安達茉莉子のレビュー一覧

  • 臆病者の自転車生活

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     作者が、自転車に乗り始めたことで、自分に自信をつけていく様子が描かれている。
     私も、自己肯定感低めで、自分に自信がない方だ。この本を通して、昔自分が車を使わず、歩きと自転車生活をした日々のことを思い出した。自転車だと、気になったお店などにすぐに寄り道できる楽しさがあった。私も、自分の足で漕ぐことで行きたいところに行ける、そんな自由が楽しかったことを思い出した。
     今ではすっかり車生活になってしまっているが、また自転車に乗りたくなった。本文中にも出てきた『弱虫ペダル』も読んでみたいと思った。

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    2025年09月27日
  • あなたのフェミはどこから?

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    ネタバレ

    まるで朝ドラ「虎に翼」の「はて?」というセリフのタイミングを集めたような本。
    当たり前だと思っていたのに「あれ?おかしいかも?」と気づく場面。
    様々な立場の方の寄稿が集まってて一つ一つ短い。軽そうで、全然軽くない。

    この本にはフェミニズムというテーマだが、「弱さを認めて、差別を減らして、共に生きていく社会」みたいな風潮が感じられる。弱さを見つめるために、それぞれが自分の生い立ちを話している項が多い。



    以下、ネタバレ
    ・・・・・・・・・・
    鴻巣麻里香「脱抑圧の三代記」
    p.69
    「子どもがいるんだから、そんなに無理して働くことはないんじゃないか。一度仕事のペースを落として、子育てに専念し

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    2025年09月07日
  • あなたのフェミはどこから?

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    多様な職業や様々な性自認を持つ19人が「あなたのフェミはどこから(はじまりましたか)?」の問いに対して、ナラティブに応えてくれる。個人的な生育歴や経験は多様でもどこかで共通する体験が語られ、フェミニズムとの出会いや現在の活動、到達点などを綴るリレーエッセイとなっている。1948年に定められた世界人権宣言の第1条は「すべての人間は、生まれながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利とについて平等である」と記載され、第1条のあとに「人間は、理性と良心を授けられており、互いに同胞の精神をもって行動しなければならない」と続く。○国ファーストと排外主義が飛び交う今日において、人権感覚を研ぎ澄まし、ジェンダー

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    2025年07月21日
  • あなたのフェミはどこから?

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    自身がフェミニズムに対して、ちゃんとつかまえることができていないからだと思うが、わかりやすく入ってきたのは、星野概念さんと武田砂鉄さんの文章。フェミニズムだけでなく、自分とは異なる人との対峙には、必ず客観性を忘れてはならない、という点はいつも思うことだし、そうすることで少しでも中に入り込むきっかけになるかもしれないのだと改めて思い返した。適度な距離と、想像力と、それを反芻する能力が高まることでお互いがもやもやせず、もう少し前を向いて生きていけるような雰囲気が作り出せそうな気もするが、それがなかなか難しいのだよな、と改めて思ってしまった。

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    2025年06月29日
  • 臆病者の自転車生活

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    中学時代ママチャリで片道1時間かけて通学していた頃を思い出した。読み始めてすぐに電動自転車が欲しくなった。読み進めていくうちにロードバイクにも乗りたくなった。表紙のイラストと自転車生活というタイトルに惹かれて購入したけど、とっても刺激になる素敵な本に出会えた。内容はもちろん、作者さんの文体も好み。他のエッセイも読みたい。

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    2025年05月09日
  • 臆病者の自転車生活

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    前作を読む前にこちらから読んでしまって、大丈夫かな?と思いましたが全然楽しめました。
    私は自転車に乗れないぐらい運動音痴で、著者の安達さんに少し似通った部分があるかな?と思いますが、これを読んだら自転車の練習がしたくなりました。私も、走りたい。

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    2025年03月30日
  • 臆病者の自転車生活

