あらすじ
【電子書籍限定書き下ろしSS】&【sime先生描き下ろしイラストとサイン】付き!
「呪文の書【魔法習得の古文書】が
僕を呼んでいる!」
古代知識で「ゴミ魔法」を「最強魔法」へ!
謙虚堅実な少年が“古より今を創る”王道ロードファンタジー!
コミカライズも発売同時連載!
書き下ろし番外編「壊れた荷馬車」
【あらすじ】
貧しい領主の三男坊アルは、魔法に大夢中──だけど、お金がない! 安い不人気の呪文の書(魔術習得を可能とする古文書)を手に入れ、独自の工夫で研鑽を積む日々。もっと多くの“書”を買い集めるため、“冒険者”となった彼は、仲間の救出で訪れた遺跡で、偶然にも秘された太古の大賢者・テンペストの墓を見つけることに。そこで出会ったのは、自我を持った魔道具【アシスタントデバイス】だった!? 図らずして得た古代文明の知識と有り余る情熱で、噴射【スプレー】や鈍感【スロウ】、知覚強化【センソリーブースト】等の役立たずな術を、次々と強力な技へと昇華! やがては国々の動乱をも収める、王国一の大魔法使いへと成長してゆく。 謙虚堅実な少年が“古より今を創る”王道ロードファンタジー!
著者について
●れもん
ネット上でファンタジー作品を書いています。やさしい読者さんや編集さんから応援やご指摘をたくさん頂き、なんとか本を出すことが出来ました。よろしくお願いします。
●sime
イラストを担当させていただきましたsimeと申します。
アルの冒険がどうなるのか、今からとても楽しみです!
主人公たち以外ではバーバラさんが推しキャラです。頼りになって包容力もあって、強い! 素敵!
今回は挿絵には登場しませんが、いつかバーバラさんを描けたら良いなぁと密かに思っています。
感情タグBEST3
今時のラノベっぽくない良作
理由は不明ながらも、魔法について特別な力を得た主人公アルのお話。
特別な力といっても、よくある異世界転生ものみたいな青天井無双ではなく、魔法の習得もかなり控えめです。
無双系みたいな爆発力は無い分、控えめな本作は続きも期待できそうです。
文章も上手いです。描写や説明と本筋の展開部分のバランスが良く、読みやすいけど淡白過ぎない、という印象です。
人物描写、設定などがしっかりしていて、リアリティがあり、人物も魅力的です。
気になったら、とりあえず読んでみて良いと思います。
Posted by ブクログ
他の人とはちょっと違う魔法を使うアルフレッド。
チャニング村を出て、辺境都市レスターや辺境の開拓村で活躍。
友人のナレシュや冒険者仲間のオーソン、テンペストのアシスタントのマラキ、テンペスト王国のパトリシア姫、ジョアンナ女騎士。
辺境冒険もの。アルの魔法はだいぶ凄い。
Posted by ブクログ
魔法を勉強したまま、覚えたままに使うのではなく、活用の仕方や発動の仕組みの改良などをして、他の魔法使いとは違う活躍をするアル。
面白いとは思ったけれど、魅力的かといえばそうは感じないし、物語への没入感もいまいちだった。
オイルランプの暗さや、馬車の乗り心地の悪さや、階級差や魔法使いという才能を必要とされる職の特権意識など、地の文で説明はあるけど、あくまで「説明」といった感じで、キャラクターの心情とシンクロして理不尽を感じたり、不便に感じたり、納得がいかなかったりといった気持ちの揺れがなく、
「ふーん、そうなんだね」
「ああ、そう」
というような捉え方しかできなかった。私の感受性が良くないのか、読解力が低いのか、地の文からは「説明」「解説」の枠を抜けた感情の揺れや、感動はなく、キャラクターの喋り方も誰が誰やらというか、誰が喋っても一本調子で平坦といった印象。
世界観やアルの立ち位置とか、そういったものは面白いとは思うのだけど、ワクワクできない、物語の中に入り込めないし、キャラクターに寄り添えない。文章の問題なのかな?
今の所、次の巻は買わないかな?
1-2巻を読んで
1-2合本版を購入、やっと読み終わり。
魔法の覚え方が独特でおもしろかった。魔法の書物を手に入れても研究が必要っていう。
あとはアルが持っているアシスタントデバイスが魔法と科学が合わさってる感じでこれもおもしろかった。
ただ、読んでて引きずり込まれる様な感じはなく、なんだか読むのに体力がいる…なんでだろう…文章量が多いのは苦じゃないんだけどな。
いちばん面白かったのは1巻の「木箱の中身」付近。魔法でできることできないこと、縛りがあったりハラハラする部分もあって楽しかった。他はあんまり覚えてない。
キャラクターが主人公は少し味付けがあるけど他がわりとみんな「普通」で、地に足つけてる感はあるんだけどちょっと飽きるというか。
2巻後半でパトリシアを連れ出すだなんだのあたり、アル本人の考えよりアシスタントデバイスや周りの意見に流されまくってるように見えてしまってなんだかな。
このあたり、いち冒険者に亡国の姫を周りがよってたかって押し付けてるような感じでストレスだった。パトリシアが苦手になるくらいに。
でもってアシスタントデバイスの「アリュ」呼びがどうもゾワゾワくるので(実際の年端もいかない妹で数年限定ならともかくデバイスだとずっとこれ?って気持ち)ここで読了。