エリー・グリフィスのレビュー一覧

  • 見知らぬ人

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    表紙に引っ張られてるってのもあるけど、ずっとなんか暗い
    視点が変わるたびに時系列が行って戻ってするのがちょっとめんどくさいかも?

    作中作がオチも含めてゾクゾクする出来で、全体の評価に+1個。

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    2022年03月16日
  • 見知らぬ人

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    作中作の見立て殺人ミステリー。パートごとに視点が変わり、間にうち一人の日記と怪奇小説「見知らぬ人」が挟まれる。情報量が多い割には読みやすいのは流石と言える。
    全体的に靄がかった感じが怪しくて良。続編があるみたいなので、翻訳希望!

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    2022年02月18日
  • 小路の奥の死

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    由緒あるロンドンのマナーパーク校の同窓会での殺人事件を発端にさらに次の事件が起こる。出身者は俳優やアーティスト等著名人が多い。共通点は21年前の生徒の死亡事故の目撃者達。それぞれの視点で犯人と疑われる人物に迫る。丁寧な描写が読ませてくれるが、明かされた犯人に驚いた。

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    2025年12月03日
  • 見知らぬ人

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    結末まではまぁ面白かった。

    人の日記を読む、その日記に書き込みをする。警察を翻弄する犯罪もやってのける。
    その間も誰からもノーマークで、何食わぬ顔で生活を続けている。

    犯罪者としてレベル高い、そんな人物が
    なんで最後に、あの行動なのか?

    今までたくさんチャンスがあったのに、どうしてあの家まで来たのか、必然性が無いように思えた。

    警察の行動もイマイチ。
    保護対象を避難させる際も、駅で見送るだけで現地での到着を確認しない。道中、普通誰か付いていくだろう。

    犯人はこの人物しかいない!と思いながら読んでいたが、動機がまったく分からなかった。
    最後の展開がけっこう雑で残念。

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    2025年07月07日
  • 窓辺の愛書家

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    推理作家の生き字引、高齢者向け共同住宅で暮らす90歳のペギー!
    彼女は「殺人コンサルト」と名乗り、売れっ子犯罪作家たちの執筆に協力してきた
    ところが部屋から死体となったペギーが発見される
    介護士でウクライナ出身のナルタカはその死を不審に思い、刑事のハービンダー、BBCの元テレビプロデューサーのエドウィン、元修道士でカフェのオーナーのベネディクトと共に真相を探り始める…

    まず登場人物が多く、視点が複数のため、3分の1くらいまでは人物確認でページを行ったり来たり…
    ティモシー・シャラメは『わたしの彼はヴァンパイア』なんて作品に出演してたっけ?っと慌て調べてみたり…(笑)
    ストーリーにはあまり大き

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    2025年03月24日
  • 窓辺の愛書家

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    ネタバレ

    好きなところ
    主人公のハービンダーが、時に脇役になったり、傍観者になる(でしゃばらない!頭も良い!)
    登場人物が魅力的(シリーズ通して)
    いつも犬が大活躍

    ここがあんまり、、、なところ
    前作ですごく好きだったゴシックミステリ作中作をなくしてしまった
    推理小説として淡白

    前作の作中作『見知らぬ人』がすごく好きだったから、作中作のタイトルでシリーズ化するのかと思ってた…。ホロヴィッツが今現在その手法でシリーズ化してるからなのか…。でもゴシックミステリの短編っていう点で差別化出来てるし、個人的に本当に好きだったから勿体ない。『断食して神に感謝せよ』とか概要だけでも面白そうだったし、タイトルも良い

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    2024年09月29日
  • 見知らぬ人

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    ネタバレ

    おもしろいはおもしろいんだけど犯人の動機をきいてもなんかあんまり納得感が得られなかった...
    クレアに惚れ込んで、近づくためにその娘と付き合うってなかなかに気持ち悪い行動なんだけど、それをされたジョージーが彼を許さなくちゃってなっているのも私の感覚したらよくわからない。許さなくていいよそんな男。

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    2024年07月30日
  • 見知らぬ人

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    ネタバレ

    ホランドの見知らぬ人のどこがホラーなのか分からない?
    語り部が、犯人なの?
    何故、肝試しをした人と立会人が次々と死ぬの?
    意味が分からない?

