モーガン・ハウセルのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ変わりゆく世界の中で決して変わることのないものとは
確かに普遍的と思われることについて触れられており、なるほどと感じた。
メモ
・出来事は予測し得ない。人々の行動傾向に基づいて予測すべき。同族意識、欲、恐怖、チャンスなどなど
・最大のリスクはいつだって誰も予想していないこと。予測ではなく、備えることに注力を
・期待値が大きいと人生は苦しくなる。
•ユニークな考え方は丸ごと受け入れるしかない
•成功者は極めて極端
•忙しく感情的な人間には、無味乾燥な統計よりも優れた物語の方が影響力や説得力をもつ
•安定は不安定化する
•価値は忍耐と希少性から生まれる
•革新は切羽詰まった問題から生まれる
大 -
Posted by ブクログ
当人の需要にもよるけど、
へたな自己啓発本読むくらいならこっち読んでおいた方が有益な気がする。
「一生お金に困らない」
などという 胡散臭く銭ゲバしいタイトルに気が引けるかもしれないけれど、そこは洋書タイトル。直接的な表現なんだな、くらいの解釈で。
すべて読まなくても、読み始めれば 中身の印象は全然違うものだと気付くと思う。
本書は著者が金融の世界に身を置いていることから「お金との向き合い方」を主題としているが、
経済世界における人間心理を簡易に説明していたり、
経済世界を主軸に人や環境について視野をのばす話の展開があって、
それらは「お金」にとどまらず、
生きるうえでの心構えに通ずる -
Posted by ブクログ
具体的な方法というよりもお金に対する考え方、価値観、真理について学ぶことができる本。
中でも個人的に印象に残ったのは下記2つだ。
1.貯金をすることに理由はいらない。
よく貯金をしていると周りの人に言うと、何か欲しいものがあるのか、なんで貯金をしているのかと問われることがある。その度に理由を探そうとしてきた。車を買うため、結婚のため、旅行のため等貯金をする目的はいくらでもあるだろうが、本書では目的を持つことは素晴らしいが何よりも人生何があるかわからない世の中で「何か不足の自体が起こった時のため」に行う貯蓄ほど優れた理由はないとしている。
改めて貯金(投資)に理由はいらないと再確認できた。
2. -
Posted by ブクログ
人間が計画を立てれば神が笑う。
と言う言葉はとても心に残った。
自分の都合の良い方に考えてしまいがちなところを直視して、思い通りにいかないことを考えて計画を立てるのが、資産を守って、サバイブする上で大切になってくると言う言葉は忘れては行けないと思った。
実感しづらい複利の力を信じて、時間をかけて資産を作っていくことを目指したい。
貯蓄の重要性についての考え方として、テクノロジーの進化が進む世の中において、柔軟性を持つことが非常に大切だとされている。つまり、生き方の選択肢を増やすという意味だと自分は考えている。
ここでも、コミュニケーション能力などの非認知能力に触れられていた。 -
Posted by ブクログ
サイコロジーオブマネーの著者の新しい本だったため気になって手に取った。
世の中の心理や持っておくべき思考、心理についてわかりやすく書かれている。
特に以下の考え方は改めて大事にしたいと感じた。
・素晴らしい価値のあるものは『忍耐』と『希少性』という2つから得られる
・極めて重要なことは積み重ねから生まれる
・核となる重要なことだけを見極めればいい
・決して変わることのないものを知ることが重要
生きていく上で、覚えておくといい、特に心理面にフォーカスした話は、今までの本にも書かれていないような内容だったので参考になった。読んでおいて損はなく、おすすめしたい本です。 -
Posted by ブクログ
・何事も見かけより良くも悪くもない
・物事の変遷は少数のテールイベントによるもので、気にしてもしゃあない。ただその事実だけ理解しておく
・富は見えない。見える形にしても誰も気にしてない。富が消えているだけ
・この世に無料のものはない。証券市場においても同じ
上記が特に心に残った。資産の持ち方は個々の思う不安にならない持ち方で良い。最適なポートフォリオなどマインド的には最適ではない。
高級ブランドなどで自分を誇示しようとしても富が消えているだけ。バフェットでも資産のほとんどは高齢者になってから得たものである。時間をかけて資産を保持しよう。 -
Posted by ブクログ
「サイコロジー・オブ・マネー」の著者が、最新作を出版したと知って購入しました。前著書が非常に良かったので。
今回の著書も、各章が比較的短く、しかも非常に読みやすかったのが印象的でした。
前著書では、主にお金にまつわる話がメインでしたが、今回は人生戦略がテーマと、かなり壮大な内容でした。
本書では、投資全般に限らず、いろいろ心に刺さってくる文章がありましたが、私的に非常に刺さったのが、第18章「人生は思っているより過酷で、楽しくもない」の最後のページの、次の文章でした。
「誰もが他人には知られていない問題と戦っている。少なくとも、あなたがその人を知るようになるまでは。そのことを肝に銘じてお -
-