藤沢周平のレビュー一覧

  • 長門守の陰謀

    匿名

    購入済み

    どれもしみじみとして味わい深い。
    「夢ぞ見し」昌江視点で語られ、非常にユーモアあふれ笑え最後はほのぼのさせられた。

    「夕べの光」女の幸せに揺れながらも血を分けた子でない幸助との母子生活に帰するさまが情感溢れる。

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    2022年12月28日
  • 用心棒日月抄

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    藩主暗殺の陰謀を知ってしまった故に許嫁の父を斬り脱藩、刺客に追われる身となった青江又八郎。
    江戸の裏長屋に暮らし、用心棒稼業で糊口をしのぐが、浅野内匠頭の刃傷事件からの浅野浪士討ち入りの噂が流布するにつれ、請け負う仕事に浅野、吉良両家の争いの匂いが立ち込める。
    10篇の連作は忠臣蔵に関わる浅野浪士の動きと心情をとらえている。

    そして青江個人は用心棒生活を続けるうちに時として感じる堅苦しい侍暮らしからの解放感と、そんな暮らしに満足してしまいそうな堕ちていく自分を良しとしないせめぎあいに心を痛める。
    許嫁の娘が自分を仇として討ちに来るならば討たれようという気持ちになる理由の一つにはそんな自分の人

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    2021年01月09日
  • レジェンド歴史時代小説 義民が駆ける

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    三方国替えの義民騒動を描く。庄内の百姓たちの計画的で、周到な準備のもとでの騒動がよく描かれている。決して英雄的というものでもなく、幕末の徳川末期の時代的背景も後押しての成功と思います。
    百姓たちの行動、気持ちがよく描かれています。

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    2020年11月16日
  • 風雪の檻 獄医立花登手控え(二)

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    2017.11.27 完了
    登氏は正義感が強いね
    江戸の男という感じ
    内容としては可もなく不可もなしという感じ

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    2017年12月01日
  • 決闘の辻

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    小衣は二十半ばにさしかかっているが、子供を産んだことのない身体は、まだ娘のように若い皮膚を隠し持っていた。
    (中略)
    皮膚は枯れ、その下を流れる血の通いも、あるのかないのか心ともなくなって来ている一刀斎は、小衣の体に触れる時だけ、体に人なみのぬくもりが戻るのを感じるのである。

    収蔵されている短編「死闘」からの一部。

    年を取るというのは、こういうことか??

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    2017年09月16日
  • 雪明かり

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    娘たちを捨てた父親が最後に娘たちのための一太刀が感動を呼ぶ「入墨」。とあるところでの武家の妻女との出会いから救うための算段をする町人・浅次郎と武士・塚本伊織の物語「穴熊」は爽やかさと、割り切れなさがそこはかとない叙情を感じる。従姉との心の絆が微笑ましく、色っぽさを感じさせる「恐喝」など。「冤罪」は道すがら会う女性に魅かれ、その父親の冤罪を追う源次郎。「暁のひかり」は病気から立ち上がろうとする小娘に会う都度優しい心になるやくざの市蔵。「遠方より来る」は招かざる客が押し掛けてきた何とも言えない滑稽な状況が可笑しい。主人公の人の良さが見事に描かれている。 表題作は血の繋がらない義妹との心の通い合いと

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    2016年11月18日
  • 用心棒日月抄

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    家の事情にわが身の事情、用心棒の赴くところ、ドラマがある。青江又八郎は二十六歳、故あって人を斬り脱藩、国許からの刺客に追われながらの用心棒稼業。だが、巷間を騒がす赤穂浪人の隠れた動きが活発になるにつれて、請負う仕事はなぜか、浅野・吉良両家の争いの周辺に……。

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    2017年01月26日
  • 人間の檻 獄医立花登手控え(四)

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    内容(「BOOK」データベースより)

    子供をさらって手にかける老人の秘密。裁きを終えた事件の裏に匂い立つ女の性。小伝馬町の牢内に沈殿する暗く悲しい浮世の難事を、人情味あふれる青年獄医がさわやかに解決する。だがある日、かつての捕物の恨みから、登の命をもらうと脅す男が現れた―。著者が五年にわたって書き継いだ傑作シリーズ完結編。

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    2016年07月14日
  • 愛憎の檻 獄医立花登手控え(三)

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    内容(「BOOK」データベースより)

    娘の病を治したお礼にと、登に未解決事件の情報を教えてくれた男が牢の中で殺された。大胆な殺しの後、ゆうゆうと出牢した犯人を追い、登は江戸の町を駆ける―。家では肩身の狭い居候だが、悪事には敢然と立ち向かう若き牢医師・立花登が、得意の柔術と推理で事件を解き明かす。大人気時代連作第三弾。

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    2016年07月14日
  • 風雪の檻 獄医立花登手控え(二)

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    内容(「BOOK」データベースより)

    登の柔術仲間、新谷弥助が姿を消した。道場に行くと言って家を出たまま、その後、深川の遊所でよからぬ男たちと歩いているところを目撃されたという。行方を追う登の前に立ちはだかる悪の背後に、意外や弥助の影があった。何が彼を変えたのか―。熱血青年獄医が難事件の数々に挑む。大好評シリーズ第二弾。

