新井健一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本書では、そのタイトル「働かない技術」(=業務削減・効率化)のための考え方とともに、これからの時代に「企業人」として生きていくための心構えや、今後必要とされる「真の働く技術」を、一部、課長に昇格した2人の人材のその後のストーリー形式でたどりながら解説・提案していく。(本書「プロローグ」より)
タイトルより、業務効率化のための裏技を紹介する本だとばかり思っていたが、内容は上記の通り、「考え方」、「心構え」等が中心だった。
ただ、それらについては示唆に富むものが多く、当初の期待は裏切られたものの、これはこれでよい内容だと感じた。
20~30代のビジネスマンは読んでおいたほうが良い。 -
Posted by ブクログ
メモ
1.いわゆる日本型の組織
メンバーシップ型。青空の見える労務管理→階級・差別・区別をなくす→誰でも階段を登れる。
・職能給
・役割給=営業部長だと限られるが、「営業」×「部長」に分割し、部長として横滑りさせることが可能。●●部長の●●の部分は移動先でキャッチアップさせればよい、という考え。→部署からすると、絶えず高給取りの新人が入ってくるようなもの。誰かがバックアップする=残業の構図
2.管理職は二つに分かれる。
・職務給概念(欧米型人事管理)と役割給概念(日本型人事管理)
・役割給・・・職場のメンバーを育成し、働いてもらう
→日本企業の強みの維持:組織の文化を知り、集団としてのパフォ -
Posted by ブクログ
規模の大きな会社のミドル層の働き方に焦点を当てた内容。
・いまどき世代
お客さま人生である
挫折したことがない
上下関係に不慣れだ
承認欲求が特に強い
・日本人にとって働かないのは案外難しい
日本人の労働において米を作るということは神事、キリスト教徒にとっては労働は罰
・欧米企業はジョブ型、日本企業はメンバーシップ型
スタッフ職に空きが出た場合ジョブ型のマネージャー職は欠員補充に関与するが自らスタッフ職の仕事を手掛ける事はないが、メンバーシップ型はらある。
・減点主義上司がこれから行き詰まる理由
減点主義、ダメ出し、結果重視、競争原理、人格軽視、聞き下手、失敗を非難する従来の日本企業型の指導 -
購入済み
理想の上司と理想の部下
どの世代の会社勤めの人でも気軽に読める本。
上司と部下の立場から見たお互いのあり方がわかる本。時代に即して書いてあり、バブル時代の古い考えをばっさり切り捨てている。日本の会社も今後安泰である保証はどこにもない。会社にしがみつくようなガラパゴス社員は今後求められない。副業はチャンス。等々、色々教訓を得られる本だった。 -
Posted by ブクログ
課長という初級管理職をタイトルにしていますが、内容はリーダーシップ・コミュニケーション・キャリア形成に関するものでした。PM理論やSL理論やリーダーの行動特性などリーダーシップに関する理論が引用されていますし、コーチング・傾聴といったコミュニケーション手法、会議における発散収束モデル・ブレーンストーミングといったお馴染みの手法を紹介しながら、著者の主張が展開されています。
従って、課長に限らず小集団でリーダーシップを発揮されている方や、今後リーダーとして組織を率いる方にとっても、参考になる図書かと思います。
私は、上記理論に限らず、本の随所に細かく散りばめられていた相手とのコミュニケーションT -
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