上原隆のレビュー一覧

  • 喜びは悲しみのあとに
    『友がみな我よりえらく見える日は』にいたく感銘を受けまして、
    ジャジャン第二弾!とな、拝読してみましたです。
    前作よりもちょっと前向き。んー!淡々じんわり。こういうのっすごいです。
  • 喜びは悲しみのあとに
    いろいろな人の日常がまとめられてて、インタビュー形式で一人当たりのページが少なかったから読みやすかった。
  • 友がみな我よりえらく見える日は
    とても読みやすく考えさせられる所も多々あります、面白いです。

    しかし話しのまとまり方というか終わり方に鼻に付く虚飾を感じる。
  • 晴れた日にかなしみの一つ
    まずは題名に惹かれて。
    普段は知らない、分からない、身近にいる普通の人々が主人公。
    皆が傷ついた心を抱えて生きている。
    やりすごしたり、見ないようにしたり、そこから離れたり。
    普通に見える人達にはみなそれぞれの人生がある。
    だからこそ唯一無二の存在。
    普段はそんな事を忘れてしまいがちだけれども、皆が...続きを読む
  • 友がみな我よりえらく見える日は
    この本は一体どんな風に読んだら良いのだろう?と思いながら読んで、村上龍さんの解説で「なるほど!」ってなりました。普通の人の普通の人生が淡々と描かれているのに、何故か引き込まれる感じ。面白い!
  • こころ傷んでたえがたき日に
    なんだかしんみりしてしまう、ノンフィクションというか何というかの短編集。
    渋い。
    どちらかというと、普通から外れた人生、大変な人生が多く収録されていた。あと、大変だけど幸せじゃないわけじゃない人生。
    タイトルに惹かれて読みはじめて、あとがきで石川啄木の作品からとっていることを知った。パワーワードだ。...続きを読む
  • 喜びは悲しみのあとに
    世の中、様々な人生を送っている人がいて、でもそれを表立って口にする人は少なくて。みんな見えないところで闘っているのだなと感じた1冊。ノンフィクションだからこそ、身近に感じられたり、どこかリアリティーがある。
  • 友がみな我よりえらく見える日は
    タイトル買いした一冊。
    20年以上前に書かれたノンフィクション。
    積読になってたのを時間潰しに、と特に意味もなくポケットに忍ばせて持ち歩いた。
    まさにそんな風にサラリと読んでさらに味が出る。

    普通の人の話を普通に書いてある。
    何が普通かはわからないけど、それを飾らず弄らずにまんまの形で書いてくれて...続きを読む
  • こころ傷んでたえがたき日に
    予約

    インタビューして著者が新たに書き起こす。
    1番最初の話がきつかったな。
    妻のお腹には別の男の子がいる。
    それを知ってもなお、その子を実子として育てようとするも…

    私も書いて欲しいと思った。
  • 友がみな我よりえらく見える日は
    内容はまさに「友が我よりえらくらみえる日は(そうでもないと言う事実を確認して安心しよう)』と言うものでした。
    たしかに自尊心の保持には役に立つが、楽しいもんではない。
  • 友がみな我よりえらく見える日は
    20210222

    人それぞれの人生があり、受け止め方や乗り越え方がある。自分はどうだろうとぼんやり振り返りながら読んだ。
  • 友がみな我よりえらく見える日は
    なんでもないふつうの人のなんでもない日常をインタビューしているだけだが不思議と和む。自分にちょっとした悩みがあるときなどに読むと、なぜか「みんな悩んでいるんだ。自分も頑張ろう」と思える本。
  • 君たちはどう生きるかの哲学

    『君たちはどう生きるか』をなぞりながら、哲学者 鶴見俊輔の視点を織り交ぜ、平易な文章で読みやすく、深掘りと解説がされている。

    「貧しき友」にある、「私は、その人が出発点から努力によって、どれだけ自分の生活や精神を向上させたかという尺度が大切だと思っている。」は、共感。

    さらっとら読める。
  • 友がみな我よりえらく見える日は
    世間で【普通】と定義される人生を望む望まずに関わらずはみ出してしまった【市井の人々】へのインタビュー集で、対象者に寄り添った事実だけが淡々と語られる。心地の良い内容では全くないが、タイトル通りの気持ちに苛まれた時に「ひとりじゃない」と思わせてくれる本だ。舞台は90年代だが、2018年の現代は当時以上...続きを読む
  • 友がみな我よりえらく見える日は
    Facebookで絶賛されてたのと、タイトルにぴんときてうんまさにそう思うと思って読んだけど、上質なウシジマくんという感じでした。落ち込んでる人にお勧めかな。
  • 雨にぬれても
    このシリーズ好きなんですよねぇ…特にこれといったことのない人間の日常を描いているんですけれども、この人の手にかかれば面白い読み物に変わるというか…当作品はシリーズ三作目ですけれども、また前二作を読み返したくなりましたもの…。

    今回はアレですね、一作目に登場してきた中年の女性がついに! 彼氏をゲット...続きを読む
  • 雨にぬれても
    コラム・ノンフィクションのシリーズ第3弾。

    とくに印象に残ったのは、著者が現役中学生に聞いた話(「中学生」143-152頁)。
    中学2年生の男子というと、なんだか反抗期真っ只中のイメージ。←それは偏見w
    だけど実際の彼らは、父親の助言を素直に受け取ったり、家庭の財政をそれとなく分かって気にしていた...続きを読む
  • 友がみな我よりえらく見える日は
    コラム・ノンフィクションのシリーズ第1弾。
    都合により第2弾『喜びは悲しみのあとに』(2004年)の方を先に読んでしまったので、シリーズを一から読んでみることにした。

    本書のテーマは、〝人は劣等感にさいなまれ深く傷ついたとき、どのように自尊心をとりもどすのか?〟である。
    とくに印象深かったのは、事...続きを読む
  • 喜びは悲しみのあとに
    地元のとある高校の図書室が小論文対策図書に推薦していたので、読んでみた。

    とくに印象に残ったのが、「子殺し」の裁判ばかりを傍聴し続けているという女性の話。
    その女性は虐待された過去があり、また自らも長女に対して同じ過ちを犯してしまったという経験がある。ある時「子殺し」事件の新聞記事に心動かされた彼...続きを読む
  • こころが折れそうになったとき
    レビューを見て興味を持ち、読んでみた。
    上原氏の著作を読んだのはこれが初めてである。

    タイトルやレビューから想像した内容とは少し違ったが、読み応えがあった。
    心が折れそうになった時はこうしたらいい、というような
    単純であったり押し付けに近かったりするような内容ではなく、
    どうしたら良いのか、どうす...続きを読む