれていることは、長い時間を味方にする、素晴らしい会社の株式を選んで購入する株式投信を「毎月、ここがポイント!!」購入し続けることで、最終的に、ファイナンシャル・インデペンデンスに到達できることが書かれています。投信を運営している会社と、それを購入する私達との間の仲介料が極力低いことが、それを助けるものであること、またその特徴が世界的に見ても珍しいことが、会社設立で苦労した、澤上氏が書かれています。
澤上氏の本を何冊か読んで、踏ん切りがつかなかった私ですが、騙されたと思って(実はこの数十年間、多くの良い教訓を得てきました)昨年の初めから試しに購入してみました。最初の数か月、思ったような成果が得られず「これも今までと同じかな」と思っていましたが、株式市場が好調になったせいもありますが、今ではかなり良い成績を示しているようです。私がファイナンシャル・インデペンデンスを達成できるかわかりませんが、この本に書かれていた通り、今までの生活を続けながら、金融専門家には取ることのできない「長い時間を味方につけた運用」がもたらす効果を、10年位のスパンすで実体験してみたいと思いました。
以下は気になったポイントです。
・長期投資は「お金を儲けたい」としか考えない一般的な投資とは違う、生活者から見て大事な企業を応援しようとするもの。リターンは後からついてくる。(p4)
・この会社、世の中にとって大事だ、もっと頑張ってほしい、そう思えるかどうか、世の中から消えてなくなっては困る、応援しなければと思えるかどうか(p20)
・欧米において、一般生活者がみるみる貧しくなっていった70年代、給与水準が下がったうえに、インフレによる物価上昇が追い打ちをかけた。資産運用をしていた人と、何の対策も講じなかった人では大きな差がついていった(p27)
・大手証券は、証券会社が抱える事業法人部門や金融法人からの情報、各社からの預かり勘定を資金源として、株式相場を人為的に作っていった。株価が大きく跳ね上がったところで、企業は増資して大量資金を調達=新株の時価発行増資ということをしていた(p39)
・以前の投信は、増資が終わって売られるがままとなっている株式のごみ箱にさせられていた(p40)
・テレビコマーシャルでは個人の財産づくりのお手伝いとか言っているが、実体は販売手数料などを稼ぐ器として投信を位置づけている。その証拠に6000本近くあると言われている中で、まともに運用されている期間は2年半ほどで、その後はほとんど放ったらかし(p42)
・1996年6月末で、ピクテの日本代表そして、ピクテジャパン社長を辞し、翌7月4日に、さわかみ投資顧問株式会社を設立した、苦労の末に、1999年8月24日に「さわかみファンド」の設定まで漕ぎつけた(p47、53)
・一般の金融現場では、投資信託の作り手である投信会社よりも、販売を担当する証券会社の方がずっと影響力が強い、手数料を稼ぐために新商品を繰り出してくる(p73)
・ロバートキヨサキ氏はいろんな本を出しているが、結局のところ言っているのは「あなたは月に資産をいくら買っていますか」(p113)
・余剰資金は事前に天引きしておくのがコツ(p115)
・さわかみファンドの投資分野は、エネルギー・素材・工業製品・水、食品・環境であり、どんな社会変化があっても、人の衣食住は絶対に必要で、営々と生活は続いているというものに重点を置いている(p121)
・安定したサラリーマン、長期投資という威力、この掛け算のパワーは相当大きい(p134)
2017年7月9日作成 -
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ネタバレ・長期投資といっても、応援銘柄を選び出し、年数回ある暴落相場で購入し、上昇相場で売りを繰り返すことで、コツコツと利益を積み上げる方法。もしくは、そういう銘柄を選ぶアクティブファンド(さわかみファンド等)への積立投資を薦めている。
・逆にインデックスファンドには否定的。理由は、現在の金融緩和により低金利で金余り状態が解消されると、低金利でやりくりしていた企業が淘汰されることで、市場全体の株価の足を引っ張るため。
・直販投信で投資信託の安いファンドを分散投資に組み入れることも考慮した方が良いかも。
