大暮維人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
“榎本芙三歩のことを好きになってから僕はずっと落ちつかなくて、そわそわもぞもぞ、それは興奮していると言うよりいささか混乱しているのだった。なぜなら好きというのは僕の中に生まれた全く新しい気持ちだったし、僕はそれがこんなふうに乱暴でとっ散らかっててちっとも休もうとせずにぶくぶく脹らんでゴンゴンいろんなものにぶつかりかち合い僕の中にそもそもあった展望や計画や気分や価値観を無茶苦茶に壊してしまうとは知らなかったのだ。皆誰かのことが「好き」とか言って笑ってるときこんなふうに内心グルグルしてたのかよ、本当に?と僕は疑わざるをえなかった。”
やだ格好良い。
よく分からない世界観にぽいと放り投げられる感じ。
主人公達の後ろの世界観が徐々に分かるような、今ひとつよくわからないような。
樹木の山村さんってのは樹木吸い込んじゃったとか?
ルビにクローンサイトウさんと振られているのにときめき。
どんな展開がくるのか楽しみ。
“『なんだろう……?
全然そんなタイミングじゃないのに。
いつかアイツがオレに言ったセリフが
ぐるぐるぐるぐる頭の中・リフレイン。
「おまえさ その可もなく不可もなくみたいな人生に
どっぷり浸りすぎて大事なモンなくしてんだぞ?」
"大事なもの"……!?』” -
Posted by ブクログ
ネタバレ読む画集なんて呼ばれることもあるグレ吉の漫画だが、舞城王太郎とタッグを組んだことでどう変わるのか。
人外や武器のデザイン・描き込みは健在で、設定も作り込まれているのでとにかく情報量が多い。
その上台詞の大部分が(右綴じなのに)横書きという実験的なことをしているものだから、読み進めて世界観を掴むのに多くの人が苦労するだろうと感じた。
この手法には賛否両論有るだろうが、縦書の台詞が際立つので個人的には有り。
物語冒頭の見開きいっぱいに書かれた主人公の恋の苦悩(中央の文読めない・修正求む)や、1巻最後の合体直前のシーンが良い例だと思う。
タイトルについては、バイオとオーグを合わせた造語なんだろうが、バイとトリの後にスペースが有るのが気にかかる。ダブルミーニングを仕込んでいるのだろうか?トリニティは言葉だけ出てきた三天狗?
まだ判らない事だらけで、主人公も漸くスタートラインに立ったところなので、今後に大いに期待。