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    とにかく自転車で遠くまでいってみたくなる。日頃、横浜のまちを電動のママチャリでブイブイ言わせている自分としては、序盤の筆者の走る場所やその際の気持ちに同意しまくりでした。だんだんと自転車生活が本格的になるにつれ、私もやってみたいの気持ちがどんどん増していく。正直、筆者の方のアクティブぶりに「あなたさまが臆病者なら私は一体…?」となる部分もありましたが、その姿がまぶしく、その背中を追って私もロードバイクで駆けてみたいと思わされる一作でした。

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    2024年08月03日
  • 臆病者の自転車生活

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    自転車の魅力が溢れすぎていて、絶対来年末までにクロスバイク買う!そしていずれはロードバイク!と決意させてくれた。

    学生時代はTREKのクロスバイクで往復9km +バイト先まで往復4kmを毎日のように走っていたのに、今日まで離れていたなぁ…

    妙蓮寺駅近辺まで少し距離はあるが、同じルートでサイクリングしたい!!と思わされた。
    鎌倉とか真鶴とか、いいなぁ。
    メンテナンスをサボってしまう性分なので絶対クロスバイクにしようとは思っているし、子どもが小さすぎてなかなか遠出はできないが、ちょっとずつ隙を見つけて近くでも走りたい。

    この本を読んだ足で自転車屋に行きたくなるくらい焚き付けられてしまった。

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    2024年07月26日
  • 臆病者の自転車生活

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    真鶴出版に行ったときに見つけた本。読んで良かった!!自転車に乗ってどこへでも行ける、自分の足でただひたすらペダルを漕いで進んでいく先に見えた知らなかった景色や爽快感。横浜から真鶴までの距離を自転車で走る安達さんの挑戦や行動力はすごいと思った。初めての自転車旅にはたくさんの学びがあっていくつもの試練を乗り越えて経験を積んで人は強くなっていく、大人になってからの挑戦いいなと思った!

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    2024年02月07日
  • 臆病者の自転車生活

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    電動自転車を買って、全く同じように感じて、ああもっと遠くに行きたいなー、スピード出したいなーと思う毎日。あと、地図を見る楽しみもできた。共感まみれ、というか、私が書いた?と思える本。

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    2024年01月17日
  • 臆病者の自転車生活

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    面白かった。既にロードバイクに乗ってますが、乗り始めた最初の頃の楽しくて楽しくて仕方がなかった気持ちを思い出しました。去年は宮古島と宗谷岬周辺をちょっとだけ走ってきました。今年はまだ何の計画もありませんが、またどこか遠くの道を走りたくなりました。自転車はほとんどの人が乗れます。ロードバイクも自転車が乗れる人なら誰でも乗れます。そしたら自分の足で100km走れます。

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    2023年03月11日
  • 臆病者の自転車生活

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    ネタバレ

    忘れ物をきっかけに電動自転車に乗ることになり、すっかり自転車の魅力にハマってしまった方の話。

    二年ほど前に自身がペーパードライバーだったけど、原付の教習からスタートして車に乗れた時の「どこにでもいける!」と感動した時の気持ちを思い出した。

    あの時私も移住先は前住んでいた所よりも田舎だけど、電車の便もいいし何処にでもいけると思っていたし、今もそう思っているけど、これも自分の制約を受け入れてただけだったんだなと思う。電車の時間や乗り継ぎも気にせず、いつでも何処にでも行ける。

    それからこの本を読んで、やりたいことは色んな人に伝えていくべきだなとも感じた。この方の人徳による所も大きいと思うけど。

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    2025年12月05日
  • とりあえず話そう、お悩み相談の森 解決しようとしないで対話をひらく

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    安達茉莉子さんの驚くべき自己否定的発想とそれが故に湧き上がるなんとも言えぬ優しい考え方が大好き。それはきっと自分にも通じる自己否定、自信のなさから感じるものなのだろうと思う。
    今回のこのお悩み相談の森はとても素敵な森でした。確かにお悩みのうちのいくつかは、悩みではないようにも感じたりしつつも、私もそんなふうに考えがち、と妙な親近感と共に読み進めた。意外とみんな、自信なんてなく生きているのかもなぁ、なんてことを思う。虚勢を張ったり、演技をしたり、思い込んだり、気づかないフリをした「して、一生懸命に、可愛らしく生きているのかも、と思う。オープンダイアローグが最後の最後に出てきて、納得。オープンダイ

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    2025年12月01日
  • あなたのフェミはどこから?

