藤沢周平のレビュー一覧

  • 春秋の檻 獄医立花登手控え(一)

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    流石です。獄医の立花登は、江戸には、幼少期から秀才で名を馳せ、故郷の誇りを背負って医師として働く叔父を頼りにやってきた。叔父が江戸ではダメダメだったので、登が代わりを引き受ける。面白くって一晩で読破。すぐに次に行く。甘くない江戸物。登は柔術の使い手。

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    2015年05月27日
  • 風雪の檻 獄医立花登手控え(二)

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    4部作の2巻目。
    他の巻は、10年以上前に読んでいたが、この巻だけ、何故か未読であった。
    時代小説を読むというのは、タイムマシンに乗るようなものかも。主人公と一緒に江戸の街を徘徊し、その当時の人々の、営みに触れ、人情に心を洗われ、時には、サスペンスにワクワクする。
    藤沢周平の世界に浸るため、既読の巻を、これを機会に読み返そうか。

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    2014年06月14日
  • 風雪の檻 獄医立花登手控え(二)

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    獄医シリーズ2巻。
    叔父宅に居候してる主人公。同居の従姉妹が美人なんだけど性格や行動に難があるふうに描かれているのね。将来的には結婚をと考える叔父叔母に、とんでもないと思っていた主人公が、だんだん気持ちが通い合ってくる感じの描き方がうまいなあと思う。従姉妹がだんだん可愛く思えてくるんだよね、読んでるこっちも(笑)。

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    2013年12月21日
  • 用心棒日月抄

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    20120809 たぶん最初の藤沢作品、この後、いろいろな作品に入り込めた。最初にこの本で良かったと思う。

    20191201 令和になって再読。何度読んでも良い話は良い。忠臣蔵の時期に読み終えたのもタイムリーだった。シリーズを又読み直そうと思う。

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    2019年12月01日
  • 風雪の檻 獄医立花登手控え(二)

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    前作の最後で登(獄医師 立花登)によって、悪漢どもから救いだされた、従姉妹にして放蕩娘であった”おちえ”が すっかり しおらしくなって登場するのが笑える。事件が起こる度に、岡っ引きの藤吉親分と下っぴきの直蔵コンビから無償で助力を得たり、匕首を懐に飲んだヤクザ者を相手に、起倒流柔術の技だけを頼りに素手で戦ったりという、些かご都合主義的展開が続く。一応、捕り物帳の形式を踏んではいるが、事件の解決には重きを置いていない。藤沢文学は文体であり筋はワンパターンでも構わない。類似展開の繰り返しが麻薬的効果をもたらす。

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    2012年02月11日
  • 春秋の檻 獄医立花登手控え(一)

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    娑婆と牢内、二つの世界を行き来する主人公と、牢につながれた人々のそれぞれの物語を描く連作短編集。どこか幸せになりきれない話も多いけど、これでよかった、世の中こんなものなのかもしれない、と思わせる。

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    2011年09月04日
  • たそがれ清兵衛

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    登場人物ひとり一人が、なんとも味のある短編集。

    普通の人の生を一コマ覗かせてもらう。
    そんな感じがしました。

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    2011年08月13日
  • 闇の歯車

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    この時代は病だけじゃなく、いろんなことで死が近かった。
    あの600両はどこへ?
    もしかしたらこういうお金が「埋蔵金騒ぎ」の元になっていたりして。

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    2011年07月18日
  • 用心棒日月抄

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    やっぱ、カッコいいなぁ。

    ……おおっと!
    うっとりしているだけではありません。

    ワケあって国を出て浪人生活を送り、用心棒の仕事などを
    しながら日銭を稼いで暮らしている主人公・青江又八郎と、
    その周辺に見え隠れする赤穂浪士・敵の吉良の手の人々……

    歴史は「だれが良い者でだれが悪者」ということを決めてから
    語られるものですが、「良い者」として扱われるヒトにも「悪者」
    の側にさてしまったヒトにも、それぞれの正義があるんだな~と、
    読んでいてちょっと思いました。

    でもそれはそうと、やっぱりカッコいいです……

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    2019年01月16日
  • 春秋の檻 獄医立花登手控え(一)

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    主人公の獄医・立花登と、その居候先の娘・おちえとの仲が次第にニヤニヤした感じになっていくところが良い。初めは心底嫌っていたくせに気付けば…。

    登場人物の成長に一喜一憂できるのは長編の魅力。

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    2009年10月04日
  • たそがれ清兵衛

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    江戸時代の名もない剣士の物語が集められた短編集です。
     しかも、8人の剣士とも華々しい生活というよりも、ちょっと日陰な境遇の人達。ひっそりと生きる男たち。
     自分の力を誇ることなく、ひけらかすことなく、おごることなく生きるその姿こそ、まさに「卑怯」という言葉を一番に嫌う「武士道」そのもののように見えました。
     華美でなく、誇張しない文章からも、淡々とひたむきに生きた男たちの背中が見えてくるような気がしました。

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    2009年10月04日
  • 雪明かり

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     古さを感じさせない、美しい文章。読後に激烈な感情はなくて、なんとなくほんわかしたり、切なくなったり、そういう柔らかい感情を招き寄せてくれる。

