香坂あきほのレビュー一覧
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購入済み
かなり、やきもきしました。
前作での紆余曲折を経て、どうにか、相思相愛となったふたり。
けれども、とんでもない問題がもちあがって、すれ違い、苦しむリード。
以前、後宮を飛び出したのも、相手の唯一無二になれないからだったのに。
後でわかったところによれば、きちんと話し合って、事実をつまびらかにすればいいのに
かっこつけて、内々に処理しようとするから、どんどんと事が大きくなっていく。
もう、首謀者はこんな処分でいいのか、と解決後もちょっと納得がいかなかったり。
隣の国の某国王がもっと早く知って、もうちょっと、暴れてみてくれても良かったかも、、、
でも、そうなると、主人公をもっていかれるかな。
作者さんが、頑張って紡いだstory、リードが多才でとても魅力的。
頑張りが少々空回っている感の方もいたりして。
誰にエールを送るかによっても、読後感が変わってくる、味のある、いい作品です。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かったです。
オビに書かれているとおり、本当に丁寧に描かれていて、主人公の魅力的なキャラと共に、とても好感の持てる作品でした。
わずか十歳の時に、偉大な国王リケルメと運命的な出逢いを果たし、国王に見初められた美少年リード。
賢く優しく正義感が強く、しかも、どこか少し抜けているところが保護欲をかきたてる-とても惹かれるキャラです。
リケルメでなくとも誰もが魅せられて当然かもしれません。
そんなリードが13歳で入宮、15歳で側室としてリケルメと結ばれ、正妃やたくさんの側室を差し置いて随一の寵姫となります。
しかし、「愛する男の唯一無二の存在」になれない運命に耐えられず、後宮をひそかに脱出してしまい、隣国に逃亡。
更にその逃亡先のオルテンシアで、第二の運命的な出逢いが待ち受けていることも知らずに-。
リケルメの甥に当たるオルテンシアの王太子ラウルとの2度目の恋。
リケルメとの宿命的な再会。
考えてみれば、幼くして国王の側室となることが運命づけられ、リケルメのために後宮という狭い鳥籠で生きることを義務づけられたリードには、自由というものがありませんでした。
そんな彼が鳥籠を飛び出して自由を求めたとしても、それは仕方のないことであったかもしれません。
上手く言えないのがもどかしいですが、リードが心身共に大人になってゆくプロセスが丹念に綴られていて、とても良かったし、共感できました。
また、リードを特別な存在としながらも、結局は大勢の側室の一人として遇したリケルメと、たった一人の伴侶としてリードだけを生涯愛すると誓ったラウル、二人の男の対照的な愛し方にも考えさせられるところがありました。
また、リケルメがリードに少しも政治的な話をしなかったのに対し(それにはリケルメなりのリードに対する緒もやりもあったわけではありますが)、ラウルはリードを側近として取り立てたというところも、二人の男性の愛し方の違いを感じます。
リケルメはリードに対し癒やしを求め、守るべき存在と捉えていたのに対し、ラウルはリードを対等な時に敬意を持って接するべきパートナーとして接したような気がします。
リケルメとラウルが叔父と甥であるという関係性も運命的なものをを感じますし、一時は肉体的関係を持った国王の「養子」としてリードがラウルに嫁ぐという設定に少し背徳的なものを感じたのは少し考えすぎかもしれませんが、、、
良い作品だと思いますし、分厚い本にも拘わらず、最後まで少しも飽きることなく楽しめました。 -
ネタバレ 購入済み
そうきたか!
面白い系のストーカーBLと信じて読んでいたので、
パンチくらいました。
作者さん買いだったので、私は好きな話でした。
後半の話は、前半が良かったので、ワクワク感半減かな? -
Posted by ブクログ
シリアスとコメディのバランスが絶妙な、読ませる作家さんの認識が強かったので、まさかこんなエロ満載の作品ぶち込んでくるとは思いもよりませんでした。見直しましたw
エロてんこ盛りですが、テンポの良い会話運びはいつもどおり素晴らしくて、思わずニヤついてしまいます。
リーマンものです。
憧れの存在である綾瀬課長からの頼まれ事で、彼の部屋に上がりこむという僥倖を得た悠大。でも、彼の部屋をあちこち探検してしまったばかりに、スパイ容疑をかけられた上、Hな拷問で責めまくられてしまう…というSMちっくな展開です。
…SMちっくなんだけど、全然痛くないのがポイントです!
