名司生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ万年筆いつか持ちたいなと思いつつも憧れているだけの現状からすると、作中にたくさん万年筆が出てくるだけで胸躍りました。
お値段で大体消沈するんですけども。
近くにこんなお店あったら行ってみたいですね。
神戸のおそらく実際にある店舗も出てきてるので、神戸巡りの参考になりそう。
神戸の街を巡っている気分にもなれました。
ただ誰に寄り添って読めばいいのか、ちょっとフラフラしてしまいました。
就活失敗続きの砂羽さんか、後に作家デビューする博子さんか。
恐らく前者なんだろうけど、その割には博子さんメインの話も長いからなあ。
あと「人生が変わる」(かどうかはその人次第だが)訪れた人がみないい方向へ動き出 -
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Posted by ブクログ
神戸にひっそりとある万年筆専門の店。そこは、白髪混じりの若い店主が一人で経営していて、販売だけでなく、補修も行われている。
「あなたの人生が変わります 万年筆よろず相談」
宣伝文句に惹かれて、入店した就職活動中の女性。なぜ内定をもらえないのか。文字を書く癖やその人の雰囲気や佇まいから、店主は答えを導いていく。
題名の「メディコ・ペンナ」。イタリア語で日本語に直訳すると、「ペンのお医者さん」です。
万年筆というと、紳士的や高級品といったイメージがあって、なかなか触れる機会がないのですが、この作品を読んでみて、ちょっとどんな万年筆なのか直に見てみたいなと思いました。
所々、実際にある万年筆の -
時代設定が謎
ストーリー以前に、中華風ファンタジーなのか、和風ファンタジーなのかもやもやして続きを読めませんでした。皇帝陛下の服装見てると中華風なのに、主人公が男装している初期のシーンはどう見ても平安風……そして屋敷の背景や御簾などは平安風……かと言って妃のときの服装はまた中華風ぽいし、どっちなのかはっきりして欲しい。国名はどちらかというと中華風を狙っている気もしますが。
中華風でも和風でもどちらでもない、架空の本当のファンタジーの国を描きたいなのなら、中華風と和風のごちゃまぜみたいな服装や背景ではなく、もっとオリジナル感を作り出して欲しいです。編集は何も思わなかったのだろうかと謎に思ってしまう。