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    2009年10月04日
  • たそがれ清兵衛

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    一昨年くらいに映画化され、ずいぶん話題になっていたのでためしに読んでみた。

    地方藩士の姿をうつした短編が8編入っている。
    あまり裕福でもなく、容貌も性格も地味だが筋の通った生き方をしている普通の人々の話だ。
    表題となった短編も、病気の妻を療養に出すため藩の政変で働く事になった「たそがれ清兵衛」と呼ばれる侍の話。
    彼らは静かに決まった仕事をこなし、仕事が終われば朋輩と飲みに行ったりする。藩とか侍というのは今でいう大企業と社員みたいなもんなのかなぁ、などと思う。
    かなり短いので、これで映画ができるのかと不思議に思ったけど、どうやらこの本の3つの短編が合わさって1本の映画になったようだ。

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    2009年10月04日
  • 雪明かり

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    短編小説がいくつか。そのどれもが切なくて、やるせなさがこみ上げてくる。もの悲しい物語の中に、人の情がやっぱりあたたかくって、じんじんしました。

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    2009年10月04日
  • 決闘の辻

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    剣豪たちの決闘や生きざまを描いた5編からなる短編集。お勧めは愛洲移香斎の短編。たぶん架空の人物・住吉波四郎が、父のかたき移香斎を求めて旅に出る話。兵法者の住む苛烈で荒涼とした世界を見た波四郎の決断がなんとも言えず良かった。

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    2009年10月04日
  • 用心棒日月抄

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    ネタバレ

    初めての藤沢周平作品だったけど、読みやすく面白かった。
    各話に美しい女性が現れ、どの女性も又八郎のことを憎からず思っているのはちょっと面白かった。男性が考える理想のモテ方を主人公がしていた。
    その又八郎の男ぶりの良さが、信頼のおける主人公へグレードアップさせている。
    特に、普段若い男性と話す機会がなく、又八郎と話すときにはしゃいでいる若い女の子の描写などは、世慣れた男性の視点だなと思ったし、女性の目線から見ても、あるわ…という感じで又八郎の小慣れた視点はやはりモテを感じる。
    彼の生活の仕方も、仕事は一所懸命やる、でも余裕があるときはダラダラもする、懐が寂しいときは寝るしかしないなど、一貫して態

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    2026年01月10日
  • たそがれ清兵衛

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     藤沢周平の2冊目、やはり超娯楽作品で楽しめました。
     どの話も愛すべきキャラクターの設定で、しみじみ佳かったですが、私は最後の「祝い人助八」のラストシーンにグッときました。
     でも(どの話も)結局は「剣の力」で解決なんですよね。(時代劇だから仕方ないのかもしれないですが)
     「剣」の無い私は何で勝負できるかなぁ。
     勝負しなくても(勝てなくても)良いかぁ。命を取られることはないしね。
    【追記】
     調べてみたら映画「たそがれ清兵衛」では、「祝い人助八」のエピソードも組み込まれているらしいです。映画を見た方おられるかな?
     見ようか、見ない方が良いか迷っています。

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    2025年09月23日
  • たそがれ清兵衛

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    青山文平は藤沢周平に作風が似ている、との何かの記載をきっかけに。なげやり私、に最近なっているので、昔から人の悩みはあるよね、的なことを感じたくて手にとったのですが、体は鍛えておくべき、な内容であったので、自身の来し方を思うと、もうとりかえしがつかず。たそがれました。

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    2024年09月21日
  • 用心棒日月抄

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    以前、蝉しぐれの周辺を調べた際に、蝉しぐれの映画化の折に出版されたムック本で、作家たちが好きな藤沢作品は?ときかれて、この本を挙げるひとが多いのをみて、私も気になって読んでみた。
    事情があって脱藩した青江又八郎が、江戸に出て、ちょっとわけありな仕事斡旋業者、相模屋のタヌキ親父・吉蔵に頼んで、主に用心棒稼業を世話してもらいながら、そこでのアクシデントを体験していく連作集。
    そのなかで、浅野家の浪人たちが吉良邸への討ち入りを計画していることと関わっていく。
    同僚、細谷もユーモラス。全体にシニカルな明るさがある。
    デビュー以降、暗い作風が続いた藤沢作品が、ここから転換点を迎えたと表される作品で、確か

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    2022年08月14日
  • 市塵(下)

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    新井白石ってすごい人だったんだなぁ、というのが感想。
    下積みを経て徳川家宣に信頼され重用を受け幕府の頭脳とも言える働きをし家継の世もサポートして、白石がいなければ日本はどうなっていたのだろうと思わせる存在になりながら吉宗の世になると一気に凋落と言って良いような扱いを受けるようになる。弊履を捨つるが如き扱い。
    1人の人間の栄枯盛衰、かくも残酷なものか。

    講談社文庫で読んだので伊集院静さんの解説が巻末にあった。
    これが良い。
    藤沢周平ファンの思いを代表して語ってくれている。
    フランスの日本料理店で初めて藤沢周平さんの用心棒日月抄に触れてから一気にファンとなってのめり込んでいったエピソードには「そ

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    2021年09月16日