悠大はマジメで仕事にも恋にも一生懸命な性格なので、大好きな綾瀬がやることなら何でも無意識に受け入れてしまうのです。
そんな悠大に目をつけた綾瀬は、自分はピシッとスーツ姿のままでイジワルな言葉&お道具で責め立てて、自分好みに開発していきます。
綾瀬にしてみれば初めは愛の無い行為だったのかもしれないけど、悠大の素直な気持ちに触れてだんだんほだされていくのが伝わってきました。俺様傲慢攻めのわりには、鬼畜ではないのがよかったです。
悠大は綾瀬に論理的に意見を求められても、そこでちゃんと説明できてしまったりする聡明な子。たとえナニの最中であってもですww
b地区攻めで開発されてしまって気の毒と思ったら、案外喜んでる大物なところもいいんですよね~
仕事でも趣味?でもぴったりな相性の二人なので、これからも公私ともども上手くやっていけること間違い無しだと確信してしまいました。
エロ特化でお腹いっぱいになりそうでしたが、イジワル系のドS攻×天然だけど聡明な受はとても面白かったです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ【※BL注意】
美少女が表紙なので、一瞬、私はBLを買ったはずなのに、買った本を間違えたのか!? って思うレベルですが、実は彼女はきちんと男の子です。
男であることを隠し、素性のわからない謎の美少女モデルである雛世が表紙である人物の設定。
けれど、実は雛世は17歳の内気な男の子であるちひろがモデルとして演じているに過ぎない。
ちひろの兄は、デザイナーで、当初、モデルの宛てもなくこじんまりと仕事をしていた時に、ちひろが頼まれてモデルを始めたままずっと、17歳になるまで「雛世」としてそのブランドの看板となり続けていたのだ。
高校も行かず、ひきこもりとなってしまったちひろにとっては、外に出るのは雛世の時だけ、後は自宅で兄のブランドであるWebページの管理をするだけだった。
そんなある日、兄がデザインした洋服が映画に使われることとなり、雛世自身も映画に出ることとなってしまう。
成長していく自分と、雛世になることに限界を感じ始めていたちひろは猛反対するが、既に決定してしまったことだと、兄に無理やり説き伏せられ、渋々ちひろは雛世として撮影されることに同意する。
そんな中、相手役の飛渡颯にうっかり雛世が実は男であるちひろであることがバレてしまう。
颯は「口止め料」としてちひろの唇を奪ったものの、雛世としてではなく、ちひろの話をきちんと聞いてくれ、危ない時には一番に駆けつけて守ってくれる。
そんな優しさにちひろは次第に颯に惹かれていくが――。
という話でした。
まあ要するに、女装をさせられてきた美少年が、自分にはそれしか価値がないのか、と思っていたところに、本当の自分を愛してくれる人を見つけて恋に落ちました! というまあBLにはよくある王道パターンですね。
でも、雛世の女装がどちらかというとゴシック系の女装で、元ゴスロリ娘の私としては、挿絵も十分にステキなんですが、挿絵になってない部分も妄想だけで十二分にご馳走様です! という感じです。
いやあ、雛世いいよね。
それと、素のちひろの拗ねた感じとかがかわいくて、受けの女装がご馳走様です! で、ゴスロリ大好き! という人は是非、読んだらそれだけで幸せになれると思います。どうして、雛世の服には全部挿絵がついてないのか……と床を叩きたくなるぐらいには。
それから、颯の王子様っぷりも、大事なポイントですかね。なかなかここまでの王子様も、近年のBLではなかなかいないです。
あのきらびやかな王子様然とした王子様ではなく、さりげなく手を伸ばしてくれる感じ……って、王子様じゃなくて騎士ですね。騎士!!
