モーガン・ハウセルのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
【一言まとめ】
お金の問題は知識より心理。身の丈に合った生活で自由をコントロールできる人が、本当の意味で豊かな人間だ。
【心に残ったポイント】
•収入−エゴ=貯蓄。高収入なのに貯金ゼロの人が多い理由はエゴの大きさだった
•目的のない貯金が最大の価値を生む。貯金とは将来の選択肢と自由を買うことだ
•夜安心して眠れるかどうかが、お金に関するあらゆる判断の最高の指針である
【なぜ心に残ったのか】
7章「自由」を読んだとき、在宅勤務・朝ウォーキング・日記・サウナという今の生活が、1000人の人生の先輩たちが死ぬ前に気づいたことをすでに実践していると確信できた。副業しない・マネタイズしないという決断も、エゴを手放した結果の貯蓄も、全部つながっていた。
【学んだこと・気づき】
現代の知識労働者は24時間頭の中が職場になっている。だからこそ自分でコントロールできる時間と生活を守ることが、最強の資産になる。著者が住宅ローンを組まず一括で家を買ったのも、計算上の最適解より「安心して眠れること」を選んだから。正解は人それぞれ、自分の身の丈に合った生活水準のゴールポストを動かさないことが全て。
【明日からどう活かすか】
NISAの積立は継続しつつ、昇給分は生活レベルを上げずにそのまま貯蓄へ回す。繰り上げ返済は住宅ローン控除が終わる13年目以降に検討。ウィズゼロと合わせて「貯める→守る→使い切る」の設計を家内と話し合う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレお金について学ぶために
メモ
•成功と失敗には運とリスクが大きく影響している
•お金が人生にもたらす最大価値は自由
•お金持ちが大切にしていたのは温かな友情、高貴で大きな目的のための活動への参加、子どもや家族とゆったり過ごす時間
•投資の神様は代償を支払わずにリターンを求めるものを嫌う
•物事がうまく行っている時は慎重に、うまくいかない時は寛容に
•エゴを減らせば豊かになれる
•夜安心して眠れることを優先してお金の管理をすべし
•投資で結果を出すための最大の秘訣は時間軸を長くすること
•うまくいかないことがあっても問題ないと考える。半分は間違っていても資産は増やせる
•自分の時間をコントロールするためにお金を貯め、使う
•他人に富を見せびらかさず、誠実に人と接しよう
•貯金をする。ただ貯金する。貯めるのに特別な理由は必要ない
•成功のために必要な代償を見極め、それを支払う準備をする
•誤りの余地を何よりも大切に
•極端な経済的判断は避ける
•リスクを好きになること。リスクは時間の経過とともに利益を生む
•自分がしているゲームを明確にする -
Posted by ブクログ
本屋でも推されているのを見て気になっていた。お金に困らない生活がしたいので読んでみる。
よくある投資本ではなく、生きるヒント的な知識が裏付けされた情報と共に提示されていると感じられたところが良かったかな。
よい情報が多かったか、さてこの学びで何ができるか考える。
■学
足るを知る
裕福であり続ける事は難しい
テールイベントの力:99%が失敗でも1%のイベントが大当たりして黒字化することがある。ベンチャー企業等。人の行いもそうかも知れない、継続して色々やる事で、その中の一つが大きく日の目を見るかもしれない。(成功するまでには無数の失敗が必要)
→自分に何が合うのかやってみないとわからないので、色々チャレンジする事はいい事だと改めて思う。チャレンジ精神を忘れずに。
発熱は体の免疫を活性化する。熱は体が感染症と闘うのを助けている
この世界では前例の無い出来事が常に起きている
大卒者のうち専攻に関連した仕事に就いているのは27%に過ぎない。18歳の時には想像もつかなかった人生の目標を30代には考えているかもしれない。
・収入-エゴ=貯金
→もっとお金を節約できるところがあると思うが具体的にはどこだろう?
