オリバー・バークマンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ最高の本。
・本当に忙しい人は調査に協力できないから、忙しさの調査は暇人から集めたデータ
・現実を直視する事は何よりも効果的な時間管理術
・あえて「やらないと」決める事、全てが片付いて完璧な時間が手に入るというのは、ただの幻想
・闘病体験はすべらしいという人が多いのは人生の有限性に直面するから
・思い切って一つを選ぶ事で捨てる喜びを感じる
・現実は思い通りに行かないを理解した時にさまざまな制約は苦にならない
・どんな仕事でも予想より時間がかかる、ほふすたったーの法則
・不安から解放されるための秘訣は未来はけっして確実ではないという事を受け入れる事
・メキシコの漁師の話
・仕事はいつでも逃げ込むことができる安全な隠れ家
・絵画を3時間じっとみる
・問題を楽しむ
・少しの事を続けたほうが成果が出る
・オリジナルは模倣から生まれる
・たっぷり時間をかけて成果を得る
・ノマドは本来何よりも集団行動、社会性を重視する死んじゃうから
・ハーディグは個人の自由じゃなく社会に管理された時間が大事だと言った
・時間の価値は量じゃなく誰かと過ごすこと
・時間は自分の物になり過ぎないくらいがちょうどいい
準備は一生終わらない、
不完全な状態を受け入れ、
少しづつやる事。
人生は4000週間しかない -
Posted by ブクログ
ネタバレ【限界を認めることで身軽になる】
・人生をすっきり整理し、やるべきことをすべて片づけてから新しい人生を始められる日は、永遠にやってこない。自分の時間も能力も限られ、できることは微々たるものだと認める。それは敗北ではなく、雨に降られてずぶ濡れになるしかないと開き直ったときのような解放であり、「すべてを思い通りにしなければ」というプレッシャーから降りることだと思った。
【自分磨きより、今日少し実行する】
・「できる自分になる」という長期的な自己変革は、失敗の可能性がある現実の行動を避け、理想の自分を夢見続けるための隠れ蓑にもなる。自分を十分に変えてから始めるのではなく、不完全な今の自分で、今日やるべきことを少しだけ実行する。とにかく飛び込み、現実からフィードバックを得るしかない。
【生産性の負債から降りる】
・自分の可能性を最大限に発揮しなければならないと思うと、毎朝「まだ足りない」という負債を抱えて一日が始まる。成果を上げても次の基準が高くなるだけで、成功さえ罰に変わってしまう。休みや友人との時間まで後回しにしてしまう生き方は、向上心というより自己不全感に動かされているのかもしれない。「終わったから休む」のではなく、「休むべきだから休む」でよい。
【やったことリスト】
・未達成の無数の可能性と比べる限り、永遠に「足りない」から逃れられない。やるべきことではなく、すでに完了したことを書き出し、何もしなかった場合と比べて小さな成果を認める。日々を負債の返済ではなく、着実な成果を積み上げる機会として捉えたい。
【効率化の罠と情報の川】
・情報の供給が無限に続くなら、処理速度を上げても、その分だけ処理対象が増えて疲弊する。情報を片づけるべき「リスト」ではなく、目の前を流れる「川」として扱い、気になったものだけ拾えばよい。読書も知識を漏れなく蓄えるためではなく、自分の見方や感性を少し変えるためにする。未知のものが尽きないからこそ、学問は面白い。
【戦うべき問題を選ぶ】
・世界中の問題をすべて自分事として抱えると、無力感だけが残る。何十個もの問題に心を引き裂かれるより、一つか二つの問題へ深く関心を注ぐ。すべてを気にかけないことに後ろめたさを持たず、自分が戦うべき戦いを選びたい。
【未来を心配するより、対処する自信を持つ】
・心配とは、未来に起こり得る危険をすべて想像し、今のうちに安全な道を確保しようとする試み。しかし、まだ存在しない事実の答えを現在から知ることはできない。未来を確実にコントロールしようとするより、困難が来てもそのとき対処できるという自信を育てる。考えるべきは、今この瞬間をどう賢く、楽しく、有意義に過ごすかである。
