岡根谷実里のレビュー一覧
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ブルガリアといえばヨーグルト?
ロシア支配下の社会主義時代に効率よくエネルギーを摂取できると大量に流通
ソ連崩壊で需要が減るも、ヨーグルトは食卓に毎日おかずの中に使う。
ヨーグルト➕きゅうりでスープ
イスラエルのマックにはチーズバーガーがない
ユダヤ人が建国した国
ユダヤ教徒が74%
イスラム教のハラル
ユダヤ教のコーシャ
食べたら死ぬ可能性が高いものと食べたら食料供給全体が逼迫するものを排除する
蹄が分かれた反芻動物 牛、羊、山羊
ウロコとヒレのある魚 アジ、サバ、サケ
猛禽類などの鳥類以外
乳製品と肉を両方使ってはいけない
聖書「小山羊をその母の乳で煮てはならない」から?
インドのジャ -
Posted by ブクログ
ネタバレ北海道新聞で、河崎秋子さんが紹介していて知ることができた。
著者の紹介を読むと、まず「世界の台所探検家」とある。その後の東大出の修士とか、クックパッドを経て独立、とかはあまり目に入ってこない。探検家、のほうがピッタリくる。それほど世界の、それも砂漠や極寒の地や熱帯まで出掛けて、「お弁当」とは何かを追求する。その旅は、まさに探検家。
NHKの「サラメシ」がなくなって、「他の人が何食べてるのか」知りたい病が治らないまま飢えていた。
これはまさに求めていた本!
まずフィンランドサヴォ地方の携帯食、「カラクッコ」に圧倒される。森で仕事する人の携帯食だという。ライ麦パンの生地の中に、夏とって冷凍してお -
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おもしろかったー。
世界には同じ野菜でも日本のものとは形も大きさも色も違う、調理法も異なる未知の料理がいっぱい!
世界を旅しているような気持ちで、毎日楽しみに少しずつ読み進めていました。
モンゴルの乳製品の種類の豊富さに驚いたし、次々と作り出される乳製品にワクワク。
いろいろな国で食べられているクレープやロールキャベツのような料理はどれも美味しそうでした。
あれも食べたい、これも食べてみたいと、ネットで画像検索をしながらの読書で、お腹が空く。
本作をきっかけに初めて「世界の台所探検家」という職業を知りました。
著者は各家庭でご馳走になっているので、買い物から調理の様子から、その土地の人の -
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世界各地の家庭を訪れ滞在し、共に料理をする中で、
その地の食材や多彩な食卓と暮らしが見えてくる。
30の国と地域での台所探検での、旅と食のエッセイ。
・はじめに ・この本で紹介する国と地域
1 多彩な野菜たちと出会う台所
じゃがいも、トマト、なす、かぼちゃ、にんじん、唐辛子
2 変幻自在な卵とミルク
卵、牛乳、ヨーグルト、チーズ
3 肉と魚の命をいただく
牛肉、豚肉、鶏肉、ソーセージ、魚
4 穀物が支える毎日の食卓
米、小麦(パン) 小麦(麺)、とうもろこし、豆
5 笑顔が咲くおやつタイム
・おわりに COLUMN(1)~(4)
その地の家庭での普段の料理、ハレの食事や屋台の -
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ネタバレ『世界の食卓から社会「問題」が見える』
だった。
著者曰く「「おいしい/おいしくない」だけでない料理の味わい方を知ってほしい」「あなたの明日からの食が、「おいしい」を超えて世界への扉となることを祈っています」とのこと(おわりに より)
世界の社会「問題」といえど、切り口が食だからか、著者の力量か、とっつきやすく身近に感じる。
気づきに溢れるとはいえつらい問題が続く本著のラストの、「シリア難民がもたらした食文化」、社会を圧迫するシリア難民に対してヨルダンの人の「シリア人はおいしいものをもたらしてくれたから」という言葉は、あたたかく輝いて印象深い。自分もまたそう言えるような人になりたいし、逆境 -
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「この本は、『世界一おいしい社会科の教科書を作りたい』という想いで書き始めました」
本書がどんな本かを私から申し上げる前に、既に著者が適切な言葉で言い表してくださっている!!もうこれ以上、言うことがないくらい笑
「世界の台所探検家」を名乗る著者が、食材の調達や調理などを通し、世界の課題を炙り出していく…。ただあくまでも炙り出すのみで、何か解決策を提示するわけではない。
「どうすりゃえぇねん」とやるせなくなったりもしたが、時には食料問題解決へのヒントになり得る話もあって、希望を持って最後まで読んでみようという気になった。
「ブルガリアでは本当にヨーグルトが主食なのか」「フィンランドのパンケー -
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Posted by ブクログ
著者の岡根谷実里さんは、世界各地を訪れ、滞在させてもらいながら一緒に料理をし、料理から見える社会や暮らしを伝える台所探検家である。
世界のどこかの家庭料理ひとつで、地形から気温から育つもの採れるもので料理は変わってくるということを目の当たりにする。
また、宗教的なものであったり、社会情勢、政治的にもそれぞれである。
まるで世界の歴史と家庭科を学んでいるような気になった。
とても興味深いと感じるものもある。
そして、知らなかった…不思議だ…ということもある。
勉強した感あり…だ。
〜以下は一部を抜粋したもの〜
ブルガリアではヨーグルトスープが普通にでてくる。
「タラトール」というらしい