新井健一のレビュー一覧
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きちんと世の中の感覚がアップデートされていることを前提として(たまにアラフィフ=バブル世代なんて人もいるので)
現在のアラフィフ(45から52,3?)は就職氷河期、真っ盛りで「とにかく就職できるところを」派が大半だった。そのころは教育重視(辞められたら困る)ではなく、ハラスメントの概念もなくひたすら耐えた。年をとったら「ソフト老害」(一部の人だけだと思うがこういう言葉が一人歩きするとその世代、全てと見なす人もままいるので)となり、死ぬまで負け組を宿命づけられたような世代が手にとって見て、正直、良かった。
新井さんの構成と文章が、広い範囲の層が手に取って分かるよう、シンプルな言葉でこれからの -
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ネタバレタイトルでバッと手に取ったものの中身は思ったよりも充実していてとても勉強になりました。
中間管理職の自分(37歳)が今読むべき本だったように思います。
日本人の一括採用、年功序列は悪しき文化と言われていたのは周知の事実ですが、それは日本人の歴史に裏付けがあった。
戦後等しく貧しくなった人々がみんながご飯を食べていける働ける仕組みを作ったのが一括採用年功序列の裏側にあったとのこと。
そして日本人は働くことを神事として捉える国民性も相まって、無駄な残業や意味のない仕事をこねくり回す人材が増えて生産性が下がっていると分析されています。
欧米的な成果主義の働き方が賞賛されているけれども、労働人口が -
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★この本を読んだ理由
・働かない技術というタイトルに惹かれた
・目次を見て、ピンと来るものがあった
★この本で印象に残った事項
・8時間労働の根拠は、知的労働者の生産性とは全く関係ない
・40代、50代に刷り込まれた強烈な価値観
・日本人はその仕事の目的地を明らかにしないまま進めてしまう傾向があるようだ
・日本人の働き方はメンバーシップ型、欧米人の働き方はジョブ型
・働き方改革の本質
→自ら自律的に研鑽し、企業人として成果を出すこと、生涯キャリアを自ら管理し、人生100年時代を生き抜くこと
・特定の人に仕事が一局集中するメカニズム
→任せられそうな人に任せる
・できる人材が残業体質になりやすい -
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ネタバレ•感想
分厚かったですが中々の良著。
独立目指す人にはぜひ一読ください。
そしてプロフェッショナル目指そうと思ったのと課長としてより一層頑張ろうと思いました!
•Todo
•人は生きがいを失うと死ぬ
仕事と社会貢献活動の両者に参加すると長生きする。
★資本主義社会では代替可能性が低く、希少価値の高い仕事が出来る人により高い報酬が支払われる。
★3つの場を設けて人生バランスを取ること
•すぐお金になる場 今の会社の仕事など
•興味があることをやる場 ボランティアや起業家の手伝い
•自分がやり続けたいことをやる場 コミュニティ
自分は人の役に立つと思っている人ほど自分に対する満足度が高い。 -
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タイトルは『働かない技術』ですが、決して、仕事をサボるための技術ではなく、これからの働き方の指南書です。
仕事における正しい心構え、正しい志向性を模索してきた著者の考えをまとめた本と言えると思います。
日本の企業の多くで、知らず知らずのうちに採用されているメンバーシップ型の組織に対し、欧米型のジョブ型の組織。
専門性を追究する職務給人材と、人材育成に重点を置いた役割給人材。
こういった区別を丁寧に行いつつ、適切に適用・運用していくことが、よりよい働き方・組織につながるのだと思います。
また、企業で働く場合、組織の一員として働くことからは逃れられないので、利他の精神は必須だと思うのですが、そ -
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ネタバレ働き方改革が進められる中、日本型企業と欧米型企業との根本的な違いを理解し、これまでの日本独自の人事体系を理解しないと格差社会を醸成してしまう。
狩猟型人材・業務と農耕型人材・業務の理解が必要
『論語と算盤』の「論語」に示される『徳』を、現代ではどのように育めば良いか?
宗教家ガユーナ・セアロ師曰く
管理職の役割「部下の成長のために『贅沢な無駄時間』を作り出すこと」
徳「『人助けが、喜びである』と心底思えるよう、自らを癖づけること」
引き続き、知性推し(職務給人材)でいくか、徳推し(役割給人材)で行くか?
知性が捨てられない職務給人材は、職務給人材としての自分の市場価値を常に見極め、高めつ -
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働き方改革が叫ばれて久しいですが、残業が無くならない大きな課題のひとつが人事制度とのこと。
欧米の職務給制度に対し、日本は職能給又は役割給制度。この違いや残業規制の法制の違い、仕事に対する意識の違いにもよる。
本書のテーマは、残業できない時代にどう生きるか。
まずは、徳を持つことだと著者は語る。
「徳とは、『人助けが、喜びである』と心底思えるよう、自らをクセづける事」
徳とは、学習であり、習慣。
また具体的には、自分たちの業務が財務上のどこに貢献しているかをはっきりと認識して働くことだと著者は言う。
そのために、バランススコアカードを活用し、
「財務の視点」「顧客の視点」「業務プロセ -
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働き方が、年々柔軟に変わっていく日本の中で
環境や組織の大小にもよるが
自身がいかにどうなっていきたいか。という目標ビジョンのもと、ステップを踏んで行かなければならないこと。
また、周囲の環境や意見、評価に応じて
吸収をしながら多角的に物事を判断していくことで、キャリアパーソンとして成長ができること。
そして、マネジメントや組織を見ていく際には
とにかく部下や後輩を信頼する。
思い切り行動してもらうための下準備やフィールドは作ってあげながら、とにかくどっしり構えて信頼してあげること。
ちょうどタイミングもよく、上記ストンとはまり
何を考えていくべきか。
どう部下や後輩と接していくべきか。