能田優のレビュー一覧

  • サリー・ダイヤモンドの数奇な人生

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    続きが気になってしょうがなかった。
    人はいろんな面があるし、変わろうとしても変われないっ事を教えてもらった気がします

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    2025年02月12日
  • サリー・ダイヤモンドの数奇な人生

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    ネタバレ

    この物語はトラウマの話だと思った。
    異常な親の影響を受けたサリーとピーター。
    人と繋がるために自分を変えていこうとひたむきに努力するサリーに希望があってほしい。そして自分を変えようとしないピーターは同じ過ちを起こしていく。
    このような深刻なトラウマでなくても親による心の傷を受けて育った人には響くストーリーだと思う。
    サリーもピーターも血縁を求めたけどアマンダも含めて残念だけどそれがいいとは限らない。

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    2025年01月28日
  • サリー・ダイヤモンドの数奇な人生

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    「死んだらゴミといっしょに出してくれ!」そう言っていた養父が亡くなり、実際に養父をごみ袋に入れて焼いてしまったサリー…
    そしてそのことを隠すこともなく、「自分で焼いた!」と話すサリーには情緒の欠陥があり、変わり者と呼ばれている
    物語はそんなサリーが自分の過去を知り、自分を変えていこうとするパートと、彼女の過去に関わる重要な人物の視点で語られるパートで進んでいく
    そして徐々に明かされていく二人の過去はあまりにショッキングで…
    ダークで悲惨で、決していい読後感というわけではないが、作品はとても読みやすく、サリーのキャラクターのせいか最後までほぼ一気読みだった

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    2024年12月05日
  • サリー・ダイヤモンドの数奇な人生

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    凄惨な過去のトラウマから情緒が不安定なまま成人した主人公サリーが、養父の死去を機に社会生活に馴染もうと奮闘する一人称の物語だが、途中から別の登場人物による一人称のパートが始まり、交互に語られていく。
    誘拐・監禁・洗脳・虐待のシーンはかなり痛ましい。
    謎解き要素が薄いため「推理小説」ではなく「犯罪小説」というところ。
    サリーの近隣住民に善人が多いのが救い。

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    2024年11月25日
  • サリー・ダイヤモンドの数奇な人生

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    ネタバレ

     面白かったです。

     冒頭はサリーの物語から始まりますが、途中からピーターの物語も始まり、その後は交互に展開。

     ピーターのパートが気になりすぎて、サリーのパートを飛ばし、先にピーターのパートを読んでしまいました。その後、改めて、サリーのパートも含め、落ち着いて読んでいきました。

     そして読み終わり。…え…?ここで終わり?
    とびっくり。

     でも、そうか、その後は読者に委ねるのかと。
    ピーターはともかく、サリーには少しでも、明るい未来が待っていて欲しい。

     例えば、コナーの母親が、少しでもコナーに良く接していれば、こんなにもたくさんの人々に影響を及ぼす事はなかったのではないか。たった1人の悪行がこんなにも人の人生を狂わすなんて。 

     人生で経験した、様々なことは、人の性格や考え方にあらゆる影響を与えるが、自分を客観視する力を持ち、少しでも良い方向へ向かう事が出来たら良いなと思いました。

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    2024年10月31日
  • サリー・ダイヤモンドの数奇な人生

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    ネタバレ

    1日で読破。非常にテンポ良く、二部からはどうなるんだろう、と釘付け。しかし、ラストで放り出されたような気も。あれだけ丁寧にサリーを描いてきたのに、あとは想像にお任せ、にしちゃうのは反則だよーと叫びたくなりました。それだけのめり込んだってことです。中盤の描写、痛々しい限り。こういう性癖は受け継がれるものなんですね。恐ろしい、、。

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    2024年10月23日
  • サリー・ダイヤモンドの数奇な人生

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    四十二歳のサリー・ダイヤモンドは養父のトムとほぼ引きこもりの生活をしていたけれど、トムが亡くなったことで状況が変わる。トムの書き残したものによってサリーは自分の出自を知っていく。そこには残酷な日々と失われた人生が描かれていた。虐待を受けトラウマを克服していくことの過酷さ、上手く人と話せない、関われない苛立ちが物語にずっと流れている。サリーの個性的な造形だけに頼らない作品でとても好感が持てた。

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    2024年09月22日
  • テロリストとは呼ばせない

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    イギリスに暮らすイスラム教徒とアングロサクソンの対立を描く三部作の二部作め。前作は未読だが問題なく読めた。

    人種差別的発言の目立つ白人
    リベラルな白人
    イスラム教徒同士の繋がりを重視する排他的なムスリム
    白人との融和を拒まない穏健派ムスリム

    主要な登場人物たちは上のいずれかに当てはまり、それぞれの立場のキャラが交わってストーリーが進む。
    想像していたような「追跡、格闘、推理」の展開ではなく、割と地味に話は進むがそれもリアルな描写で、自分は面白いと思った。

    他者を受け入れなくても認める
    そこにある、ということを認知することから対立は収められるのではないか。
    敢えて交わらず我関せずでも、結果はオーライだと自分は感じるが…。

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    2023年12月02日
  • テロリストとは呼ばせない

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    麻薬の売人時代にMI5に引き込まれ、イスラム過激派に潜入するはめになったパキスタン系の青年ジェイ。
    事件解決後にMI5を去り役所勤めを始めた彼は、生まれて初めてまともな生活を送っていた。
    そんなとき、人種差別主義者に暴行されたムスリムの少女が自殺。
    復讐を誓う恋人の少年を“テロリスト”にさせまいと、ジェイは奔走する。
    一方、ジェイの正体を知ったテロ組織は彼の暗殺を命じ――。

