山浦一保のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【before】この本を読む前の私は、これらを知りませんでした。
・先延ばしの思考(短期的願望)や現象→行動経済学では「双極割引」
・「悪性の妬みを抱いている?」と感じ取ると、相手への援助行動が促される。
・始めにたった10分間、日常会話をした上司の方が優位に高く評価された。
・出会って間もなくそれぞれ固有の関係性が形成され、8週間でほぼ安定する。
・リーダーと良好な関係にある部下は身内(内集団)として存在し、それ以外の部下は同チームのメンバーでありながらよそ者(外集団)と、棲み分けがなされる。
・良好な関係にあると仕事上の役割(何を任されているか)を明確に認識できる。
・小規模な(4〜5人) -
Posted by ブクログ
心と行動の学問、心理学の一分野、組織心理学の解説書です。
図鑑のようになっていて、”見るだけノート”になっています。
組織心理学を通じて、人間を理解し、無用なトラブルを避け、よりよい人間関係を構築するためのヒントが集められています。
気になった点は次の通りです。
・トップタレントに頼るよりも、チームのパフォーマンスを優先する。トップタレントの関与が40~60%がもっともチームパフォーマンスがよくなる。
・2-6-2の法則 働かないアリ、ふつうに働くアリ、よく働くアリの比率は変わらない
・チームとは目標をもつ集団、一体感を持つことが大切
・チーム・エラーの要因 思い込み、注意転換の遅れ、習慣 -
Posted by ブクログ
1.久しぶりに心理学を学びたくなったので、手を出したことがない分野に挑戦してみました。
2.組織心理学とは、組織のトラブルの原因を突き止め、上手くいっている集団に共通するリーダーシップや人間関係を明らかにする学問です。本書では、有名な心理学の理論を例に挙げながら、実際に検証した両方の組織を比較しております。
上手くいっている組織は自分が与える影響やビジョンについての重要性をしっかり考えています。そのため、自分が成し遂げたい目標や組織での目標をどのように解決していけばいいかをしっかり考えています。逆に、上手くいかない組織は自分のことばかり考えている傾向がありました。
このように、本書では、うま -
Posted by ブクログ
組織の目標を達成するには、人間関係が良好でなければいけない。これは今までの経験でも実感している。業績がよかったから人間関係がよかったのか、人間関係がよかったから業績がよかったのかわからなかったが、この本を読んで後者であることがわかった。上司と部下はお互いフラットな関係で、ポジションと責任の度合いが違うだけ。お互いを尊重し感謝しあう関係が大切だ。
組織に蔓延するネガティブな要素「妬み」「温度差」「不満」「権力」「信用(不信感)」が、見えない空気となって問題を起こしている。これらをポジティブで有益に変えていくことが重要であることがわかった。
とても参考になった一冊。 -
Posted by ブクログ
著者は、産業・組織心理学、社会心理学を専門としている、立命館大学スポーツ健康科学部教授の山浦一保氏。
まずは、心理的に安全な状態とはどういうことかを、提唱者であるエイミー・C・エドモンドソン教授よりまとめています。
単なるアットホームで仲良しの職場ではなく、同じ目的のためにメンバーが切磋琢磨し、対立するかもしれない意見も出して議論を交わし、良いより結果を導き出す環境であると記載されています。
また、ネットで検索しても出てこないので、Googleの『プロジェクト・アリストテレス』をもとにして山浦氏オリジナルで作成された?のかと思うのですが、p.17には図:チーム力を上げるピラミッドがあり、チー