獄医立花登手控えシリーズ第2巻。シリーズの副タイトルが各「~檻」と重苦しいイメージが有りますが、柔術を得意とする熱血青年の成長を、豊かな人情味溢れる情景で描く作品。登の柔術道場仲間新谷弥助が姿を消した。その後、深川の遊所でよからぬ男たちと歩いているところを目撃されたという。行方を追う登の前に立ちはだかる悪の背後に、意外や弥助の影があった。彼に何が有ったのか?。今回は道場仲間弥助の行方捜索、叔父の代わりに勤める獄医に持ち込まれた事件・登と従姉妹のちえの恋模様をうまく絡めた物語。時代物を意識せず読める。