・真の投資とは、社会全体が豊かになり、みんながその恩恵を受けることが出来ることを目指している企業を応援すること。そうすることで、プラスサムになる。
・一つ目は応援したい企業に投資すること。
・応援したい企業とは、生活の中でこの商品やサービス等がなくなると困ってしまう、今の生活には欠かせない企業、企業が目指しているものと、自分が将来なってほしい社会の方向性が同じ企業。
・応援企業の株価が暴落時に下がったら買い、上昇相場では短期投資家に任せて自分は利益確定しておき、次の暴落相場に備える。
・のんびり投資を成功させる最大のポイントは、暴落時に底値で買おうとせず、数回に分けてさっと分散して買いを入れる。
・その後の上昇相場でも高値で売ろうとせず、利益が出てら少しずつ売って利益を確定させる。
・さわかみファンドでもやっていることは同じ。
・売りたいけどもっと上がるかも、とか下がっているけどまだ下値があるかもしれないと欲を出したら、のんびり投資ではなく、ゼロサムゲームのトレーダーになってしまう。
・複利で元本を2倍にするには、「金利×年数=72」という法則がある。
・分散投資で債券投資をポートフォリオに組み込むのは危険。問題の一つは近年は債券価格と株価が正の相関関係になってしまっている点。もう一つは近い将来債券は値崩れが避けられない点。世界的金融緩和により大量の資金が、リスクの小さい先進国の国債に流れ込み金利が下がりバブル状態になってしまった。利回りが低いという事は国際価格が高い裏づけであり、債券の最大の買い手である年金が、近年は積立額より給付金の方が多くなり先進国の年金はどこもキャッシュアウト状態(グレート・ローテーション)になってきているため。
・バブル崩壊の引き金は、景気回復による金利上昇。もう一つは、有り余る資金がより期待利回りの高い投資対象を求めて暴れまわり実質利回りも上がることで、流通利回りの低い債券は叩き売られる。
・分散投資するなら、投資先の分散(債権など)ではなく、株式の時間分散が良い。
・成熟段階の日本では、既に必要なものはそろっているため、そう簡単にものが売れなくなる。成長段階では次々に新しい商品を求めてものが売れるため、経済が好循環する。しかし現在は、買い替えが主流なので、市場に流れるお金の量とスピードが遅くなり、経済スピードも鈍化していく。
・成熟段階では、市場にお金を循環させるために、貯金ではなく市場にお金を回せばよい。そのためには、消費の形ではなく投資の形でお金を市場に流し込めばよい。
・グレート・ローテーションは少なくとも十年以上は続く。その間は、債券が売られ株式が買われるので右肩上がりの相場になるので、のんびり投資には最適の相場になる。
・金利が上がれば、融資資金の調達が困難になり、短期投資家が排除されていく。
・応援企業は数字(理屈)ではなく企業を見る(感情を大事にする)。
・日々の生活になくてはならない企業や将来の社会になくてはならない企業を探す。
・前者の選び方は、日々の生活で役立っている企業名を全て書き出し、好感が持てる企業に印をつける。それを家族全員で毎月繰り返し半年くらい経つと毎月チェックが入る企業が見つかる。その企業が、自分の応援企業となる。
・後者の選び方は、将来どんな社会で暮らしたいか、子どもや孫にどんな社会に住んでほしいかを考え、それを実現しようとしている企業を探す。もしくは、今の生活で困っていることを解決してくれそうな企業を探す。
・気を付ける点は、自分が使わない企業は肌で感じることができないので応援企業の対象にしないこと。
・さわかみファンドでは上記の方針に加えて、アセットバリュー、収益力バリュー、将来価値バリューの数値だけはチェックする。
・ROEが注目されているが、現在のROEを高くするために直近の利益ばかりを求めて将来の投資をおろそかにしている企業は投資対象から外す。
・応援企業は二社あれば十分。そこに集中して投資する。
・長期投資で一番難しいのは、買い時と売り時。
・買い時は、年に2~3回ある小規模な暴落時に躊躇せずに買いを入れること。
・売り時は、市場が回復しやや過熱気味になった時や上昇相場が続き株価が沸騰し始めたときに躊躇せず売って利益確定してしまうこと。一般誌が株を取り上げたときが目安。