    前作「ロスト・アイデンティティ」もなかなかの良作だったが、今回も良い。読後、漂う寂寥感。

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    2023年09月17日
  • ロスト・アイデンティティ

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    スパイスリラーとして面白かった。
    一人称での語りは、主人公ジェイの視点で世界を認識する際の葛藤や苦しみ、怒りが強調されたので、うまく機能していた。世界を知っていく中で信念が揺らぐなど、未熟だが等身大の語り口は読者に感情移入させやすかった。
    テーマとしては、ロンドンでのムスリムの立ち位置、今なお続く憎しみの連鎖、と言った非常にセンシティブで身につまされるもの。ジェイの語りでどちらの立場に対しても共感させられるためモヤモヤした気持ちになるが、現代このテーマを語る上ではこれくらいのバランスが最適解だと感じた。

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    2023年03月28日
  • ロスト・アイデンティティ

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    ロンドンにあるモスクが人種差別主義者たちに荒らされた。モスクに通う“敬虔な"ドラッグの売人ジェイ・カシームは怒りを覚えながらも、同胞の過剰な反撃に疑問を抱く。

    そんなとき、麻薬密売の容疑で逮捕されたジェイは、無罪放免と引き換えにMI5の一員となってテロ対策に協力するよう命じられる。

    やがてイスラム過激派の中枢部に迫るにつれ、無差別テロが現実味を帯びていき――。

    後半、予想の斜め上を行く展開に。

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    2022年10月23日
  • ロスト・アイデンティティ

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    ジェイは、パキスタン系でロンドンでドラッグの売人をしている。イスラム教徒とキリスト教徒の対立に巻き込まれ、金を失いドラッグの総元締に迫られる。すると、MI5からリクルートされ、テロ組織に潜入するよう言われる。

    なかなか面白かった。作者自身がパキスタン系で、これがリアルロンドンの人種、宗教対立なのかと、ヒリヒリしながら読んだ。あっと驚く展開も良かった。特になぜジェイが選ばれたのかが分かったときが。

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    2022年06月18日
  • ロスト・アイデンティティ

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    登場人物のキャラクターは魅力的。テーマもまあ目新しい。が、最期があれっそうなるの?って感じの幕切れでした。

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    2022年04月15日
  • スパイたちの遺灰

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    現代を舞台にしたエスピオナージ小説だが、メインとなる事件は第二次世界大戦直後に遡る。現代パートでは諜報史の准教授マックスが、過去パートでは彼にある事を依頼した“伝説のスパイ”スカーレットが語り手となる。過去と現在、敵と味方が目まぐるしく変わり飽きさせない。豊富に盛り込まれた史実も興味深い。が、物語として面白かったかというと……。
    また、タイトルを含めて訳文にいささか疑問がある。原文にあたれないので、誤訳かどうかも判断できないのだが。

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    2026年09月14日
  • 夜が少女を探偵にする(新潮文庫)

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    やがて子供から
    大人へと変わっていく頃の瑞々しさ
    と同時に、いわれのない苛立ちや不安
    ざらついた焦りみたいなものを感じながら
    事件を捜査する本当の大人たちが
    物わかりのいい
    ただの良い人に成り下がっていて
    猟奇的なはずの児童連続殺人事件が
    まるで何でもないことのようだった。
    ミステリーというより
    スリラーとして振り切った方が
    独特の世界観を
    より暗く、冷たく、残酷にできたのに…

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    2026年07月15日
  • 夜が少女を探偵にする(新潮文庫)

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    うーん。素直に面白いとは言えない。
    作品名に惹かれて読んでは見たものの、そういう感じか…とちょっと残念だった。
    猟奇的な方面にしつつ、なんとも色々振り切らず…
    面白くないわけではないのだけれど、あまり満足感は得られなかったかな…。

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    2026年06月24日
  • 夜が少女を探偵にする(新潮文庫)

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    やたらと賢い主人公エイヴァと、物分かりが良く優しい警察が不思議な形で協力しながら事件を解決する。事件の残虐描写は苦手だったし、犯人もわりとすぐ分かってしまうのだが、内容は少し現実離れしつつも興味深い。
    エイヴァのキャラクターも良いし、何より読みやすかったので、次回作に期待したい。

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    2026年06月13日
  • 夜が少女を探偵にする(新潮文庫)

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    中学生女子エイヴァが主人公の割には殺人が猟奇的。子供が子供のままでいられれない環境がすごくかわいそう。いじめっ子のいじめは暴力そのもの。仲のいい人たちはエイヴァをあがめてる。刑事が二人が子供に優しい。80年代の粗野とおおらかさを同時に感じる。
    最後は内輪で解決、という私刑みたいな感じで終わるので、そこがちょっとモヤモヤ。

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    2026年05月18日
  • スパイたちの遺灰

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    日本推理作家協会翻訳部門のロングリストに入っていたので、スパイ作品読んだことないけどいけるかしら…と読んでみた。
    おもしろかった!わたしはスパイになれない!
    全部読んで、タイトルかっけぇと思いました。

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    2026年02月20日
  • スパイたちの遺灰

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    ディーバーが絶賛とあるので期待して読みましたが、結末の一部はある程度予想できる内容でした。やや期待はずれでした。ディーバーが好きな人が読んで満足できるか疑問です。

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    2026年02月07日