あらすじ
君を抱きたくてたまらない
前世でバッドエンドを遂げた二人の、逆転幸せLOVE!
冤罪を着せられ修道院送りになった伯爵令嬢のクロエ。火傷で療養中の王太子アランと出会い、想い合うも共に不遇の死を遂げた……はずが一年半前に時が遡っていて!? アランのバッドエンドを防ごうと、城仕えをし始めたクロエ。今世では結ばれないと思い込んでいたのにアランの火傷を回避した途端、「好きだよ」と甘くキスされ情熱的に触れられて!?
感情タグBEST3
悲壮感漂う序盤。
穏やかな修道院での生活。
痛みと悲しみに包まれた最期。
本質は変わらずとも、強さを纏った巻き戻り後のヒロインは魅力も増々。
因縁の相手にも勇敢に立ち向かい、悲劇を回避しようと奮闘する姿に胸が熱くなる。
読書を旅と表現するヒロインに、そして作者様に深く共感する。
その共感が歓喜に変わる結末。はぁ、凄い。
匿名
ヒロイン
ヒロインが、一貫してアラン殿下の幸せを願っているのが感慨深いものがありました。悪役の公爵令嬢のキャロラインにも臆する事なく、立ち向かっていく姿は、とても印象的でした。ラストが、初めて読む展開で、一つの作品に3作入っているような感覚になる読み応えのある作品でした。
映画にしたらいいのに
試し読みでおもしろそうだったので購入しました。
買ってよかった!
とても酷い最期を迎えたヒロインのクロエが、恋人を死なせないために死に戻り奔走するお話。
クロエがとにかく素敵です。
覚悟をもった人は美しいものだなぁとしみじみ。
アランもまた恋に落ちて、少しずつ記憶を取り戻していくのですが、記憶もないうちから恋に落ちていくのが大変よいです。
キャロラインという悪役がもう清々しいほど悪くて、鼻フック喰らわしたい気分でいっぱいでした、
ラストは、和泉かねよし先生の『女王の花』を思い出して泣いてしまいました。
とてもよいお話でした。
しっかりしてました
ヒロインは冤罪で牢に入れられ死ぬほどの思いをし、家を出され修道院に身を寄せます。そこで少し前に火事で重傷を負った王太子のお世話をすることになります。そして近付く2人の距離。思いを伝え合って両思いになり体も結ばれます。色々あり二人は亡くなってしまうのですが、ヒロインが気づいたときには時が少し巻き戻っていました。今なら王太子を救えるかもしれないと奮闘するヒロイン。しかしヒーローにはヒロインの記憶はなく、という始めは少し切ないストーリーです。最終的には再び結ばれるのですが、巻き戻り前の人生がきちんと描かれていたので、何故巻き戻ったか?など固執することなく素直に読めました。巻き戻り前は辛い道を歩んだヒロインですがそれさえも報われるラストでした。