・自分の時間をコントロールするためにお金を貯め、使う
→わかる気もするが具体的にどうすれば?はパッと出てこない
質問「あなたはあなたのお金で何をしているか?」
→家族が快適に暮らす事ができるためと趣味。
-
Posted by ブクログ
投資の神様として崇められるウォーレン・バフェットも、その資産845億ドルの内、842億ドルは50歳以降に増やしたという。彼に関する本は優に2000冊は超えるらしいが、ほとんどが割安なバリュー株投資についてである。しかし、バフェットの投資の本質は、黙ってじっと待つということである。
この本の中で最も感銘を受けたのが、そのバフェットでさえも利益の大部分が限られた数銘柄で湿られているということである。本書ではテールイベントの威力として紹介されているが、投資の5割は失敗しても富は築けるという事である。実際、これは評者の経験にもぴったりと合致している。株式や投資信託に投資してそれなりに利益は出ているが、何よりも居住していたマンションの売却益はその数十倍もあり、それによって老後の心配が不要となる程の資産を築くことが出来たのである。長期投資と並んで、鉄則とされる分散投資は基本的にはリスクの分散の目的で語られるが、結果的にはゲインの機会の分散であるとも言える。ベンチャーキャピタルなどはその典型だ。20社投資してその内1社がIPOすれば、全ての損失を上回ってそれでも大幅にお釣りが来るほどの利益を得るのがそのモデルである。それと同じ事が一般の投資家にも言えるのかもしれない。
そのためには、頻繁に投資先や銘柄を入れ替えるのではなく長くじっと待つということは大切なのかもしれない。
また、冒頭の逸話でビル・ゲイツが高校時代、レイクサイドスクールという学校に通い、そこに全米で初めて導入されたコンピューターがあったという。ゲイツはそこでコンピューターに没頭した。当時の世界中の高校生は3億人としてその内の300人、つまり1%の生徒がその幸運に恵まれたのだ。そこでは、ゲイツと共にコンピューターに打ち込み、自分よりも優秀だったと語った親友のケント・エバンスについて触れられている。彼は、若くして登山事故でこの世を去ったという。全米で登山事故でなくなる確率は100万分の1だという。ここで語られるのは、同じような幸運に恵まれながらも、その後の人生で明暗が別れた事であり、人生における運とリスクが表裏一体であることである。
また、人々が楽観論よりも悲観論に惹かれる事についても触れられている。ある人が「この株は10倍になる」と言ったとしても耳を貸さないが、「この株は不正会計の可能性があり暴落する可能性がある」といえば、一旦は耳を貸すだろう。しかし、実際に過去を振り返ってみれば変動はあるものの経済は拡大し、株価は上昇を続け、医療技術は向上している。未来は確実に良くなっているという。良くなるの定義は切り口次第ではあるが、ここで語られる楽観論は投資の視点では示唆に富む。どの時代にも語られる市場クラッシュ説やバブル崩壊も、結局のところは起こるときは起こるし起こらないいときは起こらない。大切なのは長期でじっくりと待つということである。医学の進歩は1年単位では感じられないが、50年の視点でみれば明らかに進歩しているはずである。
タイトルにあるサイコロジーオブマネー、富のマインドセットは、そうした人間の心理に宿る心のブレを無くして、長期で構えるという事だ。
本書は19章で、全てを総括する心構えを列挙している。時間が無い人はそこだけ読んでメモしておくだけでも十分価値があるはずだ。 -
Posted by ブクログ
タイトルは「人生戦略の立て方」とあるが、どちらかと言うと起業家向けの本書とも言える。開発新規開発などの会議において「世の中で決して変わることのないもの」など討論したことはあるだろうか。新たな発想の原点にもなるこの思考を与える本書である。人が求めているのは「優れた要約・物語」でありそれは事実や経験であると言う。「何を言うか」「何をするか」ではなく「どう言うか」「どう指示するか」である、と言う。世の中「値あるものに無料で手に入るものはない」また、「近道の誘惑には注意、魅力的だが危険」など「外から見るとなんでもよく見える」から欲望など何事も「ほどほど」が最良になると言う事だ。人生にあってモノ・事は全て栄子盛衰「優位性はあっけなく陳腐化・崩壊する」事を忘れず、世の中で最後に信頼できるものは「自らの経験ほど説得力のあるはない」を忘れない事かも知れない。
-
Posted by ブクログ
人間の共通して失敗する避けた方が良いことリストが書かれた本。
【幸福】
人生は期待値によって幸福を感じる。
幸福は期待値とのギャップから生まれる。
【価値】
価値は「忍耐」と「希少性」から生まれる。
希少性を育てるには忍耐が必要。
【リスクについて】
リスクは予想ではなく、備えることに投資する。
【真実と物語】
真実より最高の物語が勝つ。
人は優れた要約を求めている。
既出のものを新しい形で提示する。
【数値と測定】
数値化できず、測定予想できないものが力になる。
【平穏と狂気】
平穏が狂気の種を蒔く
安定すると楽観的になる。 楽観的だとさぼる(借金する)。 さぼると不安定になる。
