四季大雅のレビュー一覧
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人は儚く脆いから、支え合う。
完璧でない自身の想像力を働かせて。
鮮やかなストーリーの中に考えさせられる事がたくさんありました。
まさに、「花々の中に隠された大砲」のように。
まるで、シューマンがショパンの音楽をそう表現したように。
心に刺さる作品です。Posted by ブクログ -
塩化病というこの作品独自の奇病がこの小説を儚く仕上げています。終盤の物語を読んでいくうちに涙が募り、結末に涙が止まりませんでした。読み終わった後、しばらく余韻に浸って本当に良い作品だと感じました。Posted by ブクログ
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この一冊は聖ライトノベル
ショパン、田中希代子、マルタ·アルゲリッチ、聖光学院、東日本大震災、太宰治、ファミリーマート、『ニュー·シネマ·パラダイス』、
五十嵐揺月Posted by ブクログ -
少し前にミリ猫を読み、感想を書きたくなりまして。
作中でも出てきますが、
ショパンの、花に隠された大砲という表現がそのまま当てはまる作品なのでは? と読後しばらくして思います。
「感動」といった帯が巻かれたり、そうしたレビューが増えるほど、この作品はさらに完成していくのだと思いました。
大砲を探...続きを読むPosted by ブクログ -
【その涙が哀しみではなく、暖かな物に変わりますように】
塩化病による運命に抗う少年達の物語。
己の人生が運命に支配されるならどうすべきだろう?
母の病による死によって心に欠落を抱えた八雲は、圧倒的にピアノの才能に秀でた揺月との出逢いにより、孤独だった心象風景が彩りを帯びていく。
時が経ち、プロピ...続きを読むPosted by ブクログ -
泣いた。涙で始まって涙で終わるって書いてあったから2回も泣くのか…と思ってたけど最後だけ泣いた。揺月ちゃんの優しい、でも自分の芯がちゃんとあるっていうところがかっこよかった。八雲くんはとてもダメダメだけど素直な所もあって優しいんだなぁ~。と思う所が多かった。柚月ちゃんが死んでしまうときの八雲くんの優...続きを読むPosted by ブクログ
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紛うことなき名作。
「ラノベ」の枠組みで、ここまで大いなる感動を味わえる作品は他に無いと思う。誰もが絶賛することが納得の、素晴らしい作品でした。
時間が飛び飛びに展開する作品で、各時間軸におけるエピソードが終盤に向かって収斂してゆく様は見事。
奇抜な展開は無く、正直ほぼ予想通りの展開であったのだが、...続きを読むPosted by ブクログ -
ぱっと見の「よくある難病もの」というコーティングを剥がしてみれば、根底にあるのは感動を消費することへの批判と、世の中に溢れる「泣ける作品」への肯定。
特に災害や病気を当事者の意志関係なく勝手にお涙頂戴として軽く消費することについての否定は、揺月だけじゃなくて著者自身の気持ちでもあるんじゃないかなって...続きを読むPosted by ブクログ -
一冊でこのくらいの読み応えがある小説を欲してた。まあ、これを読んだらどう足掻いて多少なり悲しい気持ちにはなるだろうから、めちゃくちゃ楽しくてハッピーな気持ちになりたい時に読むものではないかなーとだけ。
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大学の演劇部で起こる連続殺人を舞台にしたミステリー。演劇部員は誰も彼もがキャラ立っていて魅力的だった。
主人公は探偵役で他人の瞳から過去が見えるという能力がある。そんな中で出会った未来視ができる少女ミリ、彼女はこの演劇部や殺人事件とどう関わるのかと最後まで目が話せなかった。Posted by ブクログ -
本屋さんでオススメされていたこの本
福島に知人がいるということもあり読んでみました
胸がぎゅっとなって涙がこみ上げるシーンがいくつもあり‥それでいて決して切ないだけでは終わらない素敵なお話でした
なんとなくだけど、福島の事まだまだ忘れちゃいけないと感じました
機会があれば舞台の地にいってみたいですPosted by ブクログ -
猫の瞳を通じて、美里と出会った窈一が、演劇部に所属しつつ殺人事件の解決に乗り出すちょっと変わったお話。
詳細な資料に基づいた上で描かれたと思われる、作中で展開される様々な演劇が、比喩表現や地の文の表現力の良さと相まって非常に良かったです。
また、所々に現れる日常系ミステリーは、次々に予想外のポイント...続きを読むPosted by ブクログ