真鍋昌平のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
原宿を舞台にした新章がスタート。このマンガは、やっぱりすごい。
フィクションであることはわかっていても、何か、どうしようもなく暗く寂しい闇を突きつけられているような気分になる。それでいて、ユーモラスな雰囲気の中に希望を見せられたりもする。
今回の章は、推理小説風に、時系列を変えて最初に謎を提示するような構成になっていて、キミノリがどう絡んでくるのか、続きがものすごく気になる。読み返した時、話しの冒頭の部分で、コマの端っこに、布に包まれた弁当箱がさりげなく描かれているのに気づいて、ストーリーをいきあたりばったりで作っているのではなくて、最初にきっちりと固めた上で描き始めているんだと思った。
-
Posted by ブクログ
今回の巻もスゴかった。相変わらず、街の風景がいい。
このマンガは、1巻〜2巻あたりの最初の頃は1話完結型でページ数も短かったので、インパクトを重視したような内容が多く、あまり一つのテーマについて深く掘り下げるという感じではなかった。
けれど、途中から、一巻では収まらないぐらいの長篇がメインになってきて、そうなってきてから、登場人物一人一人に至るまでのバックグラウンドが細かく設定されるようになって、格段に面白くなっている。
物語は、予想通りには決して終わらない。コミュニケーション不全が基調となったようなちょっと暗めの世界観で、理不尽な出来事も色々とあるのだけれど、その中にあっても救いを感じるの -
-
Posted by ブクログ
色気ってのは腹が据わった覚悟の有る人間が醸し出すもんだ 知る事の、大切さも無意味さも素晴らしさも恐ろしさも全てこの作品が描いています。 娘ヨレンタがノヴァクの感情の部分に触れる唯一の存在であるのにも関わらず 以降は信念というよりは最早執着 それこそ「アポリア」(相反する二つの見解が等しく成立する場合、解決の糸口を見出せない難問)だと思うんですけど。 ある意味、完全オリジナルを作るという欲望は幻想だったり。もう流石にこの世界には蓄積が有り過ぎるから、どういう組み合わせで更に新しい事があるかなって事を皆探求していると思います。 文化は大きな川の流れであるという事を良く言っているんですけど、文章、文