安定は不安定化する。
疑心暗鬼が成功につながる。しかしストレスは成功したら忘れる。
安全な時ことこそ最も危険。 最高の瞬間に悪魔はやってくる。
【革新が生まれる時】
スーパーマケットは客に棚から物を運ばせるシステム。
機械は奴隷になって働くようになった。
人々は知識労働に追いやられた。(他にやることがなくなって高校に留まる人が増えたから)
【ストレス】
苦難(ストレス)は問題解決の意欲。
【ストレスには2種類ある】
進化圧のかかる有用なストレス。
資源が枯渇すると、危機を脱するより、ただ生き延びることに集中する。
ストレスのない人生は、進歩を妨げる。
【リターン】
長く続けるためには、どれくらいのリターンがちょうど良いのか考える。
【悲観と楽観】
悲観は知的に見えてしまう。
悲観はリスクに備えられるし、馬鹿にみられないから楽。
悲観主義者のように計画して、楽観主義者のように夢を描く。合理的楽観主義者であろう
悲観楽観両極端は現実的じゃない。
悲観主義者のように貯蓄し、楽観主義者のように投資する。 悲観主義者のように計画し、楽観主義者のように夢を抱く。
悲観と楽観は両立した方が良い
【長い目】
長い目で見れば大抵うまくいく
【完璧主義について】
どんな種にも弱点はある。
完璧にすると別の能力が失われる。
【エラーと効率化】
エラーを許容できないほどの効率化は逆に非効率。
予想は、ほどほどに。
【成功にはコストがかかる】
近道について
欲しいものに見合った努力をする
価値あるものには代償がある。(ストレス、やる気どうなるかわからない、めんどくさい、話にならない、時間がかかるなど)
嫌なことも仕事の一環。
人生には「理不尽」「厄介ごと」はつきもの。
厄介事を受け入れよう、成功したいのならば。
値段を見極め、喜んで支払う。(対価を)
【優位性】
優位性はあっけなく陳腐化する
成功には重力がある。
ブームの間は、1つのことに特化していた方が儲かる。
優位性は長続きしない。
走り続けるしかない
【未来と脅威】
小さな発見からバリエーションが生まれる。
進化は分散が強みになる。
【人生は過酷】
才能を称賛される人と、意見を求めるべき人は別。
才能(実行力)と意見(判断力)は別。
スターはコーチではない
【インセンティブ】
インセンティブとモラル
【経験と長期視点】
経験しないとわからない。
【長期視点】
変わらないごくわずかな物以外変える。
時間軸より柔軟性。
考え方や判断に影響。
複雑さはやった気になる
忙しそうだと思われたい症候群
やることはシンプル
【外傷と心の傷】
意見の違いではなく、経験の違い。
辛い経験をすると、安全にすることを学ぶ
パブロフの犬と洪水。実験後に大洪水にあったのだが、ベルが鳴っても、よだれはたれなかった。心の傷が原因。
トラウマによって引き延ばされた心は戻らない。
【戦争と福祉】
敗戦の経験のつらい経験をさた日本とイギリスなどは国民皆保険。
意見の食い違いは、今までの経験の違い
-
Posted by ブクログ
ネタバレ変わりゆく世界の中で決して変わることのないものとは
確かに普遍的と思われることについて触れられており、なるほどと感じた。
メモ
・出来事は予測し得ない。人々の行動傾向に基づいて予測すべき。同族意識、欲、恐怖、チャンスなどなど
・最大のリスクはいつだって誰も予想していないこと。予測ではなく、備えることに注力を
・期待値が大きいと人生は苦しくなる。
•ユニークな考え方は丸ごと受け入れるしかない
•成功者は極めて極端
•忙しく感情的な人間には、無味乾燥な統計よりも優れた物語の方が影響力や説得力をもつ
•安定は不安定化する
•価値は忍耐と希少性から生まれる
•革新は切羽詰まった問題から生まれる
大規模で急激な変化は必要に迫られた時にしか起こらない
苦難こそが問題を解決しようとするいよくをなによりもしげきし、苦難こそが今を充実させているとともに、未来をさらに充実させるためのきっかけにもなっている
•進化もリスクも積み重ね。
できるだけ長く続けるためにどのくらいのリターンを得るのがちょうどいいのかというのが大事な問い
•ほどほどに優れているというバランスの強み
•意求める価値のあるものに無料で手に入るものなんてない
•進化とは優位性の追求。その場に留まるために走り続けるということ。うまくいかないものを滅ぼすことで学びを与える
•大半のものは外から見た方が良く見える
•意見の不一致は何を知っているかではなく、何を経験したかに深く関係している -
Posted by ブクログ
サイコロジーオブマネーの著者の新しい本だったため気になって手に取った。
世の中の心理や持っておくべき思考、心理についてわかりやすく書かれている。
特に以下の考え方は改めて大事にしたいと感じた。
・素晴らしい価値のあるものは『忍耐』と『希少性』という2つから得られる
・極めて重要なことは積み重ねから生まれる
・核となる重要なことだけを見極めればいい
・決して変わることのないものを知ることが重要
生きていく上で、覚えておくといい、特に心理面にフォーカスした話は、今までの本にも書かれていないような内容だったので参考になった。読んでおいて損はなく、おすすめしたい本です。