タイザン5のレビュー一覧
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ネタバレ 無料版購入済み
タコピーがしずかちゃんを笑顔にしようとするが彼女の抱えている問題は小さなものではなくタコピーの想像を超えるものだった。いじめっ子を殺してしまい、過去に戻れなくなったタコピーは果たしてどうするのか展開が気になる。
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Posted by ブクログ
ネタバレ私は普段漫画は読まないのだけど、これは上下巻構成なので短くて読みやすかった。でも、衝撃が所々に多くて、しんどかった。
愛犬のチャッピーを探すために、しずかちゃん達は東京を目指す。
最初はまりなちゃんもまりなちゃんママもやばいやつやんと思ってて、しずかちゃん可哀想とか思ってたら、人は追いつめられるとここまで愚かになれるのかと衝撃だった。そして、捕まらないかもしれないけど、不倫やいじめはこんなにも家族を壊すこと、人を傷つけることが分かった気がした。
でも、追い詰められたとき、チャッピーを見つけたい気持ちはわかるけど発想に狂気を感じた、、
不倫したことがある人やいじめをしたことがある人に見て欲しい。特にネグレクトに育てられた人は必ずしも大人になった時にそうなるとは思わないけど自分の寂しかった経験や苦しい思い出を糧に責任を持って育てて欲しいと思った!
まりなちゃんと東くんのパートでは、それぞれ違う苦しさがあって、闇を抱えてたのはまりなちゃんだけじゃないのかなとわかった!
そして、タコピーは状況を理解してないけどピュアで、言葉もよく知らないけれど、一生懸命で必死な姿に感動した!
僕のハッピーパワーか、、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ最初はタコピーが状況を理解してなさすぎて無知で勘違いしてるのがすごいイライラしたけど、重いとは聞いてたけど予想以上にグロいというか、子供である無力さや低収入の片親で子供を育てる過酷さ、またその子供側の理不尽もリアルに描いていて気分が重くなった。
でも、もちろん片親なのがみんな不幸とは思っていない。しずかちゃんも本来は可愛いのに、家が裕福ではないせいで、シャツがボロボロだったり、お風呂に入れないのか小汚いから嫌われてるだけで、何も悪くない子供がそんな思いしないといけないことが許せなかった。
お金がないのも、不倫するのは愛する人を裏切る行為だから100%悪いとしても、大人の事情で子供に当たったり洗脳するのは違うと思う!!
まりなちゃんもいじめ方が陰湿で、見ていて腹が立つし、周りも一緒になっていじめて、私も虐められたことあるから胸が苦しかった。それに、あんなにランドセルやら机やら靴箱が被害にあってるのに、明らかに見たら分かるのに先生とか気づかないのかな?見て見ぬふりしてきちんと対応してくれない学校の闇も感じ取れて悲しくなりました。(泣)
子供は、本来できたら喜ばれるのにあんなに放置されてネグレクト?だし、東くんも毒親育ちしかいないやんw
なんか、東くん?はしずかちゃんのこと好きなのか味方?っぽい雰囲気あるけど、間違った方向に進んでてなんかこの先不安しかない、、
上巻だけでこんなに作品に引き込んで、2巻しかないから読みやすいけど、次のページをめくるのが苦しくて読みにくいのに気になって見てしまう、こんなに良い意味で読みにくいのは初めてでしたw
しかも、漫画は普段あまり読まないのですが漫画で引き込まれたのも初めてです!
