岡根谷実里のレビュー一覧
-
-
Posted by ブクログ
世界各地の家庭を訪れ、家庭の食を通して、政治、教育、宗教、環境問題などについて見えてくる問題について書かれています。
アジア、ヨーロッパ、アフリカ、南米と幅広い地域。
パレスチナやヨルダンの家庭を訪問してのお話は本当に貴重でした。
ボツワナの最強の魚ティラピア。
淡水で養殖でき、貴重なタンパク源とのこと。
台湾でもよく出てきて食べたけど、おいしかったし、さっぱりして大きくて食べやすく、タンパク質危機を救う存在になり得るということ。
キューバのオーガニック農業。
禁輸措置などの経済制裁で、化学肥料や農薬、燃料が不足したキューバは、苦肉の策でオーガニック農業に舵を切ったということ。
「日頃あ -
Posted by ブクログ
僕の中では過去1年くらい遡ってナンバー1の本でした!世界のいろいろな国に訪問して、一般家庭で一緒に料理を作り、食卓を囲み、その国の食文化を通して政治問題、環境問題、宗教問題などを紹介しています。
僕は食品会社で働いていますが、正直、メーカーで働いていても知らない話だらけで、勉強になったし、一つ一つの話が食を中心に美しく広がっていて素晴らしかったです。
例えば、
・ブルガリアと言えばヨーグルトだけど、摂取量は確かにとても多い。でも、ソビエト解体のタイミングでガクッと摂取量が減っているんです。で、その理由が牛の飼料に対するエネルギー返還率が牛肉の10倍以上のため、ソビエトで国策として乳製品を推 -
Posted by ブクログ
「世界の台所探検家」がソトごはん?と思って手に取った1冊。
なるほど、おうちでつくったものを持って行くのが日本の「お弁当」だが、話題が世界に広がっていくと、各国の気候や文化もあいまって、それは「ソトで食べるごはん」の話に拡張されていく。世界のいろんな「昼ごはん」との対比から日本の「弁当」文化のいろいろな側面に触れていて、自分ではそんなふうに気づかなかったかもな、と思うこともしばしば。
読んでていろいろな気づきがあった。
印象に残ったのは以下の2つのフレーズ。
読み終わったあと、本当にそうだなぁとしみじみと味わった。
「ものがない屋外の環境で生まれる人間の工夫というのは、実にスマートな -
Posted by ブクログ
『世界の台所探検』で見つけた「世界の台所探検家」の本、ひさびさです!知らない間にまた新しい探検繰り広げていたんだ!今度のテーマは世界のお弁当。ANAの機内誌『翼の王国』の連載「おべんとうの時間」のワールドワイド版です。これがまたダイナミック!BENTOS ARE THE WOLRD!世界にはいろんな弁当、いろんなランチがあるんですね!弁当を見つめることは、家族を見つめること、仕事を見つめること、生活を見つめること、歴史を見つめること、歴史の変化を見つめること、地域を見つめること、国民性を見つめること…写真も満載で非常にそそりますし、巻末にはレシピも載っているのでお弁当ワールドが拡がる本ですが、
-
-
Posted by ブクログ
ティラピア・・・池や湖に住む淡水魚。養殖料は鯉に次いで世界二位。
魚が肉に比べて腐りやすい理由は、生育環境。水の中で生きる魚は、水温で生きられるよう低音でも働く酵素を持っている。そのため冷蔵しても酵素が不活性化せず、自己消化が進んでしまう。また、魚の油は (多価不飽和脂肪酸)は低温でも固まらないため、これらが酸化していやなにおいを放つ。日本では馴染みがないが、ティラピアの身はくせがなくら魚臭さもなく、骨は太くて身離れがよい。高たんぱく低脂肪で、ナイアシンやビタミンB12を多く含む。いずみ鯛という名で2018年にイオンが販売している。コストコでもある。
-
-
-
-
-
-
Posted by ブクログ
この本はかなりオススメ!!
世界の食を紐解いて国の情勢、世界の動きにつながる。作者が足で、舌で体験した事実と調べ上げたデータを使いわかりやすく地理、歴史、宗教、政治に話を広げていく。世界の台所探検家、岡根谷実里氏
機内食データからの宗教観も面白かった。
他、リスト表がまた秀逸。宗教で食べられるもの、食べられないもの、その一覧が興味深い!
紹介される各国の料理が写真付きで美味しそう。虫でもなんでも食べられる作者は素晴らしい!
マヤ文明やアステカ文明の遺跡からもとうもろこし栽培の痕跡が見つかっている
メキシカンタコス= 柔らかいとうもろこしの皮、白色、遺伝子組み換えGM品種の栽培禁止
-
Posted by ブクログ
ブルガリア、メキシコ、ベトナム、ボツワナ、レバノンなど、世界の普通のご家庭を訪ねて料理を食べ、家庭の様子や食糧事情など書かれています。興味深い内容ばかりで、一気読みしました。
一番最初に紹介されているのは、ブルガリア。そう、ブルガリアといえばヨーグルトのイメージです。ブルガリアの料理として代表的なヨーグルトスープが紹介されています。でも、なぜブルガリア=ヨーグルトなのか。それを知ると、うーんそんな背景が…、となります。
「料理は地理と歴史でできているのだ」と著者は書いています。
パレスチナの食卓で必ず出される自家製オリーブの塩漬け。街では深く根の張ったオリーブの木が道の両脇に植えられていま -