【決めることは、限界を受け入れること】
・選択で考えるべきなのは「その代価は何か」「支払う価値はあるか」の二つ。唯一の正解を探すのではなく、トレードオフを見たうえで、どちらがマシかを自分で選ぶ。決断とは他の可能性を断念することだから怖いが、決めないために使っていたエネルギーを行動へ振り向けられる。決断は小さくてよく、必ず行動を伴わせる。
【完了を小さく定義する】
・完璧主義者は、現実に触れて理想が崩れるのを避けるため、新しいことばかり始めてしまう。しかし、未完了の仕事が増えれば成果もフィードバックも得られない。やることが多すぎるなら、完了の定義を小さくする。一日を小さな成果物の連続として捉え、一つずつ最後まで終わらせる。継続も「一日も欠かさず」ではなく、「だいたい毎日」でよい。
【内なる品質管理者をクビにする】
・良いものを作ろうと品質ばかり気にすると、何も出せなくなる。結果へのこだわりを完全に捨てるのは難しいからこそ、質ではなく量を目標にする。「良いものを作る」という曖昧な希望ではなく、「何かを作る」という確実なゴールへ進む。実際に使い、失敗し、改善することでしか質は育たない。
【人生から求められていること】
・「自分は何をしたいか」だけでなく、今の状況で人生が自分に何を求めているかを考える。ライフタスクは大げさな使命ではなく、今いる場所で、手持ちの能力や資源を使って取り組める現実の課題である。目先の快適さより少し自分を広げる方向へ進みつつ、頑張りすぎず、自然に物事が進む道を探す。問題のない未来を待たず、問題だらけの今を面白がりながら生きたい。
完璧な人生をつくる方法ではなく、人生は完璧にならないと認めたうえで、今ここから動く方法を教えてくれる本。行き詰まったときに何度も読み返したい。 -
Posted by ブクログ
■不完全主義 限りある人生を上手に過ごす方法
『限りある時間の使い方』の著者による一冊。
1年ほど前に購入したものの、一気に読む本ではなく、読んだり閉じたりを繰り返しながら、ゆっくり読み進めてきた。
今振り返ると、以前の自分は「どうすればもっと良くなれるか」「どうすればもっと成果を出せるか」という視点で本を読むことが多かったと思う。
だからこそ、この本が語る内容を頭では理解できても、本当の意味では受け取れていなかったかもしれない。
この本の中心にあるのは、
「人生は不完全なまま進む」
という考え方だった。
やるべきことが全部片付いてから人生が始まるわけではない。
完璧な習慣が作れてから人生が良くなるわけでもない。
未来のための準備だけを続けるのではなく、
「今この瞬間をどう生きるか」
に目を向けること。
特に印象的だったのは、
#人生を変えられるタイミングは、つねに「今」だけだ
という言葉。
そして、
#「だいたい毎日やる」
という考え方。
毎日欠かさず続けることよりも、人間が不完全であることを前提に、それでも続けていくほうが現実的で優しい。
その視点にとても救われた。
読んでいて何度も感じたのは、
自分は長い間、「もっと頑張らなければ」という内なる監視者と一緒に生きてきたということだった。
仕事でも、健康でも、学びでも、
できていないことや足りないことばかりを見ていた。
でも本書は、
#甘えているとすれば、大声で叱りとばすだけであなたを思いどおりに動かせると思っている内なる監視者のほうだ
と言う。この言葉は強く残った。
また、
#「完璧な人」の仮面をかぶらなくていい
という考え方も印象深い。
完璧になろうとすると、人と比べる。
でも不完全な自分を認めると、人は競争相手ではなく仲間に見えてくる。
最近、自分自身も少しずつそんな感覚になってきた気がする。
そして、この本を読んでいて一番好きだった表現。
#時間の川は容赦なく流れつづける。
#そして何かわけのわからない素敵な偶然によって、僕らはほんのひととき、その流れでカヤックを楽しむ機会を与えられている。
