青木寿幸のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
この手の作品では、
様々なケースの経営不振企業を題材として、
会計(決算書)の観点から、問題点を探り、
解決策を論じていくパターンが常道ですが、
往々にして、会計情報がてんこ盛りになり、
結果的に、ある程度の会計知識がなければ、
読み込むことが難しいケースが多ぃですが、
本作品も、そのジレンマに嵌っていたかな。
例えば、第一章の黒字倒産の場合の原因は、
キャッシュイン<キャッシュアウトによる、
資金ショートであり、まずやるべきことは、
現金の流出の抑制と、流動資産の現金化…。
しかし、会計情報がてんこ盛りになるほど、
内在する問題の優先順位がぼやけてしまぃ、
結果、中期的な課題解決論にな -
Posted by ブクログ
現在持っているものに満足していない者は、持ちたいと思っているものを手に入れたとしても、同様に満足しないであろう エーリヒ アウエルバッハ
われわれは好んで他人が完全であることを求めはするが、自分自身の欠点を正そうとはしない トマス・ア・ケンピス
頑固な人には、自ら招いた難儀が一番よい教師になるに決まっています ウィリアム・シェイクスピア
小規模宅地の特例 被相続人と同居していた相続人が自宅の土地を相続して、そのまま住み続ける場合には、その土地の240m2まで20%で評価 自宅を売らなくても住み続けることができる
基礎控除額 5000万+1000万x相続人の数
配偶者の特例 妻が夫の -
Posted by ブクログ
ネタバレ父子家庭で手塩にかけて育てた娘が今度結婚。父親はウェディングドレス試着イベントに
急ぐところ、ハンドル操作を誤り事故に。脳死となった父親は「天使」に出会い、
5人の人生建て直しに成功すれば生き返ることができると取引を持ちかけられ…。
巷で流行の物語風ビジネス本だが、中身は割りと硬派でBS/PL/CFも頻出する内容。
自分の業界以外の観点から財務諸表を見ると、また勉強させられる部分があるなぁと実感。
第1章~決算上は利益が出ていても、運転資金が底をつけば倒産
・借入金の元本返済は当期純利益から(元本返済はPLに出ない)
+固定資産の原価償却期間は往々にして、借入金の返済期間よりも長い
-
Posted by ブクログ
ネタバレ先日税金の勉強をしたのでついでに会計の勉強をと思い手に取った。とりあえず自分には一切会計知識が無かったので正直このレベルの本でも消化しきれていない。やはり実際に手を動かしてやってみないと本書の内容の本当の意味は分からない気がするが,そんな自分にも分かりやすい本だというのは分かった。とりわけどのように会計をつけるのか、ではなく、それがどの様に役立つのか、どの様に役立てればいいのか、というのが分かりやすく書かれていた。①新規事業を行う目的をハッキリさせる②無理のない目標を立てる③撤退のルールを明確にする、とか具体的な指針もあり経営者とかを目指している人なら読むといいのかも。しかし減価償却の重要性と
-
Posted by ブクログ
投資という題名がついているが、新しい事業の立ちあげという観点から小説になっている。株等の投資という観点だけでなく人生での投資(チャレンジ)について触れているように思う。
よって株投資や不動産投資だけでなく新事業を立ち上げる上での心構えややり方(事業計画書の考え方)はたまたミュージシャンが成功するためのステップ(人生の成功方法)にも触れている。様々な考え方の大枠を理解するのには面白い。
逆に言うとすべてが中途半端になってしまってもいるため、事業の立ち上げ方という観点でもう少し落とし込んだ新しい書籍を期待したい。
しかし小説としての展開もあり事業の成功までも読めるため興味深く読み終えることができる