四季大雅のレビュー一覧

  • バスタブで暮らす

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    物語の内容は重いんだけど、面白い描写のせいなのかフッと息が抜ける所がありスラスラ読み進められた。 生きにくさを感じながらこの先どう成長するのか。兄がどこまで何を作ってくれるのか(笑)とても楽しくわくわくさせられた。  家族がみんないい。家族愛をすごく感じられた。くじらさんのような母ステキ!全てを受け入れられる母になりたいと思った。

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    2025年03月30日
  • クラスで浮いてる宇良々川さん

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    あらすじを読んだ感じでは鳥人間コンテストを題材にした情熱的なヒューマンドラマかと思っていたが(実際にも部分的にその通りではあったが)、思ったよりも重たい内容で、鳥人間コンテストよりも登場人物の過去や現在の葛藤について描かれるシーンの方が圧倒的に多かった。

    読後の感想としては、正直、非常に読みにくかった。ハカセ(主人公)の心の中の描写と夢の中の描写、そして現実がどんどん境目を曖昧にしていき、中盤以降は何がどうなってるのかついていけなかった。またなんらかのメッセージ性はありそうなのに、色んな要素が浮き沈みしすぎてて結局何がテーマだったのかも読み取れなかった。
    全体的に、読者の理解力と想像力が試さ

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    2025年03月27日
  • バスタブで暮らす

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    わたしこそまさに、へのへのもへ人。
    母の喜ぶままに、母の望みが自分のものだと錯覚して生きてきた人種。
    そんな私が小さい頃の、いまよりずっと生きづらくて、自由だった頃を思い出すものがたりだった。
    わたしは人間で、人形でも歯車でも能面でもなかった。
    すっきりした~~♡♡ ポップに悲しみを表現する、と評価されていましたが、わたしは不気味に思いました。
    でも全てが不気味に思うのは、わたしが世間に幽閉されている人種だからです。
    少なくとも、わたしって歯車人間だったんだって気付いた今は鼓の音や能面が不気味とは思わない。
    疲れていても読みやすい、疲れている時こそ読んで欲しい。
    全国の歯車人間の皆さん、今日も

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    2025年03月20日
  • バスタブで暮らす

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    現在の生きづらい話をポップに書いたお話。
    職場のお局さん…いるよねそういう人。
    1人になりたくて、バスタブに。世間から逃れたくてバスタブに。もう誰も私に指図しないで。
    まあそういう風に思っていた時期がある。(今も時々w)そんな時の心の支えはやっぱり家族なんだよなー。ラノベはあまり読まないが楽しく読めました。

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    2025年01月10日
  • バスタブで暮らす

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    なんとなくライトノベルを読みたいなと思い、「ラノベ おすすめ」でネット検索したところ本書がヒットしたので購入。とりあえずガッツリ系のラノベ(主人公最強系とか、転生系とか)ではなく、一般文芸よりの静かなラノベが読みたいと思い本書を選んだ。

    読んだ感想としたは、ラノベというより一般文芸っぽく、さらにどちらかといえば純文学っぽいテイストの作品かなと思った。というわけで、けっこう読み手を選ぶと思う。かくいう自分は純文学があまり好きではないので、評価は低めの☆3とした。

    本作のあらすじとしては、主人公がブラック企業でメンタルをやられて実家に帰るところからはじまる。で、実家でもバスタブのなかだと心が落

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    2024年09月28日
  • バスタブで暮らす

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    久しぶりに読んだライトノベル。
    自分はどちらかと言うとテンションが高い側の人間だなと思ったが、それでも生きづらさや周りとの違いを感じて毎日のように病んでいるのでめだかちゃんに共感することが多かった。

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    2023年11月19日
  • わたしはあなたの涙になりたい

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    タイトルや表紙から受ける印象通り、泣ける系小説でした。
    中高生で本をあまり読んでいない人にはお勧めします。読みやすいし、いろんなことが起こるのですらすらと読めると思います。
    ただ、いろんなこと盛りすぎて「一人の周りでありえないこと起こりすぎだよー」って突っ込みたくなるから、普段たくさん読書している人には勧めません。

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    2023年09月01日
  • わたしはあなたの涙になりたい

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    ネタバレ

    舞台は福島県郡山市。
    福島、、、、となると、タイトルとあいまって震災が題材かなと思った。ピアノを弾く少女が表紙なので、あの「奇跡のピアノ」かな、と思った。
    ダイビングシーンがプロローグにあるので、
    震災で沈んだものを連想して、なおさらそう思った。(震災の物語、ではなかった)
    2022年、今年の夏の高校野球。ベスト4まで勝ち進んだ聖光学院の野球部が実名で出てくる。
    主人公八雲の母が、塩化病という難病にかかってしまうところから物語は始まっていく。
    震災や聖光学院、太宰治の『トカトントン』や、
    ショパンコンクール、ワルシャワ侵攻、という本物が出てくるので、塩化病がなんかポーンと突き抜けた不思議な感覚

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    2022年12月20日
  • わたしはあなたの涙になりたい

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    物語的には面白かった。
    少し残念なところは、地元に寄り添って地区名や場所の名前を出しすぎて、福島県の地理がまったくわからない人にはあまり優しくないような気がした。
    また、冒頭で世界に数例と言っていた塩化病を主人公が2回も体験するのも作り物感が増して泣けなかった原因かもしれない。

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    2022年12月05日