あらすじ
意識はどこにあるのか? 脳はただの物質で、脳で行われているのは単なる電気信号の伝達だ。なのに、私たちは、何かが見えていると感じたり、リンゴは赤いなぁと感じたりする。脳のどこで何をどのように感じているのだろう? 電気信号がある時に意識となるのなら、機械にも置き換えられるのだろうか? 意識が湧くその仕組みが分かってくると理論的には脳と機械を繋いで意識をアップロードすることも可能になるかもしれない。私たちは機械の中で生き続けられるのか?? 壮大な研究に挑む。 (1)意識はどこにあるのか? 意識はどのように発生するのか? そのメカニズムから意識を機械に移植するという脳神経科学の最先端の研究までをわかりやすく解説。(2)私たちの身体や脳は電気仕掛けで動いている。では、私たちが感じているこの「意識」はいかに生じるのか? 意識の発生するメカニズムから、意識を機械に移植するという脳神経科学の最先端までを分かりやすく解説。 【目次】第一章 意識について三つの不思議/第二章 脳を研究する方法/第三章 脳と機械はどう違うのか/第四章 機械脳の作り方/第五章 機械の中の意識を確かめる/第六章 意識を機械にアップロードする/第七章 デジタル世界で生きる未来
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Posted by ブクログ
近未来では人間の意識をも機械にアップロードできる、人間の肉体の死後、脳をそのままコンピューターに移植させる技術が理論的に可能だと言われる。所謂、現世界で言うAR/VRの世界を漂うように「本人の脳」だけが生き続けるのだ。現代の生成AIの先には本人の意識、感情、性格、性質などを対話から読み取り、AIコンピューター自らが本人になりきれるはずだ。そうなると「脳細胞」との連結、移植的なことではなくでも人間型自立ロボットが本人の意識を持った行動、言葉表現など、音声も姿も同一人物に変身することが可能な世界が出現すると思う。
Posted by ブクログ
生きている間に生体脳に機械脳を繋げ、徐々に一体化させる。生体脳が死んでも一体化した機械脳が残る。生体脳を一部損傷した人も死んだとは言われないんだから、機械脳が残っていれば死んだとは言えない……。
まじか!そこまでして生きたいとは今のところ思わないかな。そもそもそんな考えがあるとは知らなかったから、それが文章化されたという点では面白い。