高瀬乃一のレビュー一覧

  • 春のとなり

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    無念の夫の死を晴らすため奔走する菜緒と義父。二人の関係性もほのぼのと書かれていました。

    途中から菜緒の心の変化にハラハラ??でしたが
    何とか春が来そうな気配となり良かったです。

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    2024年07月26日
  • 無間の鐘

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    ネタバレ

     6作の連作短編からなる時代小説。
     修験者然とした十三童子が、無間の鐘を携えて時空を超えて人の世を行脚しているそうな。その鐘を撞けば、どんな願いも叶うが、撞いた者は底なしの無間地獄に堕ち、その子も今生の地獄を見る。さて、撞くか撞かぬか? と欲のある人に迫る。
     笑うセールスマンのような、撞いたら最後、「ドーン!」とオチが待ってる戒めに満ちた短編集かな? と読み進むが、少し予想外の展開だった。

     「小説現代」に掲載された「親孝行の鐘」「嘘の鐘」以降は、書き下ろし。「黄泉比良坂の鐘」が古事記の逸話も引きつつ、良い話だったかな。
     以下、「慈悲の鐘」「真実の鐘」、「無間の鐘」と続く。
     嵐で難破

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    2024年07月11日
  • 無間の鐘

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    無間の鐘…願いを叶えたいなら、この鐘を撞け。ただし、撞いた者は来世で底なしの無間地獄に墜ち、子も今生で地獄に堕ちる。撞くか撞かぬかは本人次第。“十三童子“の狂言回しで話しが進み、大団円で全ての伏線を回収。よく出来た読み物でした。ただ誰も無間地獄に堕ちず、十三童子の成り立ち、深掘りももう少し詳しく有れば物語の深みが出たと思う。

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    2024年06月15日
  • 無間の鐘

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    欲に目が眩んで鐘を撞いた人々の悲惨な末路が描かれるのかと思ったら、想像とは違って救いのあるお話だった。『嘘の鐘』は鐘が最も効果的に使われている感じがして良かった。『慈悲の鐘』は確かに想い人の心が満たされたけれど、そう来たかあ、と意外性があって面白かった。

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    2024年05月06日
  • 江戸に花咲く 時代小説アンソロジー

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    【収録作品】「祭りぎらい」 西條奈加/「天下祭」 諸田玲子/「関羽の頭頂」 三本雅彦/「往来絵巻」 高瀬乃一/「氏子冥利」 宮部みゆき

    祭りをテーマにした時代小説アンソロジー。
    「天下祭」はわからないが、それ以外は、いずれもシリーズものの一篇。単行本未収録の新しい作品と思われる。
    「祭りぎらい」は「狸穴屋お始末日記」シリーズ。
    「関羽の頭頂」は「運び屋円十郎」シリーズ。
    「往来絵巻」は「貸本屋おせん」シリーズ。
    「氏子冥利」は「三島屋変調百物語」シリーズ。
    シリーズとして続いている作品ということで、さすがにどれも面白い。とはいえやっぱり、宮部みゆきは別格かな。

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    2024年04月18日