植木理恵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
このタイトルと表紙!
一目惚れして借りました。心理学の本です。
この本のタイトルは、「忘れようと努力するほど鮮明に思い出してしまう」ということを示す実験から。考えるな、忘れようと思えば思うほど、人は忘れられなくなる。
「自分の感情をすぐに言語化してしまうと、心の深いところにある真の感情がわからなくなる」これは授業で使えそう。好きとか嫌いとかわかったとか簡単に言葉にしない。曖昧なものを言葉にする過程を大切にすること。
「誰かの行いを見て真似して盗むこと」が学びの基本というのも面白い。新しく生み出すには誰かから盗まないといけない。
「集団的手抜き」、人が集まれば無意識に手を抜くやつが出る。ア -
購入済み
わかりやすい
心理学やカウンセリングを学ぶ人にも、「なるほど〜」と勉強になる一冊。
かといって、難しいことは言っていない。むしろ、難しいことをわかりやすく伝えるのが、植木さんのスゴいところ。 -
Posted by ブクログ
タイトルと表紙に惹かれて購入しました。
「なんでシロクマのことを考えちゃいけないんだろう?」と思ってましたが、読んでみればなるほど納得、そういう実験があったのですね。
僕は認知心理学というジャンルをよく知らなかったのですが、この本を読んだおかげで少し親しみが持てるようになりました。
本書に載っていることは恐らく、難しい論文の内容をかいつまんだものだと思いますが、植木先生の解説が非常に優しく、身近な例をとりあげてくれているので、興味をもって飽きずに読むことができました。
実験の結果だけ知らされても、「それってどうゆうこと?」と思ってしまいそうな内容も、ちゃんと日常レベルに落とし込んで説明 -
Posted by ブクログ
植木先生の本は本当に分かりやすいですね。
心理学というと、なんだかボヤーっとしたイメージですが学問として成立しているわけを改めて感じました。
個人的に抽象的な考え方を好む方なので、心理学というものを人生に活かせないかなとずっと思っていました。
とはいえ、心理学を専攻していたというわけではないのですが…
ただ、なんとなく人の心の仕組みが分かれば生きやすいかなと思って。
そんな私にこちらの本はベストマッチでした。
「こういうの知りたかった!」という知識がたくさん書いてあります。
すごく簡単に書いてくださっており、さくさく読めるので一読の価値ありです。 -
Posted by ブクログ
植木先生の本は最新の心理学って感じで、とても勉強になるし、おもしろい。
一番驚いたのは、
『仕草で心理は読み取れない。』
そういう心理学の本いっぱいあるのに、あれは何なんだと思った。
もう仕草見て、人を判断しようとするのは控えようと思う。
ロールシャッハテスト‥言葉を発するまでにかかる時間を計る。物事のとらえ方が全体的か部分的か。
「逆に」「要するに」を連発する人は、似ている。‥作文をすぐに書き始める。=間がない。→サービス精神旺盛・小心者
円グラフ療法‥たくさんの選択肢・仮説があることに気付ける。
悪いときでなく、いい時を分析する。
方略思考‥どういうことをして何を成し遂げるか -
Posted by ブクログ
著者は、TV番組であるさんまの「ホンマでっか!?TV」(TV番組を見たことはないですが)に出演されている心理学者、慶応大講師、心療内科カウンセラー。
心理学の見地から脳にまつわるエピソードをいろいろと解説してくれている。
「平気でうそをつく」脳とは、たとえばヒトの判断は、蓄積された記憶などのバイアスがかかり、その上で判断を実施しており、置かれた状況などからバラバラの判断がなされるとのこと。
確かに人間の行動で納得される話が満載。
「年をとっても興味や感動を失わなければな結晶性知能(決断や判断する力。対比は流動性知能(新しいものに適応する力))は伸びていく」は、ぜひ実践し続けたいものである。 -
Posted by ブクログ
仕事にプライベートに
心理学の本は役に立つ
のか?
私の答えは、役に立ち
そうで立たない、です。
というのも、これまで
この手の本をいろいろ
読んできて、
役に立った実感がない
んですよね。
何で?って読んだ内容
を忘れてしまうから汗。
じゃあ忘れないように
すればいいんじゃない
?
そのために気になった
ハウツーはメモに残し
ました。
でもそれだけじゃまだ
まだ不十分ですよね。
そのメモを見返すこと、
そして実践してみるを
繰り返した先に、
少しずつ成果を感じる
もの。
というわけで、メモを
見返して実践すること。
新年の抱負はこれかな。
って、うん、いかにも
三日 -
Posted by ブクログ
面白かった!個人的には忘却曲線と言語的隠蔽が興味深かった。
『しろくまのビデオを見せて、1年後にしろくまのことを聞いたらどのグループが一番覚えていたか。①しろくまの事を考えていてください②しろくまのことを絶対に考えないでください→②番のほうがよく覚えていたという実験』
『考えまいとすればするほど忘れることができない。忘れるためには脳のメーターが振り切れるまで考えること。泣きたいだけ泣き続けるほうがいい。なんだったら暴れるくらいのほうがいい。いくら悲しくても辛くても人は半年経つとその対象への興味が薄れていく(忘却曲線)』
『メモ術。メモに気持ちも書くと偏見が入る。メモをとるときは客観的事実だけ