人生をコントロールすることよりも、
人生という川を味わうこと。
今の自分には、その考え方がとてもしっくりきた。
「もっと良く生きる方法」ではなく、
「もっと軽やかに生きる方法」を教えてくれる一冊だった。 -
Posted by ブクログ
やりたいことやせねばならんことに集中できずスマホをさわってしまう
頻発するこの現象
集中できない理由は コントロールできない不快からの逃げ なので
デジタルデトックスなどしたとしても昼寝とかまた別のものに逃げてしまう
なので逃げたいという欲求そのものをどうにかせねばならん 解決策はというと、、ない
現実に向き合って覚悟しろ
ってな事が書いてあった
あと しわあせ について
人生の「本当の意味」が「未来」にあると信じ「今この時」を生きることから逃げている
しかし「今を生きる」ことが幸せへの近道
そのための最善のアプローチは
今に集中しようと努力することではなく
「自分は今ここにいるという事実」に気づくこと
☆いまを生きるとは今ここから逃げられないという事実を静かに受け入れることかもね
「幻想にしがみつくことをやめて、現実をしっかり見つめた時そこに現れるのは無力さではなく溢れんばかりの活力だ
今までずっと身構えてきた恐ろしい事態は既にもう起こってしまった、だからもう肩の力をぬいていい」
ってな事です
なんかすごい
人生は未来の準備期間じゃないよ
今だって人生よ
時空がゆがむような気持ちになった -
Posted by ブクログ
『限りある時間の使い方』に続き、期待に違わず本作も素晴らしかった。
刺さるポイントがいくつもある。
やるべきことを後回しにしてしまう、タスクが多すぎて終わらない、やりたいことが山積している、いつも時間に追われている…。こうした私の状況を見事に言い当てて、その原因と対処法を教えてくれるのだ。
ベースとなるのは『限りある時間の使い方』と同じく、人生は短い有限の期間であって、その間に成し遂げられることなど対してないという残酷な現実を直視し、絶望するところから始まることだ。
「身もふたもないが、とにかくやる」これが全ての基本になる。
10代の頃はその場その場のことしか考えていなかった。
20代の頃は、この人生は夢だらけで、学んで、動いて、頑張れば何でも叶えられると思っていた。
30代に入ってからは、基本的には何もうまくいかないものだと理解した。
望み通りの環境なんて手に入らない。
バンドでプロになるための腕を鍛えるには山ほどの練習、実践経験、ツテ、マーケティングが必要で、そのためには山ほどの時間とお金が必要で、そのどちらももう残っていなかった。
恋人は去り、親は死に、試験には落ち、やりたい仕事は手に入れられず、額は後退する。
それでも出来得る最善のことをただ淡々と積み上げるだけだと分かった。
20代後半以降、うまくいかないことへのフラストレーション、ストレスは希望のフィルターを汚し、常に汚い曇りガラスのように、世界をぼやかしている。
幸いというべきか、30代半ばを過ぎた頃から、徐々に手放すことが楽にはなりつつある。
その最たる要因は妻子を得られたことだと思うが、同時に、年齢を経ることによって情動・欲望の馬力が落ちたことにもあると思う。
希望や期待へのエネルギーが減ったことによって、反作用を感じにくくなっただけだと。
しかしそれでもまだ、理想と現実の摩擦が耳障りな音を響かせる。
そこに本書が処方箋になる。
DAY3:覚悟を決めて代償を支払うこと。
「そんなことはできない」ではなく、「それをした場合の代償を支払いたくない」ことが多いのだ。
DAY 5:読まなければならない本はない。川に流れる本からその時気になった1冊手に取るようなものと思うべし。(支倉凍砂の『少女は書架の海で眠る』を彷彿とさせる)
DAY 9:始めたことを終わらせる。始めるのは夢いっぱい、終わらせるのは沼地を歩くようなもの。小さくていいから1歩1歩あるくべし。
DAY 19:予測可能な人生はつまらない。これは思い当たる節が多い。世界一周でも、キツかった国や頭を抱えたトラブルほどいい思い出になっている。