もう、かゆいところに手が届く感満載で素晴らしいです。
受けのゴスロリ女装がお好きな方は、好きな世界観だと思います。オススメです! -
Posted by ブクログ
ネタバレ今回の攻め様はオヤジと呼ぶには34歳と若すぎるけど、紛れも無い「エロオヤジ」でした(笑)
序盤は、ツンツン過ぎるくらいの美人受けと、兄貴肌というか一本気で男前な攻め様という構図。
しかし後半になって加速度的に変態度が増してきて歓喜した!
流石の安定感です♪
BLはカップルになるまでの葛藤とか過程はもちろん大事で、私も基本的にはそこを重視してるけど、鳥谷さん作品の場合は、恋人同士になった後の変態全開の攻め様が超ツボ(笑)
既刊2冊も本当にオススメ!!!
フェチものとか変態攻め好きな方には是非読んで欲しい。
もっともっと書いて欲しい作家さんの筆頭です☆ -
Posted by ブクログ
タイトルはディアプラスなかんじで、イラストも華やかで、ストーリーも途中まではイケメン花屋×ツンツン司法書士のラブストーリーでしたが、読み終わったらやっぱりいつものマニアックな変態攻がハンパないお話でした。
攻の職業が下町のお洒落な花屋なので一見ロマンチックですが、冷静に見ればかなりの変態クオリティ。でも、愛がしっかりあるから大丈夫。
設定がとてもいいのです。心に傷を負って大阪から逃げるように上京してきた司法書士の恵。外見や性癖や職業やら、いろいろとコンプレックスを抱えていることで、事務所周囲の商店の人々とも打ち解けることができず、感じの悪い男に成り果てています。
何故そこまでネガティブなのかという原因が、今まで恵に起こった出来事が明らかになるごとにわかってきて、傷ついてきた恵のことを思うと胸がチクチクさせられます…
そんな彼に変化を起こさせるのが、隣の花屋の海棠です。カッコいいだけじゃなく、商店街の相談役としても活躍する彼は、面倒見が良くて頼れる男なのですが、恵はなかなか素直に心を開くことができません。かなり冷たく手厳しい対応ぶりです。
しかし、海棠はそこで挫けることなく惜しまない甘い言葉と綺麗なお花攻撃で愛情表現し続けるのです。
なんていい男なんだろう、砂吐きそうにデロ甘なセリフ攻めだけどロマンチストだし…と思ってたら、下半身は別人格でした。
ロマンチストで変態というギャップ萌え。変態でも、そこは互いにラブラブになれば何の問題も無いみたいですね。
大阪の男の絡み具合も絶妙。今瀬相手にしか使わない恵の関西弁に激萌え。今瀬みたいな関西弁の真性ドSキャラの描写がものすごく上手い作家さんです。
この男の登場で、海棠と恵の関係が展開していくのも自然でよかったけど、あの時から海棠ってさりげなく片付けたふりでブツを隠し持っているところなんて、ものすごく変態さんだったのですね…気付きませんでした。しかも、どんどんエロオヤジ風に。絶倫っぷりがすごい。匂いをくんかくんかしてるのも変態。そして、甘いセリフの間にシモネタが挟み込まれているのも、大変残念なかんじです。でも、イヤじゃない。
エロはそんなわけで、非常においしくいただきました。
変態ですが、誠意もあるし、商店街の人々からも頼りにされている魅力的な攻です。恵も始めのうちは周囲に対して横柄で冷たかったのが、海棠の力でどんどん変わっていき、最後はとても可愛げのある美人になっていったのが安堵させられるところ。
エロだけじゃなく、商店街の人たちとのやりとりも、どのエピソードを取っても生き生きしていて面白くて注目。皆が自分の悪口を言ってると被害妄想だった恵が劇的変化していくのが、彼らの態度を通してからもわかるところがよかったのでした。
そして、超絶倫変態攻にツボりました。
作家買い確定かも。