    そして肝心の本編も3分の2位、詰まらない。
    解説にも有るけど、事件の進行が遅い。我慢して読んで最後の犯人も、意外と言えば意外だけど、この結末に導くなら誰でもが犯人になれたんじゃない?
    つまり、作者の胸三寸で、無理矢理に犯人を作っているような不自然さを感じてしまうんだよね。
    だいたい、人を雇うのに個人情報をきちんと確認しないって、あり?
    なんか、釈然としなかったな。

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    2024年05月05日
  • 見知らぬ人

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    久々に当たりというか、読んでてイライラしない作品だった。いつものように9割近く最後の方になっていきなりネタバレするんですが、それもよし、って感じで。人物の心の描写が的確で、もやもやしなかった。100パーいじわるな人間なんていないし、その日の午前と午後では機嫌が違ったり、周囲の人間の影響されてたりとか、そういう繊細な流れの描写が上手だなーと思いました。
    ミステリーとしては特に普通

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    2024年03月29日
  • 窓辺の愛書家

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    高齢者向け共同住宅に住む
    90才のペギーは自然死したと思われた。
    担当介護士のナタルカは違和感を感じて
    刑事のハービンダーに相談するが
    事件としては扱ってもらえない。

    そこで彼女は、なじみのカフェ店員ベニーと
    同じ施設に住むペギーの友人
    エドウィンとともに調べることにする。
    実はペギーは推理小説マニアで
    ミステリ作家にアイデアをさずけたりしていた。
    その作家のひとりに話を聞いたところ
    彼は殺されてしまい…。

    単純なミステリとしてもおもしろいけど
    ハービンダーやエドウィンはLGBTで
    元修道士のベニーは信仰に悩み
    ナタルカはウクライナ出身と
    それぞれのキャラの抱える問題が
    事件にどう関わって

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    2023年07月20日
  • 窓辺の愛書家

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    ミステリとしては微妙。推理とかトリックを求めるものではなく、情報を順番に公開していって自動的に結論が出る昨今のヨーロッパのミステリによくあるタイプ。登場人物の多くがひねくれていてイギリスっぽいなと思いながら読んだが、途中から本筋とは関係ない彼らの心情描写がノイズに感じ始める。国際情勢、出版界、人種的、性的マイノリティ、などかなり幅広い要素を含むので事件に集中できないところもある。ただ最後には事件をともに経過してきた彼らの変化やこれからの関係にほっこりする部分もあった。この作者の作品は初めて読んだのでどのような作風なのかはわからないが少なくとも今作は事件よりもそれを取り巻く人間関係、イギリスの風

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    2023年07月08日
  • 見知らぬ人

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    ネタバレ

    勝手に読みにくそうと先入観を抱いていたが、とても読みやすかった!事件とは関係のない描写(登場人物たちの生活や思いなど)が多かったが、それが逆に物語に深みを増していたと思う。(私の大好きなクリスマスに少女は還る、に似ている)犯人は、確かに予想もつかない人物だった。が、犯行理由や逮捕されてからの部分はあまり描かれておらず、フーダニットに重きを置いているわりに人物像が掴めなくてそこが少し残念だった。 
    ホランドと【見知らぬ人】というサイドストーリーも物語に雰囲気を醸し出していて良かった。最初、ホランドは実在の人物かと思って調べたら、架空の人物だった。そのくらいリアルだった。

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    2023年06月19日
  • 見知らぬ人

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    ☆3.5
    犯人や犯行動機はうーん?と思ったものの、さまざまな年齢・立場の女性たちの生活っぷりや身近にある階級社会の描き方がよかった。
    私は皆さんの感想と違ってハービンダーは苦手(攻撃的すぎる)、クレアが好きです。
    さまざまな部屋の描写やティーンの背伸びした感じがなんともいえないイギリスっぽさを醸し出していた。アメリカだったらもっと危険なティーン生活だと思う笑