片親でも、低収入でも、こんな思いをしなくて済む子供たちが増える世の中になってほしいなと思いながら読みました! -
無料版購入済み
一家全員記憶喪失とは斬新な設定だな。でも周りの人間は覚えてていつも通り接してくるわけで、え?俺ってこんなだったの?って戸惑いながらも反発したり受け入れたりして日常を取り戻してゆく家族の再生物語だな
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Posted by ブクログ
ハッピー星人のタコピーが劣悪な家庭環境の子達を救おうと奮闘する、おやすみプンプンの世界に連れてかれたドラえもんみたいな雰囲気の漫画。なかなか辛い話だけどタコピーの見た目がかわいいのが読み進める上での唯一の救い。
大人のエゴの犠牲になるのはいつも子供の世界。わたし達大人はどれだけ理解しながら過ごしているだろう。変わりたいという意思を持たなければ境遇を変えることは難しく、結局どんなハッピー道具があっても解決できることなんて無いに等しい。些細なきっかけや僅かな光を逃さなければ、どうにもできない環境は変わらなくても自分自身は少しだけ変われる。そんな奇跡を信じたくなる話でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ地球に「ハッピー」を広めるためやってきたタコピーは、タコのような宇宙人。いじめと家庭問題に苦しむ小学4年生のしずかと出会う。タコピーは「ハッピー道具」を使って彼女を笑顔にしようとするが、些細な過ちでしずかが命を絶つ。反省したタコピーは「ハッピーカメラ」で何度も時間を遡り、過去をやり直そうとする。だが繰り返すたび悲劇は深まり、2巻完結の壮絶な再構築ドラマが展開される。
少女の絶望と宇宙人的無垢さが交錯する、非常に重厚で残酷な物語です。まどマギを観たときと似たような、期待からの裏切り、残酷な転調、心がギュッと締め付けられる感覚が何度も襲ってきます。
ほんのり希望が見える瞬間にも絶望が忍び寄り、読む手が止まらなくなるのに、一気に心が冷えていく、そんな構造はまさにまどマギ的。
タコピーというキャラクターは見た目こそカワイイが、その無邪気さが逆に恐怖です。しずかが自殺してからのタイムリープの試みは、一度一度が狂気の序章。101回のやり直しの果てに起きた「事故」と「殺害」どの瞬間にも一筋の救いが差すかと思えば、また闇が覆いかぶさる。
また、いじめ、家庭崩壊、毒親、虚ろな友情などの社会問題をリアルに描きながら、SF的装置(時間改変、コピー、変身など)を絡めて現実と幻想の境界を揺らす構成は鮮烈です。読み手の感情をえぐり続け、最終話では、タコピーがしずかとまりなを「つなぎ直す」場面で、謎めいた救いが訪れる。しかしその救いも、甘くはない。むしろ「痛みを越えた共鳴」として、読む者の胸に強烈に残ります。 
構造としては短く2巻完結の作品だからこそ、起承転結が濃密で、展開の速さも途中離脱を許さない。一方で、その濃度ゆえに心に深い爪痕を残し、読み終わってもしばらく感情が収まらない類の作品です。ただの子ども向け漫画じゃない、ダークファンタジー以上の、感情的体験。 -
Posted by ブクログ
『タコピーの原罪』は、宇宙からやってきたハッピー星人・タコピーと、彼に出会った少女・しずかちゃんとの物語です。一見すると可愛らしいキャラクターによる明るいストーリーのように思えますが、読み進めていくうちに、この作品が抱えている重たいテーマに引き込まれていきました。
最も印象に残ったのは、「善意」が時に人を傷つけてしまうということです。タコピーは純粋にしずかちゃんを助けたいと思い、ハッピー道具を使って様々なことをしようとします。しかし、タコピーには「人間の感情」や「複雑な社会」が理解できず、その行動はしばしば逆効果になってしまいます。
しずかちゃん自身も深い傷を抱え、家族や学校での問題に苦しんでいました。その姿は現代社会に生きる子どもたちの姿と重なり、胸が苦しくなりました。誰も悪人ではないのに、どうしてこんなにも悲しい出来事が重なるのか。それを見守る読者としての自分も、タコピーと同じように無力さを感じました。
「善意」や「ハッピー」が万能ではないこと、そして人を救うには相手の立場に立って考える想像力が必要だということ。この作品を読んで、そうした当たり前だけれど難しいテーマを深く考えさせられました。
全2巻という短い作品ですが、心に残るシーンがとても多く、読後はしばらくぼーっとしてしまうほどの余韻がありました。『タコピーの原罪』は、見た目の可愛らしさとは裏腹に、現代を生きる私たちが直視すべき問題を描いた、重く、でも大切なメッセージを持った作品だと思います。