鴨志田一のレビュー一覧
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裏アカを期に明らかになっていく双葉が抱えた孤独
国見は別として、咲太も双葉も狭い交友関係の中で高校生活を過ごしている。なのに、国見も咲太も親友と同じくらい大切な異性と出会ってしまった
それは双葉に喪失と孤独を強く感じさせるものになってしまったわけだ
ただ、裏アカでの露出でしか自己の価値を感じられないのに、露出行為自体に強い自己嫌悪を感じてしまうというのは難儀な話。本人ではどうしようもないから、本人自体を分けるしか無い。それが双葉が分かれてしまった問題の根源
思春期症候群を解決するには裏アカへの投稿を止めさせるしか無いが、辞めろと言うだけでは余計に悪化してしまうというのは難しい話だね
その状 -
Posted by ブクログ
青ブタシリーズ第3段!
今巻のヒロインは双葉理央ちゃん
寂しがり屋な感じの部分が可愛らしい
けれどもちょこっと面倒そうな女の子
無意識下の承認欲求
それが徐々にエスカレートしてしまう
読んでいて複雑な気持ちになってくる
素敵な友人たちがいるんだから頑張れ!って
でも、自分自身が分かれていまうぐらい自身を責める気持ちもよく分かる
ダメだと分かってるけどやってしまう心理
多分誰気にでもある事なのだろうな
今巻は男子たちがカッコ良い
真夜中の電話1本で駆けつけて、困っている友のために話も聞かず共にいる
それってすごく、すごく心強いことだ
理央ちゃんの想いは届かなかったかもしれないけれど、だからこ -
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ネタバレ咲太はようやく、麻衣先輩と付き合えるはずだったのに、どういうわけだか、前の日に戻ってしまっていた……
これはどこかに原因となる悪魔がいるはずで――
と見つけたのは、メールの返信を何よりも大事にする後輩の朋絵。
彼女は、友人の憧れの先輩から告白されるのを逃げまくっているらしい。
そんな朋絵と咲太に「二人は付き合っているらしい」という噂が流れた。
という話でした。
ちょっと盛大な「思春期症候群」の話で。
今度は時間を操ってしまう病気。
そして、最後にはちょっとがっくりきてしまうようなオチが待っていました。
でも、それはそれで咲太のためにはいいのかなあ……と思ってます。
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青春ブタ野郎シリーズの中でも『青春ブタ野郎はロジカルウィッチの夢を見ない』を一つの作品としてコミカライズするのは大変だったと思うのだけど、話の比重を上手く制御しつつコミカライズしているね
メインとして扱われる双葉は主人公の咲太に恋しているわけではないし、話の土台で咲太は既に2つの思春期症候群に関わったことになっている。更にこの巻の内容では小さい翔子も関わってくるのだから話を纏めた上で双葉の問題へフォーカスしていくのは難しいように思える
でも、読んでいる中で違和感を覚える流れは少なかったし、それぞれのヒロインが登場する下りではそれぞれを非常に魅力的に描くことでこのコミカライズも魅力的な作品として -
購入済み
コレクターズアイテム
序盤の駆け足で原作をなぞる展開はとても散漫で話が入ってこない印象。
エピソードはもっと絞り込んで、削れるところはバッサリ切ってしまった方が良い気がする。
作者は異なるが麻衣や朋絵のエピソード作品では、コミカライズならではのシーンやセリフなどが印象的で、原作小説と違う角度からメインキャラクターを魅力的に描けていたので、本作でもコミカライズならではの見せ方を期待したい作品。
もっと自由に深く双葉理央というキャラクタを描いても良い気がした。 -
Posted by ブクログ
青春ブタ野郎シリーズの中で一番好きなエピソードって多分この古賀朋絵の話だったりする
だから原作やアニメのみならず漫画の形でこうして読めたことはそれなりに幸運だと思っていたり
話の流れは原作からほぼ変わらず、かな
だから本作を読む際には展開よりも朋絵の表情や雰囲気に注目して読んでいたように思う
世界が同じ日を三回迎えている事よりも特に親しいわけではもない咲太と密着している事よりも自分に告白しようと迫ってくる先輩よりも友達への返信を優先し、友達との間に形成される曖昧なバランスに心砕いてしまう朋絵
でも、朋絵の人間性を考える上で難しいのは、朋絵はそんな自分の在り方を悩むことは有っても前みたいに -