れもんのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
魔法の使い方が変わっているアルの冒険譚。
ゴブリンから手に入れたボタン型のマジックバックを解析し、移送呪文を利用したものであることが判明。
移送先の倉庫の様子を見に行き、遺跡らしき倉庫区画を探索。シロケナガボンゴを討伐。
チャニング村の川向うにゴブリンらとラミアが鉱山で鍛冶をしているのを発見。
アルは国境都市パーカーの近く、セネット男爵領の死の川上流に土地をもらう。
そこでサラマンダーのサーリと出会う。契約者のアイネスは30年ほど前にいなくなったらしい。
レビ会長を護衛して領都へ、神殿でオーソンの足の治療をしてもらう。
シルベスター王国第二王子セオドア、セレナ、セネット男爵らは使節団としてダガ -
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なんだか自分の趣味と合いそうでなんとなく読みはじめる
良かった
なんか話のつくりが渋い
設定がそれなりに作り込まれている感じ
絵師さんのも、それを受けて派手にならない
だからと言ってチートじゃないかどうかは分からない
もらったペンダントの秘密とか、いろいろありそうな気がする
利発なので、得られた条件と情報を上手く使い研鑽を積んできたという流れ
まだ強くはない
でもいずれ「おかしく」なっていくのだろう
続き気になる -
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素朴なファンタジー
素朴なファンタジー
3巻まで読了、原作未読
なろう的な異世界転生やゲーム世界要素がないのでなんとなく懐かしい感じの中世風ファンタジーです
魔法の習得にえらく費用や時間がかかったり、生活感のある冒険者や街の人の暮らしや匂いが
これまた素朴なタッチでしっかりと描かれているのが好感が持てます。
1巻を久々に読むと序盤は結構殺伐としてますね…素朴ながら人が結構簡単に死ぬし周りも過剰に反応しないあたりが魅力的です
主人公のアルくんの自己評価が低すぎるのと周りからも雑な扱いを結構受けるのがちょっと引っかかるところではあるのですが
アルくんの凄さと周囲の認識のギャップを楽しむものだと思えばそれはそれで楽 -
無料版購入済み
今時のラノベっぽくない良作
理由は不明ながらも、魔法について特別な力を得た主人公アルのお話。
特別な力といっても、よくある異世界転生ものみたいな青天井無双ではなく、魔法の習得もかなり控えめです。
無双系みたいな爆発力は無い分、控えめな本作は続きも期待できそうです。
文章も上手いです。描写や説明と本筋の展開部分のバランスが良く、読みやすいけど淡白過ぎない、という印象です。
人物描写、設定などがしっかりしていて、リアリティがあり、人物も魅力的です。
気になったら、とりあえず読んでみて良いと思います。 -
ネタバレ 購入済み
プラスとマイナスがある
お金があれば魔導書を買いあさり、使える魔法が日に日に増えて成長していくというのは好きな部類
他の人とは違う魔法の使い方で主人公が認められる。とてもいい
だけど、なんだか熱を感じないというか。
私が編集者などの専門家じゃないのでその原因はわからないが、登場人物が多すぎて思い入れがないキャラばかりだからなのか、物語の展開があっちこっち行き過ぎなのか……
私は本を読むときには展開や登場人物をメモしながら読んでいるんだけど、2巻の時点で60人以上のネームドキャラクターが出てきている。幼少期に出会った大人とか、2巻で出てきた偉そうな魔術師とか。話や騒動などが発生しそうなのにあっという間にフェードア -
ネタバレ
1-2巻を読んで
1-2合本版を購入、やっと読み終わり。
魔法の覚え方が独特でおもしろかった。魔法の書物を手に入れても研究が必要っていう。
あとはアルが持っているアシスタントデバイスが魔法と科学が合わさってる感じでこれもおもしろかった。
ただ、読んでて引きずり込まれる様な感じはなく、なんだか読むのに体力がいる…なんでだろう…文章量が多いのは苦じゃないんだけどな。
いちばん面白かったのは1巻の「木箱の中身」付近。魔法でできることできないこと、縛りがあったりハラハラする部分もあって楽しかった。他はあんまり覚えてない。
キャラクターが主人公は少し味付けがあるけど他がわりとみんな「普通」で、地に足つけてる感はあるんだけ -
Posted by ブクログ
魔法を勉強したまま、覚えたままに使うのではなく、活用の仕方や発動の仕組みの改良などをして、他の魔法使いとは違う活躍をするアル。
面白いとは思ったけれど、魅力的かといえばそうは感じないし、物語への没入感もいまいちだった。
オイルランプの暗さや、馬車の乗り心地の悪さや、階級差や魔法使いという才能を必要とされる職の特権意識など、地の文で説明はあるけど、あくまで「説明」といった感じで、キャラクターの心情とシンクロして理不尽を感じたり、不便に感じたり、納得がいかなかったりといった気持ちの揺れがなく、
「ふーん、そうなんだね」
「ああ、そう」
というような捉え方しかできなかった。私の感受性が良くないのか