DAY 21 集中力を高めない。没頭するほどに偶然に囲まれた今を味わうことが出来なくなる。キラキラと輝く子供の奇跡の瞬間はすぐに過ぎ去ってしまう。
世界を変えるのではない。世界を捉える解釈を変えるのである。
幸福感はこのマインドによって変わるのだから不思議だ。
本棚に欲しい1冊である。 -
Posted by ブクログ
『限りある時間の使い方』の著者が贈る、自身の有限性を受け入れた先の世界の捉え方を語る一冊。
仕事や日常で、つい完璧主義を目指して疲れてしまう人にオススメしたい。
本書は、ポスト自己啓発本とでもいうべき構成を採っている。具体的には、全28章の内容を1日1章ずつ4週間にわたって読み続けることを推奨しているのだ。
これには、これまでの自己啓発本によくある「読んだ直後だけ世界が変わって見える方法がわかった気になる」現象を和らげる狙いがある。長年の自己啓発本ユーザーを自認する著者ならではの試みが見てとれる。
本書の内容は、1週間ごとに4つのテーマにまとめられている。この中で、“握った手を緩める”というテーマが個人的に気に入ったので、まとめておきたい。
“握った手を緩める”とはつまり、肩の力を抜くということだ。現代人は「現実をより制御可能にして、よりよい未来を選びとりたい」と考えがちだ。たしかに、技術の進歩に従って現代では昔より多くのことが制御可能になった。
だが、以前として把握することもコントロールすることもできない物事は目の前にあるし、将来の不安もなくなる様子はない。ならば、現実は思い通りにいかないものということを前提に考えよう。人生の操縦桿を握る手を少し緩めて、ある程度流されるままに進んでみようではないか。 -
Posted by ブクログ
1作目もすごく良かったし、今回も素晴らしい。
以下は読書メモの書き起こし。
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手段と目的の本当の意味。
その欲しいものを使って本当にあなたが手に入れたいものは何か、それをひとまずやってみる。
自分には選択肢などないという思い込みは、ひそかな慰めを与えてくれる。何かに縛られているふりをしていれば、自由であることの責任から逃れられる。
「やったことリスト」
どんな本も自分の中に痕跡を残す、意識して思いだせなくても、それはたしかにそこにある
ノンフィクションを読むときの知識や洞察をしっかり頭に入れなきゃいけない→わけではないんだ
今は関心がビジネスに、消費社会と情報社会へと変貌 それに囚われてはならない 怒りを感じなくていい 情報をとりすぎなくていい 自分の容量を見極めてそこに最大限使っていく
我々は今ここにある現在からその本来の価値や静けさを剥ぎ取ってしまう。そのようにして、未来は現在を破壊する
すがすがしい困難と、目先の快適さよりも自分を広げる方向性
嫌なことから目を背けたくなるけど、まずは心理的に「そこに行く」ことが大事
☆day15「事態をもっと簡単に捉える、複雑に捉えないように」
☆day19「予測可能な人生はつまらない」
★day20質よりも量に目を向ける。10個思いつかないときは20個考えてみる -
Posted by ブクログ
毎日5.6ページ
読みやすい、わかりやすい。
簡潔に言うと、斬新な視点を毎日体感できます。
納得するところは人それぞれですが、割と多方面からの例えがあるので、どこかに腑の落ちる話があるかもしれないです。
"不完全主義"は"不完全であるべき"ではありません。完全や理想というものは、決して訪れることがない、そのことを受けいれることによって、視野が広がり、より良いパフォーマンスを実現できるという趣旨であると解釈しました。
中身でも個人的にハマる考えもたくさんあって、毎日読んでいだからでしょうか、心なしか身についている気持ちになります。
視野を広げたい、完璧主義な性格で苦しんでいる、そんな人にはおすすめな本です!