かんざきひろのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
死ぬほど面白かった。こういう時は筋道だった感想なんて出てこないのよね。なんだこれ、すごい、って衝撃に心の底から感情を揺さぶられるまま、為す術なく圧倒されるしかない。
なんでそこまでハマっちゃう小説がエロマンガ先生なのか自分でもよく分からないけれど、きっと感情の描き方が上手いだけでなく、作者の人が本当に感じた気持ちが投影されているからじゃないかって思う。もう一つ挙げるなら、主人公たちが本当に好きなことに誇りを持って夢中で取り組む姿が、自分にとってこの上なく眩しく感じられるから、なのかな。
物話のテーマがとてもとてもまっすぐだから、合わない人には全く合わないかもしれないけれど、ひとたびそのテ -
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Posted by ブクログ
完結。
非常に後味の悪い終わり方だけど、上手く終わらせたと思う。
後味は悪いが、これぞトゥルールートと感じた。
とりあえず、唯一嫌いな地味子エンドにならなくて本当に良かった。
地味子はねぇ・・・ホント感じ悪いねぇ。
都合の良い幼馴染の仮面の下に隠されていた顔も実は仮面で出来ています、見たいなイメージ。
仮面を作っているうちに、素顔も仮面になってしまった、みたいな。
地味子視点で見れば、ボタンを掛け違えたまま最悪のルートに突き進んでしまったんだと思う。
ほんの少し要素が変われば、地味子の望んだ結末にたどり着けたんだろうけど、やり方が腹黒すぎる。ざまぁとしか思えない。
もう少しこいつが純粋だった -
Posted by ブクログ
あやせ・加奈子の登場、麻奈美との小さなすれちがい、そして夏コミ行きとあやせとのケンカ・仲直りまで、アニメだと4、5話と、6話のさわりまで。
一巻が人気になって、シリーズ化の話が出たのが二巻だそうな。他のラノベシリーズでもそうなのかもしれないが、「桐乃の無理な頼みを京介が捨て身で解決する」という基本パターンを踏襲しながらも、キャラの掘り下げや新キャラ登場などがシリーズ化の準備が行われています。
そんな感じで、「基本パターン」に無理があったり、シリーズ化準備が冗長だったりして勢いが止まってしまいがちな2巻目ながら、メインテーマに1巻の親バレに続いて親友バレを持ってきて、勢いは止まっていない。ア -
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アニメから入った自分にとってはアニメの原作。どうしてもアニメと比較してしまうけど、全く違和感なく読むことができた。…本当はアニメが原作を過不足なくアニメ化できているのだから、これ、原作ではなくアニメが褒められるところなのだろうけど。
で、その俺妹って、何よりヲタとゲーム、アニメに代表されるその文化を全力で肯定しているのだからヲタが楽しめない訳がない。…もちろん自分も大好きです。
さらに、「神は細部に宿る」を地で行く凝りっぷり。現実のお店、作品名等をたくさん散りばめ、アニメでは作中作の「めるる」にめちゃくちゃ力が入ってます。このディテール感は、特に自分が好きな性癖が取り上げられている人にはた -
Posted by ブクログ
遂におれいもシリーズ完結編!!
うん、やっぱりこうなるよねっていう終わり方で、着地点は全く悪くないと思いました。
ただ、黒猫推しとしては黒猫の出番をもっと><という思いが…ついでに、あやせなり他のキャラも単発ではなく絡ませてきて欲しかったけど、話の流れとかを考えると難しいんだろうなーと。
二人は幸せになれるのかどうなのか、根本は全く解決していない分、これからの二人を想像する楽しみがある終わり方でした。
ずっと(?)読んできた作品が終わると、本当せつないというかむなしい気分になるけど、たまに読み返してみたい作品になりました。
挿絵と台詞の絡みがある部分がよくて、三章の終わりはしばらく硬直し -
Posted by ブクログ
☆1か☆5かで評価がわかれる内容だと思ったし、それで悩んだ。
けど、ここでいう☆1は糞つまらないだけの本や漫画を読んだものとは違う☆1だと思い☆5にした。凡作ではなく、傑作か駄作のどちらか。針はどちらに振られているかはわからないけど、どちらにせよその針は振り切れているんだろうなと感じた。
当たり前だけどこのラストにすることの反発や問題は作者側も認識しているわけで。それも含めて今度考察をしてみようと思う。
しかしいずれにせよ1年弱前からラノベを読みはじめて(たぶん)10月だか11月にこの作品に触れ、当時既刊分の11巻を一気読みした経験というものが少なからず自分に影響を与えているのだと思うと -