米長邦雄のレビュー一覧

  • 人間における勝負の研究

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    勝負の3要素は確率、勢い、運である。
    勢いについて
    第1にタイミングを見極められるか。
    第2にここと思った時に打って出るための準備をしているか。
    第3に決定的場面で勇猛果敢に売って出れるか。
    そのタイミングでない時にじっと我慢するのも勢いである。

    運について
    波長は違えど全ての人に平等にやってくる。そしてできるだけ波のいい所をつかまえて上手く乗った人が良い結果を得る。人生にはこの運の大きな波が何回かあり、小さな波は小刻みにたくさんある。
    ではどうすればいいのか。
    自分の利害には大した影響のない勝負で、必死に頑張ること。大1番と言われる勝負は実力さえあれば何度でも巡ってくる。そうではなく自分に

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    2023年12月07日
  • 不運のすすめ

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    不運の先には幸運が待っている。不運と幸運は糾える縄の如く表裏一体である。不運と思いきやそれが幸運に働くきっかけとなる。逆もしかり。まさに人生は人間万事塞翁が馬である。
    表裏一体の考え方は会計のバランスシートに共通する。バランスシートは会計だけでなく様々なことに応用可能であるが、この本では歴戦練磨の勝負しが、運について応用し考え行動してきたことが示されている。

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    2023年09月05日
  • 人間における勝負の研究

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    p211 「飛躍というのは、何もしないところには絶対に生まれない。自分の一生をいかに有効に、効率よく生きていくか。そういう目的意識を持たないと、限られた小さな世界を、初めから終わりまで、いつまでも堂々めぐりをする人生に終わってしまうのではないでしょうか。」

    貸し方に回れって考え方がよかった 普段は貸し借り論好きじゃないけどこの貸しっていうのはひとに対してというより広い範囲に対しての貸し 例えば道に落ちてる財布を交番に届けたってことは落としたひとに対して貸しがあるというより世の中のためにいいことをした、だからきっと自分に運が回るみたいな

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    2023年04月08日
  • 逆転のテクニック

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    米長将棋の真骨頂がわかったような。
    形勢が苦しくなったときに、
    相手に間違わせる指し方が良くわかった。

    簡単にあきらめてはいけないと痛感した。

    これで勝率が少しでもあがるといいな。

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    2018年04月14日
  • 1手3手の詰将棋

    購入済み

    手軽に楽しめる

    これを読まずに、考えずに、見るだけで瞬時に解けるようになると9手詰めが7手詰めに、7手詰めが5手詰めに見える様になる。
    何度も繰り返すことが大事かな。

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    2017年04月25日
  • 運を育てる

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    20年も前に、思春期の息子さんを持つ上司に貸してあげた。そのおかげで彼は、上場企業の社長に成った。運・鈍・根。私は切れると評されたが根気がなく、運も掴めなかった。

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    2014年10月12日
  • 勉強の仕方

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    タイトルと本の内容が釣り合っていない好例です。

    羽生名人は、この後、名著を連発されます。注目すべきは米長名人。年下の羽生さんに、「羽生先生に学んだ」とさらりと言える将棋指しは…いないと思います。

    私的には、

    「自分を変えるのが億劫になったら引退」という、米長名人の言葉が一番印象に残りました。

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    2013年12月28日
  • 不運のすすめ

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    不運は幸運の根源。ある出来事を不運とするか幸運とするかはその人次第。

    厳しい勝負の世界を生き抜いた著者の言葉だからこそ心に響いた。
    最後の章では、普通なら不運と嘆くような出来事を幸運にした著者の実体験が書かれていたのも良かった。

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    2013年09月16日
  • 運を育てる

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    数々の将棋の勝負を通して「いかに運を育てるか」という考え方と実践法をまとめた本。米長さんの勝負に対する心構えなどが垣間見える。

    特に印象に残ったのは、プライドと謙虚さを併せ持つ物にしか運命の女神は微笑まないとの一節。人生の指針となるような本。
    将棋界の話から子育て論まで載っていて話題が幅広く読み物としても楽しい。

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    2011年03月03日
  • 人間における勝負の研究

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    将棋に対する考え方に基づき勝ち負けについて記載されています。
    ただ、その内容は将棋だけにとどまらず、生きる上でも十分すぎるほど示唆に富んだ内容です。オススメ
    印象に残ったのは、大舞台で運を掴むには、自分にとっては大きな舞台でなくても常に本気で取り組むという考え方。相手にとって意味ある舞台では必ず勝ちに行く!

