木登のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
ミゲルがこええええ
作家さん買いです。
毎回とっても素敵なお話ですが、今作はなんとも言えない気持ちにさせられるキャラがいました。
いつも切ないな、でもハッピーエンドでよかったよぉぉぅと思うのですが、今回はミゲルがもう怖いやら哀れやらで複雑な気持ちでした。
どっかで大事な線が1本切れちゃったんでしょうねぇ。
あんな表現しかできないなんて、なんと哀れな!
ユーリが彼を自分だったかもと思うところにはもう好感しかありませんでした。
コレットも勇ましく凛々しく、芯がしっかりしていて素敵な女性でした。
ものすごく子沢山になって幸せな物語が広がってシリーズになるといいのに。
次回作も楽しみです! -
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ネタバレ 購入済み
素敵!犬が!
作家さん買いです。
素晴らしくいろんな要素のあるお話で、ほっこりも切なくもなりました。
おもしろいところもちょいちょいあって、ふふふとなったりえええと呻いたり忙しかったです。
椿のおおらかで柔軟なところが引き出された結婚生活。
詩郎さんが若干羨ましい。
そして番外編のベルがものすごく愛おしい!
なんておりこうなの!(悶)。
椿パパの頭のおかしさにはもはやビビりましたが、椿ママが自分を取り戻してくれて本当によかったです。
恐怖で支配されると色々わからなくなりますもんね。
細やかな設定もすごくよくて、いつまででも読んでいたいお話でした。
次回作も楽しみです! -
ネタバレ 購入済み
映画にしたらいいのに
試し読みでおもしろそうだったので購入しました。
買ってよかった!
とても酷い最期を迎えたヒロインのクロエが、恋人を死なせないために死に戻り奔走するお話。
クロエがとにかく素敵です。
覚悟をもった人は美しいものだなぁとしみじみ。
アランもまた恋に落ちて、少しずつ記憶を取り戻していくのですが、記憶もないうちから恋に落ちていくのが大変よいです。
キャロラインという悪役がもう清々しいほど悪くて、鼻フック喰らわしたい気分でいっぱいでした、
ラストは、和泉かねよし先生の『女王の花』を思い出して泣いてしまいました。
とてもよいお話でした。 -
ネタバレ 購入済み
悲壮感漂う序盤。
穏やかな修道院での生活。
痛みと悲しみに包まれた最期。
本質は変わらずとも、強さを纏った巻き戻り後のヒロインは魅力も増々。
因縁の相手にも勇敢に立ち向かい、悲劇を回避しようと奮闘する姿に胸が熱くなる。
読書を旅と表現するヒロインに、そして作者様に深く共感する。
その共感が歓喜に変わる結末。はぁ、凄い。 -
匿名
無料版購入済み戦争の花嫁
第二次世界大戦の頃には、この日本でもあったそうです。
兵隊に召集されたり、戦地に行くことが決まった時に、独身だった男性は一夜だけの花嫁を貰ったって。正式に籍を入れることもあれば、入籍はせずに婚約者のままで、戦死するかもしれない状況で、返ってくるかわからない夫を婚家でずっと待ってたって。
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Posted by ブクログ
ネタバレグラウンドスタッフのヒロインと副機長ヒーロー。
空港という広い場所で、すれ違い続けた二人の恋がようやく巡り合う――そんな再会愛。
最初は「便宜上の恋人」だったはずが、少しずつ心も身体も惹かれ合い、やがて彼の未来を思って身を引くヒロインの姿に胸が詰まりました。
ピルの失敗、極秘出産、そして2年半後の再会。
設定だけ見るとシリアスですが、木登先生らしく感情の流れがとても丁寧で、
“切なさの中にも希望がある”作品でした。
ヒーローは誠実で温かく、再会してからの「包み込むような愛し方」が本当に優しい。
ヒロインが抱えてきた罪悪感や孤独を、まるごと肯定するように受け止めてくれる姿が印象的でした。
彼の