渡辺正峰のレビュー一覧

  • 意識の脳科学 「デジタル不老不死」の扉を開く

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    機能的に分解していくと、意識とはなんなのかより訳がわからなくなることがよく分かった
    こんなことを考えてる人は大変だなぁ
    とにかく、頑張って欲しい

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    2024年07月13日
  • 意識の脳科学 「デジタル不老不死」の扉を開く

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    意識を機械にアップロードして不老不死を叶えようという計画についてかなり具体的に書かれておりワクワクした。意識のアップロードには意識の解明が不可欠であるが、かなりのところまで迫っているように思う。意識という、掴みようがないが確実に謎として存在しつづける正体を明かそうという著者の執念と、説明力に感嘆した。
    私たちが生きている間に意識アップロードが出来るようになれば、私も意識上は不老不死になれるかもしれないと思うと画期的な計画だと思う。
    肉体は滅ぶけど機械やロボットとして生きられれば永遠の時を手にすることができる。
    そうした未来が当たり前になってしまったら、少子化も問題ではなく、もはや子供を生む必要

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    2024年07月07日
  • 脳の意識 機械の意識 脳神経科学の挑戦

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    ネタバレ

    脳科学のうち、特に意識・クオリアの概念とそれについての科学的な研究、また最後には人間の脳と機械とを繋く構想が述べられている。

    レイ・カーツワイルのシンギュラリティでも述べられていた生理学的な脳を機械に徐々に置き換えていく発想のもとになっている議論の系譜を知ることができた。

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    2022年04月17日
  • 脳の意識 機械の意識 脳神経科学の挑戦

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    人間はニューロンの集合体に過ぎない。
    だとすると、人間の意識は、機械に移すことが出来るのではないか。
    非常に知的好奇心をくすぐられる内容だった。

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    2020年01月22日
  • 脳の意識 機械の意識 脳神経科学の挑戦

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    ダマシオの本に引き続きの感じ。意識のメカニズムの解明は機械脳をつなぐことでしか達成できないと。意識は主観だから確かにそうなるか。あと生成モデルを知れて良かった。自由意志の問題も改めて理解が深まった。トレーニングされた脳の自動的な判断を、自分で決めたと気持ちよく錯覚させてくれる、そんな脳のこと

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    2019年07月06日
  • 脳の意識 機械の意識 脳神経科学の挑戦

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    ネタバレ

    「意識」とはなんぞや−どうやって、「意識」が実在することを確認するのか
    目で見ている(と認識している)映像と、現実は同じなのか?
    「意識」はどこから来るのか?脳内で何が起こっているのか。
    脳内の何が(どこが)意識を生み出しているのか。

    でも、あなたも私もシナプスの集合体に過ぎないのよ!?

    「(本書を書いていて)考えればかなえるほど、(機械に意識を移すのって)いけてしまう気に」という若き著者の今後の研究に期待したい。

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    2022年08月24日
  • 脳の意識 機械の意識 脳神経科学の挑戦

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    解き明かされつつある脳科学の入口とその先
    ニューロンや視覚の仕組みから、深層学習のアルゴリズムから迫る脳の仕組み
    意識の遅れの解釈など、成る程と思わされっぱなしで、脳について分かった気分になる。
    一方でマウスの脳と機械を繋ぐ実験など、現代の感覚からすると、聖域である一面を侵しつつあるようにも思え、刺激的である反面、怖い気もした。

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    2018年07月29日
  • 脳の意識 機械の意識 脳神経科学の挑戦

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    ネタバレ

    意識とは何か、そして機械にも意識はあるかを取り上げた1冊。様々な実験で、無いものがあるようにして見せることが出来ることを知ると、クオリアは所詮、脳が作り出したものであり、真実とは何か、深~く考えさせられてしまう。

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    2018年05月21日
  • 脳の意識 機械の意識 脳神経科学の挑戦

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    ネタバレ

    【感想】
    <知りたかったこと>
    ①最新の脳科学の状況は?
    ②意識をどう考えている?・人間とは何か?
    ③どうやって、研究を進めているのか?(研究のアプローチ方法・考え方)

    【理解とは?】
    新たな知見とは、研究対象への理解の深まりである。
    あなたが選んだ現象には、おそらくいくつかの仮説が存在する。理解の深まりには、誤った仮説をふるい落とし、可能性のあるものをいくつか絞り込むことによって得られる

    [人間の視覚の限界]
    人間は、視覚情報を一度に多面的にみることができない。
    そこにあるのはいつもひとつの見方だ。

    【自分が選んだものを正当化する性質】

    選択盲→人間は自分が選んだ選択肢をあたかも正解

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    2018年04月16日
  • 脳の意識 機械の意識 脳神経科学の挑戦

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    分かったような分からないような…
    でも具体的な意識の確かめ方が記載されていてそれを試してみる事で言わんとしていることが分かる本

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    2018年03月12日
  • 脳の意識 機械の意識 脳神経科学の挑戦

