岡根谷実里のレビュー一覧
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ネタバレ『世界の食卓から社会「問題」が見える』
だった。
著者曰く「「おいしい/おいしくない」だけでない料理の味わい方を知ってほしい」「あなたの明日からの食が、「おいしい」を超えて世界への扉となることを祈っています」とのこと(おわりに より)
世界の社会「問題」といえど、切り口が食だからか、著者の力量か、とっつきやすく身近に感じる。
気づきに溢れるとはいえつらい問題が続く本著のラストの、「シリア難民がもたらした食文化」、社会を圧迫するシリア難民に対してヨルダンの人の「シリア人はおいしいものをもたらしてくれたから」という言葉は、あたたかく輝いて印象深い。自分もまたそう言えるような人になりたいし、逆境 -
Posted by ブクログ
「この本は、『世界一おいしい社会科の教科書を作りたい』という想いで書き始めました」
本書がどんな本かを私から申し上げる前に、既に著者が適切な言葉で言い表してくださっている!!もうこれ以上、言うことがないくらい笑
「世界の台所探検家」を名乗る著者が、食材の調達や調理などを通し、世界の課題を炙り出していく…。ただあくまでも炙り出すのみで、何か解決策を提示するわけではない。
「どうすりゃえぇねん」とやるせなくなったりもしたが、時には食料問題解決へのヒントになり得る話もあって、希望を持って最後まで読んでみようという気になった。
「ブルガリアでは本当にヨーグルトが主食なのか」「フィンランドのパンケー -
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Posted by ブクログ
著者の岡根谷実里さんは、世界各地を訪れ、滞在させてもらいながら一緒に料理をし、料理から見える社会や暮らしを伝える台所探検家である。
世界のどこかの家庭料理ひとつで、地形から気温から育つもの採れるもので料理は変わってくるということを目の当たりにする。
また、宗教的なものであったり、社会情勢、政治的にもそれぞれである。
まるで世界の歴史と家庭科を学んでいるような気になった。
とても興味深いと感じるものもある。
そして、知らなかった…不思議だ…ということもある。
勉強した感あり…だ。
〜以下は一部を抜粋したもの〜
ブルガリアではヨーグルトスープが普通にでてくる。
「タラトール」というらしい -
Posted by ブクログ
タイトルの通り、世界各地の一般家庭の台所を訪問し、その特徴をイラストと文章で紹介した本。所謂先進国ではなく、キルギスやモロッコ、ブータンなど近代化されていない国の事例が多いのが興味深い。
例えばブルガリアで訪問した家庭では、火を扱うコンロは台所に隣接した換気窓付きのサンルームで行う。夏場30度近くなるので台所で火を扱うと暑いからという理由だ。
その他にも色々な事例が出てくるが、共通しているのは風土・気候、文化と台所・食事が深く結びついている、という当たり前のことだ。何となくテレビやYouTubeで聞いた事しかない国でも、台所を通してその国の文化を触れると少し身近に感じる。食事の習慣がない国 -
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15ヶ国の18の家庭の台所にある知恵と工夫を、
間取りなどのイラストや写真などを添えて、紹介する。
・はじめに
フィンランド ブルガリア インドネシア キルギス
モンゴル インド タイ ブータン ヨルダン
メキシコ ペルー スーダン モロッコ トンガ オランダ
参考文献有り。
家庭を支える場所でもある台所は、その地域の気候や環境、
国情や民族、生活や宗教によって、様々な様相を見せる。
台所用品の配置と動線などにも知恵や工夫がある。
旧ソ連時代の古い集合住宅の手狭な台所を改善する
手作り収納を設置した、ブルガリア。
朝の涼しい時間に一日の調理を済ませる、インドネシアのバリ島。
キルギスの -
Posted by ブクログ
基本的にイラストによる平面図的な図解に注釈を入れている。その国の地理的・歴史的・経済的背景だけでなく、食事を作ること、食事をすることの文化的意味や家庭の事情が台所のレイアウトに影響を及ぼす。電気事情がよくない国では、停電すると電化製品が使えないので、昔ながらの道具も現役。電気で便利になったが、昔のやり方の方がおいしく出来上がるものもあるとか。
掲載順にフィンランド2件、ブルガリア1件、インドネシア1件、キルギス2件、と続き、合計18件。アジア、ヨーロッパなどと地域ごとにまとめてるわけではなく、同じ国で2件だったり。同じ国や地域に似た傾向がみられるなどの考察は特になし。個別の家庭事情の影響の方が