あらすじ
もはや、いつ大暴落が起こってもおかしくない――。
コロナ禍が長引く中、高値更新が続く株式市場。しかし、空前の低金利や日銀のETF買いを受けたバブル相場に崩壊の危機が迫っています。もし、金融バブルがはじけたとしても、それをチャンスに変えて稼いでいくために、どう考え、どう行動すべきなのか。長期投資の第一人者が、その哲学を熱く語り、投資戦略をクールにひもときます 。
世界の債券市場や株式市場が収拾のつかない投げ売りの修羅場となることが予想され、それを引き金に、あらゆる金融商品の価格が瓦礫のように崩れ落ちていく。そしてインフレが起きる。財政赤字や債務問題を抱える各国政府や中央銀行に歯止めを利かせる余力は残っておらず、人々の生活はズタズタにされる――。
しかし、不安をあおるのが本書の主旨ではありません。現代の金融システムや、古今東西の歴史を振り返って「バブルの仕組み」を分析し、その崩壊局面に備えて、どうすればしっかりと身のまわりを固められるのか、をわかりやすく解説します。経済の本質を知り、自分の頭で考えることで、遠くない将来にやってくるであろう経済混乱をチャンスへと転じる投資戦略を学べる1冊です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
コロナ禍においてグローバルに行われている金融政策や財政出動の副作用の可能性を示唆している内容です。
わかりやすく書かれているので、経済に詳しくなくても興味をもてると思います。特に金利については、この本で十分理解することができました。
2021年2月時点では差ほど副作用はなく、まだまだ各国の政策が功を奏しています。この本にはあまり書かれていませんが、今では仮想通貨も上昇してリスクオンが続いています。
いつか、副作用がでるのかもしれないし、実は懸念する必要がないのかもしれません。
Posted by ブクログ
コロナ禍の状況で、株高が続いている。バブルなのだろうけど、それがいつ破裂するかは誰にも分からないということ。
投資の鉄則は、株価が低い時に仕入れ、高い時に処分して資金を貯めること、これに尽きると言うことだ。
分かってはいるのだけれど…
Posted by ブクログ
さわかみ投信代表
TVでも出演してコロナの近い将来のバブル崩壊を予言している。
たしかに数値的・歴史的に誰が考えても
いつかはそうなるだろうが・・・崩壊後に再度読みたい一冊
Posted by ブクログ
まっとうなことが書かれている。まっとうなことを書いている、この著者たちは。
銀行も証券も保険も3ヶ月毎の四半期決算で浮いたり沈んだり、そんな中で長期投資、哲学が染み込んだ筋の通った長期投資、そんなことがさてできるのだろうか。
本書は個人投資家のために。個人投資家が株式投資に向き合うための灯りだ。
もう一度、あらためて、自分自身を戒めたい。この身が金融市場にどっぷり浸かっているとしても。
Posted by ブクログ
【金融バブル崩壊】
さわかみ投信率いる澤上氏の著書です。言いたいことは分かりましたが、前半部分は今の株価上昇か説明付かないと検証されていますが、株価は人の心理で動くものなので説明つかないことも多くあります。私も証券業界に籍を置く者として何度もそんな場面に遭遇しました。
後半部分はアクティブ運用が今後の成果に繋がる時言うのも仰る通りだと思いました。
自己責任で資産運用をしたいと思う方には良書かな!
Posted by ブクログ
ものすごく理にかなっていると思う。
投機ではなく、投資なんだ。
これはよく言われることだが、じゃあ、何が違うの?
というとき、具体的な手法を聞くと合点がゆく。
Posted by ブクログ
各国のばらまきによって、株価が実体経済と乖離している。違和感しか感じない。それでいて、コロナが落ち着いた時、日銀は保有するカブをどうするのかと試論とながらの疑問が少しでもわかるかと思ったけれど、そうゆう内容でもなかった。
ただ、金あまりでいづれインフレになる。
今はわからないけど、もう始まっていいる。常識から考えるとそうかもしれないけれど、そうなのかなぁ。バブルは弾けてみないと、誰にもわかりません。
ただ、思うことは、著者が言っているように、バブルが弾けても、人々の生活していかなければならないし、生活していくことになる。
だからこそ、生活に必要な会社を応援していくことが大事。応援するために、今は他人に応援を任せておきましょう。