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    2011年01月22日
  • 人間における勝負の研究

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    人生というのは勝負の連続だと感じた。
    勝負への哲学。

    勝負の秘訣とは、握手を打たないことである

    将棋は、常に最後に波乱が待っている。

    その一手が、良いかどうかはわからないことは多い。
    ただし握手を刺さないということに一点の集中をするべきである。

    現代の将棋は、定石をたどるということが多い。
    定石を学んでも、過去を学ぶというだけで、一生その人は越えられない。

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    2010年08月23日
  • 人間における勝負の研究

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    実際に「さわやかに」というのは無理かもしれませんが、そのように思わせる事。「清濁併せ呑む」事が出来るようにしたいですね。

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    2009年10月04日
  • 人間における勝負の研究

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    印象に残っているエピソードが1つ。
    棋士の卵達を集めた研究会で、対局者と観戦者がいるのだが、観戦に回った時、他人の対局を食い入るように見て、一緒に考えている参加者と、集中が続かなくてアクビしている参加者が必ずいる。
    最初は偶然かと思っていたが、何度も観察していると、実力が足りずもっと勉強が必要な参加者に限って、アクビ組。見込みのある者は対局者の傍らで真剣に考えている。
    その理由は…
    というくだり。
    さらに、アクビ組は、会の運営からすると空気を濁らせる存在。
    ここが本当に目鱗で、それまでは、ちょっと毛色の違ったハイレベルなセミナーとかに誘われると、自分などが参加してよいかその度に迷っていたが、こ

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    2023年06月23日
  • 運を育てる

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    BOOKOFFで懐かしい人の名前を見つけたので手にとりました。

    米長邦雄氏は見るに、多彩すぎたように思えます。だが、運命の女神は見捨てなかった。
    七たび名人へ挑戦し得たもの奇跡なら、50歳の時に、名人になれたのも奇跡である。
    一度だけだが、彼に微笑んだのである。

    対して、同時代人の大名人中原誠はひたすら将棋を指し、書いた本の中身もほぼ将棋一色です。
    女に溺れたのを悪く書くようであるが、名人という重圧の元でそうは思いません。
    でもその相手が米長の内弟子であったことも稀有の因縁なのでしょうか。

    書中気になった言は以下のとおりです。

    ・いかなる局面においても、「自分は絶対に正しい」と思っては

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    2023年04月24日
  • われ敗れたり コンピュータ棋戦のすべてを語る

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    2012年に刊行された本の文庫版。当時日本将棋連盟会長であった米長邦雄さんがコンピュータとの対局で敗れた時の記録。対局に向けての準備や当日の模様などが記されている。解説は、コンピュータの代指しを行なった弟子の中村太地現八段。

    今から読んで気づくのは、コンピュータの急速な進歩は予見しつつも、棋士が日常的にコンピュータで研究をしたり、AIの評価値が対局放送で表示されたりするような事態は、本書の時点ではまったく予想されていなかったということ。その一方で、インターネットメディアが将棋ファンを増やす可能性については、米長さんは既に確信していた。当たったこと、当たらなかったことのいずれにしても、ここ10

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    2023年03月22日
  • 人間における勝負の研究

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    初版は1982年、つまり40年前。これに著者の個性が加わって、その「昭和的」価値観にビックリというか、閉口する箇所は、少なくない。

    とはいえ、以下のような指摘は、流石米長さんだなと思ったりする。

    ・最善手を指し続けるのではなく、悪手をしないのが重要。
    ・どうすればカンが養えるか。カンは仮説の一種なのだから、カンを養うには仮説を立てる訓練をするのが良い。希望的観測でもよいので、まずは立ててからその検証をする。
    ・大雑把にできることは大雑把にすますのが、対局の多さや体力の低下を乗り切るコツ。どこまで大雑把にできるかを考える。

    全般として、社会の変化が急速になっている状況をどう乗り切るか、とい

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    2022年03月15日
  • 人間における勝負の研究

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    ネタバレ

     一番参考になったのは「悪手でなければ何を指しても良い」という考え方。最善手ばかり求めてしまう優柔不断な人(自分もそうだが)は読んでみると良いのではないだろうか。何故それが良いのかを本書の中で十分解説してくれている。

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    2022年02月12日
  • われ敗れたり コンピュータ棋戦のすべてを語る

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    ネタバレ

     第一回電脳戦戦記。阿川佐和子氏の「この棋士に会いたい」にこの本の触りが書かれていたのできちんと読みたくなり購入。

     人対人の対局と何が違うのか。ボンクラーズをはじめとする将棋ソフトに勝つためにはどのような戦略が必要だったのか。

     酒好きの米長名人が酒を断ち、数か月の時間をかけてこの一戦に備えた。
     
     米長名人が「オレ、勝てるかな?」と細君に尋ねたところ、「若い愛人もいないようなあなたが勝てるわけがありません」と返される、有名なエピソードも収められている。

     米長名人は後日、

     「いままでにないような感じでマジメに取り組んでしまったところを一言で表現されたのだろう。真剣に取り組むのは

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    2021年07月24日
  • 人間における勝負の研究

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    将棋名人の行き方 勝負論。経験値を感じる。わかりやすく 共感できる部分多い。子供が理解できるようになれば 読ませてみたい。

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    2021年05月25日
  • 人間における勝負の研究

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    2020年10月3日のNHK「あの人に会いたい」という10分番組で、彼のインタビューを見ました。20歳ぐらい若い人と対局する時、強みだと信じていた経験が逆に弱みになると気づいた、それを捨てて新たに挑戦することにしか可能性がないことに気づいた…みたいなことを言っていて、カッコいい!と痺れてしまいました。なんでもいいから彼の本を読んでみたいと思い、即、本屋。まだ置いてあるんですね。そういえば、30年前ぐらい当時の上司が週刊文春での米長邦雄の連載を楽しみにしてたなぁ、と思い出したりしました。結構、昭和な感じの本でしたが、それでも勝負というものが人生観の表れである、とことか浸み込みました。奥さんへのプ

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    2020年10月11日