池上遼一のレビュー一覧
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ネタバレ 無料版購入済み
痛快バディのはじまり
二十代にして世界の長者番付TOP10入りしたガクとハル。
海の近くに小さな家を買って大好きな娘と小さな犬のいるささやかな暮らしを夢見ていたガクは現実との差に戸惑っている。
そんなガクがハルと出会ったのは中学時代の最後の春だった。半グレに絡まれていたガクを相手をボコボコにすることで助けてくれたのだった。停まっていたトラックの死角によって防犯カメラに映らないとふんだハルは大胆にも犯行に及んだがトラックが動いてしまうという想定外の出来事によって犯行が明るみになってしまった。
しかし助けてくれたお礼にガクはハッキングをして犯行時の動画を消去した。それにびっくりしたハルは将来ガクはいろんな企業 -
購入済み
展開から目が離せない!
稲垣原作、池上作画という、最強のラインナップ。期待いっぱいで購入しました。冒頭から最高です!無料で読める部分の面白さが本編でも持続します。気になる方は迷わずどうぞ。人の心を掴むのが上手い作家陣の“神業”を見せつけられました
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ネタバレ 購入済み
池上遼一の新境地
原作が稲垣理一郎なので、ケレン味のあるキャラがたっぷりなのだろうと構えていたが、
その想像を上回っていた。
池上遼一の劇画とこれほど合うとは思わなかった。
パターンは「アイシールド21」に近い。
そういう法則、というか、下敷きがあるのだろう。
あとは舞台次第。
絵と相まって面白いです。
ゴージャスさを表す擬音「ゴジャーン」には驚いた。
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購入済み
無性に読みたくなりました。
30年位前に週刊誌に掲載されていたタイトルで以前全巻を持っていいましたが、引っ越しするのに大変なので他のタイトルの本といっしょに古本屋に売り払ってしましました。
しかし、30年経って無性に読みたくなりBookliveで購入しました。
主人公が自分を護るために犠牲になって亡くなった恋人を殺した黒幕への復讐心に燃え最後にCIA長官になるのですが、自分を護るために犠牲になって亡くなった恋人3人+母の写真が飾られた祭壇に妻とともに拝礼する最後の場面にはじーんとくるものがあります。この妻はミスティといって以前は自分を殺そうとしていた暗殺者だったのですが。 -
昔読んだ本を懐かしく読み返しま
昔、若かった青春時代に読んだ本を再び電子で読みました。バブル全盛期のストーリーは、あの頃を思い出しました。池上遼一先生のキャラは、男性はカッコよく、女性は色気たっぷりで見ごたえがありました。
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Posted by ブクログ
今の日本はこのままではダメになる。今の政治(政治家)をどうにかしなくては! そう思ったとき、あなたならどうしますか? 実際のところ、口では何とでも言えますよね。そして結局は、99%以上の方は傍観して「ハイ、終了~」となりますが、この本の主人公二人は違います。
「もうあんたら(政治家)の時代じゃない」とここまでなら誰でも言えますが、じゃあどうするか? 一人は政治家として表の道を進み、その際邪魔になる問題(対抗勢力や資金など)を解決するために、もう一人は極道として裏の道を進みます。しかし……最初から何もかもがうまくいくはずはありません。そんな二人のサクセス(?)ストーリーと、感動のラストシーン -
Posted by ブクログ
ずっとタイトルのみに惹かれていた漫画。全巻一気に読破。
政治の世界に興味はゼロ。
ヤクザの世界には若干の興味(とはいっても中上健次や花村萬月経由で)、
という典型的な若者である自分も、
この作品の「熱さ」だけは伝わった。
登場人物の扱いを見ればわかるが、
村上龍「愛と幻想のファシズム」同様、
作者の持つセンチメンタリズムをうまく回収していく政治の話、
というのはどうしてこう琴線に触れるのだろうか。
北条と浅見に「デビルマン」の同性愛的関係を思い出したり。
いやこれは蛇足。
まあとにかく、政治的な読みは全然わからない。
でも叙情的な読みをしても、この作品は満点! だ -
Posted by ブクログ
(全巻まとめレビュー)
政治家と極道。表と裏から1990年代の日本・日本人を立て直す北条と浅見。強い志を持った2人の変革の物語。
いや、これは本当に名作ですね。テーマもストーリーも秀逸。
とっつきにくい「政治」を身近に感じさせてくれる。
政治家と極道のつながりを(誇張は多少あるにせよ)教えてくれる。
無気力な生活に刺激を与えてくれる(何かせねばという気持ちになる)
「夢」に向かって努力している人はエールとも受け取れる。
世渡りや社会の真理を疑似体験できる。
表面的に良いところを書いたらこんな感じ。これらからさらに副次的に感じることは人それぞれでしょうが、たぶん人生に対して多少なりとも野 -
Posted by ブクログ
ネタバレ思い出の漫画シリーズ。
十代半ばの頃、父親のコレクションから拝借して読破。
2人の熱い男達が、全く違う道を選びつつも共に日本の未来のために“てっぺん”を目指す物語。少年誌ではなく青年誌連載であるため、性描写も暴力描写もいとわない、当時の自分にとってはだいぶ“オトナ”な漫画だったが、彼らの闘いの行く末が気になり、一気に読まされた。
この後、史村翔(武論尊)原作や小池一夫原作の、池上遼一作品、叶精一作品に夢中になっていくきっかけとなった。
結末に少々不満があるため、0.5ポイント欠けての、
★5つ、9ポイント半。
2012.09.18.書。