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    初めて読んだフェミ本。
    日本ではまだまだマイノリティの扱いだけど、
    私はこっち側の意見に納得できる、、

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    2025年10月07日
  • あなたのフェミはどこから?

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    フェミニズムとの付き合い方は、人によってさまざまだ。人によって千差万別のフェミニズムが存在すると言っても過言ではない。

    能町さんの寄稿が読みたくて手に取った本だが、他の方の文章も読み応えがあった。

    高嶋鈴さんの、男性の先輩とのエピソードは、よくあることだよねと思いつつ、その強烈な傷つきにもまた共感できて、世の中に蔓延る不条理を少しでもマシにするために、理論を学び、語る技術を身につけねばと、決意を新たにする彼女の姿に、自分もぼんやりしてちゃいけないなぁという気持ちにさせられた。

    人それぞれのフェミニズムだが、出会いのきっかけとして、ベル・ブックスの『フェミニズムはみんなのもの』とジュディス

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    2025年05月01日
  • 臆病者の自転車生活

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    自転車の楽しみがすごくよく伝わってきた。
    最近暑くて全然乗れてないけど、またサイクリングしたいなと背中を押された気分。

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    2024年08月17日
  • 臆病者の自転車生活

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    あとがきにスケートボードの話があった。「もし誰かがスケートボードを『採点』できるとしたら、基準はたった1つだ。見ている人がスケートボードを持って外に飛び出し、乗ってみようと思わせられたかどうかだ。」読んでいて、「自転車っていいな、乗りたいな」とずっと思いながら読んでいた。自転車に乗った時、顔に風が優しくあたる感じや、目的地までぐんぐん進むけれど途中で気になるものがあれば直ぐに立ち寄れるところとかを思い出した。私は旅をした時によくレンタサイクルするのだが、日常生活の中に自転車があれば素敵だなぁと想像を膨らませた。

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    2024年01月23日
  • 臆病者の自転車生活

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    安達茉莉子さんの文章が好きなので、読む前から楽しめるとは思っていたけれど、期待以上に面白かった。これを読んだら自転車生活を始めたくなる。電動自転車を買いたいなぁと思っていたけれど、自転車通勤を考えたら電動じゃない方がいいのかしらと読みながら迷った。
    いつも思うが、安達茉莉子さんの行動力はすごい。そして、いつも素敵な友人たちに囲まれて、優しい世界にいる方だなぁと思う。きっと魅力的な人なんだろうなぁ。
    自転車に乗って風を感じられる本でした。

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    2024年01月21日
  • 臆病者の自転車生活

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    おもしろかった。なんか、作り物じゃない、すべてを正直にそのまま書いたって感じが伝わる。そして、チャリンコに無性に乗りたくなる本

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    2023年11月04日
  • 臆病者の自転車生活

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    本屋で「繊細」というワードを見るとつい目に留まってしまう。。最近は繊細さんに関する本がいろいろあるし、自分も頷きながら読むこともある。でも、この本は自分と向き合いながら、全力で楽しんでいるうちに気づいたら前進していた、という感じが、自転車を漕いでいる時の疾走感と相まって本当に気持ち良かった!!
    背中を押して欲しい時に何度でも読みたい。
    普通のシティーサイクル?ユーザーの私は自転車の可能性にわくわくしたし、安達さんの素敵なお人柄や文章やかわいらしい絵にも虜になった。
    素敵な本と出会えて嬉しかったな。

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    2023年03月30日