タイザン5のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ジャンプラアプリでリアルタイムで読んでいましたが、Netflixアニメ化に伴い再読!
落ち着いて一気読みしたら、「そ、そうか。。。こういう話だったか。そして、ラストシーンはこうだったっけ。。。」と、再発見したような気持ちになりました。
リアルタイムでは当時、毎週、毎週の衝撃が強すぎて、ヤンジャンで0時更新と同時に読んで、うわぁ〜!と、毎週思っていたっけ。
周囲の友人にも勧めまくって。
お話しすることの大切さ。
お話しすることで、分かり合える。
土星うさぎのボールペン。
たった16話しかなかったんだ、、、
と改めて衝撃を受けました。
短くて濃い、しんどくて優しい、すごい作品だと思います -
Posted by ブクログ
ネタバレどうして、どうしてこんなにも酷いことをするのだろうか?どんどん読み進めるほど気は落ち、動悸が激しくなり上巻が終わってしまう。
ファンタジーが酷い現実の触媒となり襲いかかってくる驚異の漫画。
当時話題になっていたインターネットの風景は散々見てきたが、なんやかんや読むことはなく、アニメ化を効いて慌てて読んだ。
キャラクターは可愛く(特にタコピーは突き抜けて)描かれているが、存在する世界は嫌なところまで緻密に描かれている。細かいからこそ解像度が高く、辛い。
これをリアルタイムで更新を待ちながら読んでいた人たちに敬意を払いたい。こんなの耐えられない。 -
Posted by ブクログ
永井荷風が谷崎潤一郎の短編小説を読んで、自分の疲れ切った空想力ではこのような若い新進作家のような強い力の籠った作品の製作を仕上げることができない、と言ったそうだが、自分もこの作品からはそれを一番強く感じた。新しい描き手の作画から物語の構成から、自分にはとても思いつかないことばかりだった。そして何より本作には作者の強い力が籠っている。執念といってもいいようなものが作品を覆っている。描いていて辛い絵もあっただろうが、それを乗り越えて物語を完成させていることからその執念のようなものが感じられ、作者の言いたかったことが伝わってくるのだ。ドラえもんのアンチテーゼであり、ちまたで流行りの「やり直しタイムル
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Posted by ブクログ
描画と物語の強い製作に圧倒される。マンガのキャラクターはマンガ家の分身と言われるが、それをここまで仮借なく突き放して描けるのは凄い。描いてて辛いということはないのだろうか? 子どもの精神や知性の善と悪が未文化なグレーさ、とりわけタコピーの彼ら少女少年よりも幼い精神がゆえの無力無能の徹底ぶりは、自分ならストレスで描き進めて行ける自信がない。ストーリーも自分の空想力が思いつく予定調和を遥かに超えていく。これが作者の創造力というより、むしろ今の子どもたちの世界のただのリアリズムに過ぎないのだとしても、これだけ綺麗事を剥ぎ取ったものを描くには、相当自分の人格を削って差し出さないと描けない気がする。アニ