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    2016年07月14日
  • 春秋の檻 獄医立花登手控え(一)

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    内容(「BOOK」データベースより)

    江戸小伝馬町の牢獄に勤める青年医師・立花登。居候先の叔父の家で口うるさい叔母と驕慢な娘にこき使われている登は、島送りの船を待つ囚人からの頼みに耳を貸したことから、思わぬ危機に陥った―。起倒流柔術の妙技とあざやかな推理で、獄舎に持ちこまれるさまざまな事件を解く。著者の代表的時代連作集。

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    2016年07月14日
  • 人間の檻 獄医立花登手控え(四)

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    子供をさらって手にかける老人の秘密。裁きを終えた事件の裏に匂い立つ女の性。小伝馬町の牢内に沈殿する暗く悲しい浮世の難事を、人情味あふれる青年獄医がさわやかに解決する。だがある日、かつての捕物の恨みから、登の命をもらうと脅す男が現れた―。

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    2016年05月23日
  • 愛憎の檻 獄医立花登手控え(三)

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    娘の病を治したお礼にと、登に未解決事件の情報を教えてくれた男が牢の中で殺された。大胆な殺しの後、ゆうゆうと出牢した犯人を追い、登は江戸の町を駆ける―。家では肩身の狭い居候だが、悪事には敢然と立ち向かう若き牢医師・立花登が、得意の柔術と推理で事件を解き明かす。

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    2016年05月22日
  • 風雪の檻 獄医立花登手控え(二)

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    登の柔術仲間、新谷弥助が姿を消した。道場に行くと言って家を出たまま、その後、深川の遊所でよからぬ男たちと歩いているところを目撃されたという。行方を追う登の前に立ちはだかる悪の背後に、意外や弥助の影があった。何が彼を変えたのか――。熱血青年獄医が難事件の数々に挑む。大好評シリーズ第2弾。

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    2016年05月09日
  • 春秋の檻 獄医立花登手控え(一)

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    江戸小伝馬町の牢獄に勤める青年医師・立花登。居候先の叔父の家で口うるさい叔母と驕慢な娘にこき使われている登は、島送りの船を待つ囚人からの頼みに耳を貸したことから、思わぬ危機に陥った――。起倒流柔術の妙技とあざやかな推理で、獄舎に持ちこまれるさまざまな事件を解く。著者の代表的時代連作集。

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    2016年05月06日
  • 市塵(下)

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    朝鮮通信使や貨幣改鋳のくだりが少々冗長および予想通りの展開ということで少々★評価を落とす。
    結局白石の零落ぶりに品を見出すか否かでこの作品の印象は随分と変わってくるんだろうなと思うけれども、当方は自らの正義の貫徹を追求する求道者というより顕示欲にかき乱される俗な(あるいは普通の)お方といった印象を持ちましたな。
    間部詮房といい権力という悪魔に取り憑かれるということは人間の業そのものなのかもしれません。

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    2015年07月04日
  • 市塵(上)

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    ★評価は再読後に。
    新井白石を主人公として、いや、登場人物として扱った小説って読んだことあったかなぁ?少なくとも当方にとっては珍しい訳ですが、この作家の文体というか佇まいにマッチしていてなかなか面白く読んでおります。
    白石については享保の改革前の停滞期の政治家みたいな印象を遠い昔に日本史の教科書で植えつけられたきりもあって、本作凄く新鮮で刺激的であります。
    それにしても教科書ってやはり危険な代物、当方のような浅い人間を時の為政者の思うがままに簡単に操作できる手段な訳だから。本作の林家の描写にも繋がるようで、おそらくは作家の意図とは違うところでも当方には響いてくる上巻です。さて下巻でどうなること

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    2015年07月04日
  • 人間の檻 獄医立花登手控え(四)

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    シリーズ最終巻。
    子供が攫われ、身代金を払っても遺体で発見されるという痛ましい事件があり…。

    牢医のまま終わるのかと思っていた。自分も先々のことを考えて動き出さないといけないなと考えさせられました。

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    2012年11月21日
  • 人間の檻 獄医立花登手控え(四)

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      前にも読んだ気がするけどと思いつつ読んだ。たぶんもう一度読んでも前にも読んだ気がすると思いながら読むだろう。そんな話。
     ごく普通の町の人たちの物語。登が牢医で人情があるため囚人が気を許して犯罪の端っこの方を語ることが事件解決の糸口になっていく。何気ない話だけれど、登の人情がほっとさせてくれる。さすが藤沢周平さんだと思う。
    けれどもインパクトがないので絶対にすぐに忘れると思う。

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    2012年11月12日
  • 愛憎の檻 獄医立花登手控え(三)

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    獄医シリーズの第3弾。

    1、2巻はさほど印象に残るシーンもなく読み終えてしまったが、この巻はなんともいえない切なさが感じられた。
    罪人となってしまった人々の悲哀が胸に迫る。

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    2012年11月05日