・買いでも売りでも少しずつ買い増し、売り上げをすること。ただし、売るときは、一部はそのまま保持しておくこと。
・「一番儲かるか」という考えを捨てること(上値と底値を意識しないこと)。
・長期投資では、早めのリズムで売り買いを繰り返し、一回の売買での利益幅は少なめでも、リズムを守って繰り返していくうちに、ゆっくりと確実に資産が増えていく。
・暴落時には平常心でいられなくなるのが通常だが、真の応援企業であれば、チャンスと思って買いを入れること。売るときも少しでも利益を大きくしたいと考えないこと。小さな利益をコツコツと積み重ねていくこと。
・大事なのは、他人の意見ではなく、自分の判断。
・ファンドを選ぶときには過去の成績は参考程度に見ること。将来を保障したものではないため。 -
Posted by ブクログ
実体験の中で最も優れていると悟った資産運用法を世の中に広げるべく、サワカミファンドを設立して、素晴らしい結果を出し続けている会社の会長さん(澤上氏)が書かれた本です。
社会人になってそろそろ30年、数々の資産運用方法を試してきましたが、私の経験から言えるのは「毎月一定額をコツコツ貯める」のが一番だということです。コツコツと何を貯めるのが良いかは難しいところですが、この本の著者の澤上氏は、彼が選んだ複数の会社の株ということになります。
近い将来に日経平均が下がることがあるかもしれませんが、全ての会社の株式が下がり続ける、というのは想像しにくいです。それなら良い会社はプロに見つけてもらって、彼らを信じて一定額を積み立てるのも良い考えだと思いました。
この本の凄いのは、お金がある程度貯められたとして、その後、どのように「カッコよく使うか」について、自分の体験も含めて書かれていることです。
以下は気になったポイントです。
・さわかみファンドが設定(1999)されてからの実績は、日経平均の2倍(1999を100として、日経平均:100、さわかみファンド:200)(p45)
・毎月一定額でファンドを購入すると、基準価額が下がれば下がるほど、取得口数が多くなる。あなたの資産は、(時価の基準価格-平均取得単価)x総取得口数、である(p52)
・本当の投資とは、世の中の将来を築いていく方向に、お金をまわしてやる、こと(p80)
・どの機関投資家も、投資とは名ばかりで、毎年の成績を出すことに最大の努力を傾ける、成績悪いと運用資金を取り上げられる(p97)
・付加価値がある企業とは、1)人件費、2)減価償却費・研究開発費、3)賃借料、利払い費、税金、を多く払っている(p103)
・第一次世界大戦をはじめとして、いろいろな暴落を経ても、株価は10%、世界経済は4%の伸びを示している(p109)
・年金財政は、2009年から支払い超に転じた、年金資産が積みあがっていた時代は終わった(p120)
・2%のインフレとは、預貯金に置いてある財産は、毎年2%ずつ目減りすることを意味する、10年で20%(p129)
・増えたお金をもう一度、「こういった世の中に」と思う方向で社会還元していくことが大切(p193)
2016年6月19日作成 -
Posted by ブクログ
相場の『逆張り』ではなく時代の『先取り』をする銘柄を見つけようとするな。世の中の流れを見よう。
確かにその通り日々の生活の中で気になるものを探し追求する。
自分は逆張りばかりで儲けようとし過ぎる。大きな視点で見よう。
資産を構築する上で損しても納得の出来る投資は重要。
『推』と『論』これをしっかりやればいい銘柄見つかるというが、これをするには凄く知識が必要。気になるテーマを見つけて深掘りが必要。
『推』はイマジネーション。社会がどう変わっていくかを考え抜く。発想は自由、飛躍すればするほど良い。ドンドンイマジネーションを広げる。
書き方はドンドンアイデアを出し、書きなぐる。〔単語のみ、文章はNG〕。
これを関連性の高い順番に繋げればOK。これがフロチャートになる?
あとは自分がスッキリする順番に並べ直すだけ。
『論』推で広げたイマジネーションを可能性で論理立てる。論は重要だが余り硬くなり過ぎると何もできない。