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    2017.12.19-2017.12.22
    意識についての科学的研究の現状を知るのに良い本。前半は意識研究についての歴史を含めた概説、後半は著者自身の研究について述べる。
    両眼視野闘争といふ現象を使つて意識(知覚)の有無を確かめようといふのは、面白いアイデアだ。意識の有無を判断するのは最終的には自分しかないので、機械の脳と自分の半球を繋ぐといふ手法を考へてゐるのも、興味深い。
    ただ、個人的には、概念の段階でいろいろと検討すべき問題があるといふ気がする。さうした頭の体操に駆り立てる刺激を持つた本。
    意識の問題や脳科学に関心がない人にはお勧めできないので、星は四つ。

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    2017年12月22日
  • 意識はどこからやってくるのか

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    この本の中では、しきりに「意識が湧く」という表現が出てくるが、少し違和感があります。
    意識とは「湧く」とかいう感覚では無く、無意識も意識だし、メタ認知のような客観的に自分を見る高度な意識もあるが、全て刺激に対する脳の反応が起きるということであり、何か意識という別物が湧き上がってくるのとは異なると思う。

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    2025年10月07日
  • 意識の不思議

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    近未来では人間の意識をも機械にアップロードできる、人間の肉体の死後、脳をそのままコンピューターに移植させる技術が理論的に可能だと言われる。所謂、現世界で言うAR/VRの世界を漂うように「本人の脳」だけが生き続けるのだ。現代の生成AIの先には本人の意識、感情、性格、性質などを対話から読み取り、AIコンピューター自らが本人になりきれるはずだ。そうなると「脳細胞」との連結、移植的なことではなくでも人間型自立ロボットが本人の意識を持った行動、言葉表現など、音声も姿も同一人物に変身することが可能な世界が出現すると思う。

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    2025年09月10日
  • 意識の不思議

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    生きている間に生体脳に機械脳を繋げ、徐々に一体化させる。生体脳が死んでも一体化した機械脳が残る。生体脳を一部損傷した人も死んだとは言われないんだから、機械脳が残っていれば死んだとは言えない……。

    まじか!そこまでして生きたいとは今のところ思わないかな。そもそもそんな考えがあるとは知らなかったから、それが文章化されたという点では面白い。

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    2025年08月16日
  • 意識の不思議

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    夢は脳が外からの入力無しに作り上げた仮想現実である。
    もう少し踏み込んで言うと、私たちは起きている時も常に夢を見ているようなものだ。
    ただし、起きている時は、脳は作った仮想現実と本当の現実を照らし合わせて、答え合わせをして修正をするが、眠っている時はそれができない。

    かなりぶっ飛んでいて面白い。
    まさにSF的。

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    2025年08月14日
  • 意識はどこからやってくるのか

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    哲学者と神経学者による異色の対談。テーマは意識はどこから生まれたのか?そしてそれは機械にアップロード可能なのか?

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    2025年05月08日
  • 意識はどこからやってくるのか

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    2025-04-01
    対談本とは思わなかった。
    なんか、期せずして連続して「心」とか「意識」に関わる本を連続して読んだ訳だが、いやあ、答えの出ない問いは面白いねえ。

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    2025年04月01日
  • 意識はどこからやってくるのか

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    ネタバレ

    マインドアップローディングという考えと「意識」の取り扱い方について

    人の脳を機械の脳に置き換え、それが「自分自身」だと認識された状態。それがマインドアップローディングの考え方。そこでなされることはなにか、についての言及はあまりなく実現可能性のみを説明している。

    正直あまり理解せずに読み進めたので、内容に関してはあまり触れない。

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    2025年03月26日
  • 意識の脳科学 「デジタル不老不死」の扉を開く

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    意識とは何かを深く掘り下げた上で、著者の「意識のデジタル空間へのアップロード」に関する研究を紹介した本

    意識や主観の実体が何かが気になっていたが、「感覚器官を通じて外部世界と接続し、脳の神経系が仮想現実を体験している状態」と本書で理解した。実際、現実世界と脳内で構成される世界との間には乖離があり、たとえば、我々は特定の光の波長を色として認識しているが、その「色」自体は物理的実体を持たない。

    著者は生体脳の右脳と左脳のうち、片側が機能を失った場合、意識が残った側へ移行する現象に着目し、以下の手順で自らの意識を(コピーではなくそのまま)デジタル空間にアップロードする方法を提案している。

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    2025年03月02日
  • 意識の脳科学 「デジタル不老不死」の扉を開く

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    中公新書での前著と被るところも多いが、比べるとこちらは少し実践寄りというか取っ付きやすい(前著の内容がうろ覚えなのですが)

    ハードプロブレムと言われたりしている意識の問題だが、意識だけが科学で解き明かせない神秘的、特権的な存在である謂れはないとも思え、本書を読んでいるとブレイン・マシン・インターフェースの開発などを通じて理解がブレイクスルー的に進みそうな気もしてくる

    でも、意識のアップロードまで来るとどうなのだろうか。イーガンの『順列都市』が引用されているが、同じイーガンでも『ディアスポラ』に出てくるハーマンみたいな「自分の曾々々孫」的なものになるのでは

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    2025年01月26日