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    2023年04月26日
  • 窓辺の愛書家

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    ネタバレ

    高齢者向け共同住宅”シービュー・コート”に住む本好きの老婦人ペギー・スミスが亡くなった。

    第一発見者のウクライナ出身介護者ナタルカは、ペギーの名刺に記されていた”殺人コンサルタント”の肩書、ペギーが保有していた本の数多くに彼女への献辞が添えられていることに不審な臭いをかぎ取り、ハービンダー部長刑事(前作『見知らぬ人』でも事件を解決に導いた、同性愛者で実家暮らしのシーク教徒女性刑事)に相談に行く。
    決しておざなりに扱われたわけではないけれど、ナタルカは好奇心の膨らみを抑えきれず、ペギーの友人で75歳を越える老紳士エドウィンと、元修道士という異例の経歴を持つ皆の行きつけのコーヒーハウスのオーナー

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    2023年02月25日
  • 窓辺の愛書家

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    推理作家に殺しのアイデアを提供していたミステリ好きの老婦人がアームチェア・ディテクティブになる…かと思ったら、最初に殺されるんかーい。
    謎を解くのはウクライナ美女のその介護士、仲良しだったゲイの老紳士、修道士上がりのシャイなカフェ店主というおかしなトリオ。捜査担当はインド系女性と、いろいろマイノリティで個性豊かな人々の活躍ぶりが楽しい。わりかしミスリードもうまかったし。楽しめましたわ

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    2023年02月19日
  • 窓辺の愛書家

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    ネタバレ

    ハービンダー・カーシリーズ2作目。
    重苦しく暗い雰囲気だった1作目からかなり文章の雰囲気が変わった感じ。
    ミステリーとしてはちょっと中途半端な気もするが、前作よりはこちらの方が良かった。

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    2022年12月04日
  • 窓辺の愛書家

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    続編出たんだ、と手に取りました。
    読んでいて、残り1/4ぐらいになっても事件の全容がつかめてない感じがすごいな、と。色々な人の思惑があったりなかったりするからなんだろうか。

    すべてにおいてマイナーというしかないハーベンダー(だったかな)警部(?)が、さまざまな人の助けというか話を聞きながら前進していく感じが良いなぁ。そしてお母さんの料理が美味しそう。うらやましい限り。

    個人的には、他の人と違ってなんであの作家だけは不安に思わないんだろうな、とは思いました。作中取り上げられた作品、読んでみたいなと思ったらそれはフィクションだったんですね… でも黄金期の作家、もう一度読み返してみようかな~

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    2022年11月24日
  • 窓辺の愛書家

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    死んだ老婦人を取り巻く色々な登場人物の思いが丁寧に書かれていて、それがじわじわと犯人を追い詰める様子がゾワッとした。本が好きな方なら作中沢山散りばめられる作家の名前にも楽しみを見いだすと思う。

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    2022年09月16日
  • 見知らぬ人

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    ネタバレ

    ホラー短編小説家の旧邸宅の学校で起こる殺人事件。
    主人公?、刑事、主人公の娘の3人の視点が切り替わりながら物語が進んでいくのは面白かった。
    もう少しホラー小説と絡んでいくのかと思ったが、少し残念。動機もちょっと納得いかない。
    あとがきを読むとこの作者には別にメイン?のシリーズ物があるようで、未訳みたいだが、そちらも読んでみたい。

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    2022年07月25日
  • 見知らぬ人

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    面白かった!と言えば、★4でもいいんだけど・・・
    翻訳が読みづらかったし、そういう意味でぐいぐい来なかった。推理小説だからね。最後の追い詰め方なんか、途中までのわくわく感からすると、物足りなかった。
    けど、語り手がくるくる変わって、その語り手の個性なんか面白かった。

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    2022年05月14日